澤穂希選手が引退会見で「悔いのない、やりきったサッカー人生だった。」と語っていました。

悔いなくやりきったと言い切れるのは、全力で打ち込めるものがあって、努力に見合った結果が得られた成功者の証のように感じてしまいました。

この言葉を聞いて、私は悔いなくやりきったと言いきれることがあったかしらと疑問に思いました。

おそらく、ないと思います。

自分では精一杯やったつもりでも、その結果に納得できないことが多々ありました。

精一杯やったという過程よりも結果にとらわれて、満足できていなかったように思います。

もっとやれたはず、もっとこうすれば良かったと悔やんでばかりでした。

以前の私は完璧主義でした。

完璧主義の方が全力で悔いなくやり遂げられる気がしていましたが、逆に悔いを残すことが多かった気がします。

完璧主義だと物事に白黒つけがちで、0か100かみたいな基準になり、苦しくなります。

100点満点の成功でないと、全て失敗に感じてしまいます。

仕事でも遊びでも人間関係でも、100%完璧とか、100%満足なんてあり得ません。

人生で思い通りになる事なんてほとんどないのに、つい勝手に描いた結果を求めてしまいます。

やり遂げられなくても、不満の残る結果だったとても、いい意味で妥協するしかありません。

自分を納得させて、悔やんでばかりいないで前に進むしかありません。

グレーを認めて、70%や70点でOKと思うことで、すごく楽になれます。

結果はコントロールできませんが、自分の心持ちは変えていくことができます。

満足感が達成感に繋がると思います。

志は高く、夢は大きく。

納得や満足のハードルは下げておきたいです。

「悔いなくやりきった」と言えるような、打ち込める何かを見つけたいです☆