韓国で一番食べたかったのは薬膳の代名詞、サムゲタンでした。

江南にあるノニョンサムゲタンでいただきました。

サムゲタン以外にもお粥や鶏肉料理など、いろいろなメニューがありました。

初志貫徹でサムゲタンと朝鮮人参の天ぷらを注文しました。

まずはつきだしが登場。

にんにく、玉ねぎ、青唐辛子、コチュジャン、カクテキ。

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ポリポリ食べていると、すぐにサムゲタンが登場。

グツグツと煮立った状態、鶏が丸々1羽、松の実、期待が高まるビジュアルです。

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新鮮な若鶏を使用していて、鶏は柔らかく簡単にほぐれました。

スープは透明に澄んでいてあっさり。

かなりあっさりなので、小皿の粗塩をつけて食べました。

鶏の中には朝鮮人参、ナツメ、甘栗、銀杏、たっぷりのもち米が入っていました。

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韓方食材がもっと入っていて、薬膳の風味がもっとある方が嬉しいなと思いました。

もち米の量が多くて、タッカンマリ+カルグクスよりもボリュームがありました。

薬膳のエキスが出ているスープもしっかり飲んだので、ものすごく満腹になりました。

天ぷらもすぐに来ました。

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なぜか蜂蜜とシナモンと砕いたクルミがついてきて、蜂蜜をつけてからシナモンとクルミをつけて食べるようにとのこと。

日本人感覚では天ぷらに蜂蜜とは、かなり斬新な組合わせに感じました。

まずはお店の方に言われた通りに食べてみました。

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天ぷらといってもサクサクカラッとした衣ではなくフリッター風で、おやつ感覚ならこの食べ方もアリかなと思いました。

煮込んだ朝鮮人参は柔らかくて甘みがあるのですが、天ぷらだと歯応えがあり、ほんのり苦味がありました。

苦味を消すための蜂蜜なのかもしれませんが、野菜の苦味を蜂蜜で制するという発想が大胆です。
せっかくの苦味や風味を消したくなかったので、サムゲタン用の粗塩でいただきました。

郷に行っては郷に従う派ですが、天ぷらには塩の方が合うと思いました。

サムゲタンは15000W、朝鮮人参の天ぷらは2人前でW。

1人分の朝鮮人参とサムゲタンのセットは19000Wでした。

サムゲタンはもち米が多くてかなりボリュームがあるので、天ぷらは1人分で十分かと思います。

駅からは10分くらいで少し遠いのですが、24時間営業されていているので使い勝手が良いお店です。

朝ゴハンでもブランチでも遅めのランチでも早めの夜ゴハンでも深夜でも、並ばすに入れる所がいいです。

行列ができている土俗村は観光客が多いので敬遠していましたが、そちらは濃厚なスープのようなので次回は行ってみたいです。

ノニョンサムゲタンは観光客どころか日本人もいなくて、韓国人のお客さんだけでした。

場所柄なのか芸能人の方が良く来るそうですが、高級店ではないので薬膳を気軽に食べられます。

韓国ではサムゲタンを夏に食べるそうですが、寒い時にハフハフして食べるのが好きです。

満腹を越えるほど食べてしまいましたが、胃もたれすることはなくて消化も良かったです。

熱々のスープと韓方食材で温まりましたし、体の中から健康にしてもらってありがたい気持ちになりました。

ソウルは極寒で屋外も室内もオンドルで乾燥していましたが、サムゲタン効果で肌は乾燥しませんでした。

夏でも冬でも、毎週でも食べたいです☆

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