今日、出勤前に奥さんと下の二人の子供たちが出かけるというので、二階の自室にあるベランダからお見送りしようとサッシを開けた瞬間、『ジ…』という音とも声ともつかないものが耳に入ってきたかと思うと、鼻先をかすめて何かが落ちていった。そして、何事かと視線を落としたおれは「あ、ゴメンゴメン。びっくりした?」
落ちてきたのはセミだった。どうやら、突然姿を現したニンゲンなるものに驚き、足をすべらせた(?)らしい。
足下のセミはジタバタするでもなく、ジッとしている。元気がないのか、はたまた気配を消そうとしているのか…。
当然、捕まえる気もなければ、殺生する気もない。
長い長い間暗い場所で過ごし、やっと明るい場所に出てきてもほんのわずかしか生きられないセミ…。その、ほんの一瞬のような生涯をまっとうしてくれることを願って、そっと室内へと戻ったおれでした。
昨日、電池切れで永らく放置していた腕時計を持って時計屋さんに行った。
「すんませ~ん。電池交換お願いしま~す」と言いながら、さほど広くもない店舗に入っていくと、「はいはい~!」と言ってカウンターの向こうから時計屋のオヤジが生えてきた。『生えてきた』というのは変な表現だが、カウンターの向こう側で何かしていたらしいオヤジがひょっこり姿を現した図は、まさに『生えてきた』だった。
時計を渡すとオヤジは拡大鏡を目にはめて、文字盤の裏側をジッと見入り、
「う~ん…」
と呟いた。
もしかして、珍しい電池なのか…?などと、ほぼありえないことを考えているとオヤジが、
「これ、太陽電池やな」
と…。
しっかり光に当てて充電してくれというお言葉を頂き、そそくさと店をあとにしたのでした…ダウン
毎日暑い!
ふと思い立って、仕事帰りにコンビニへ立ち寄り、洗顔ペーパーなるものを買った。
車に戻り、さっそく中のシートを広げて顔をゴシゴシ!
「あ…、目が…目が…!」
なんつー刺激!
あとで読んでみると『ストロングミント』と書いてある。
おれはしばらく、車中で目立たないようにのたうちまわったのでした…。