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太陽が街の中に落ちていく
太陽が海の中に落ちていく
太陽が森の中に落ちていく

空は宇宙の色になっていく




その頃、誰かの朝が始まっていく









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世界は音にあふれている
誰かの足音
風の駆け抜ける音
電車の汽笛

必死に歩く君は、時々そのことを忘れてしまう
無音に思えてしまう世界にいる君
けれど、確かに音は君の周りに溢れている

君の歩む足音が、力強くなり響く






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しわくちゃな手が恥ずかしいと老婆は言う
私の手を老婆のしわくちゃな手が優しく包み込む
綺麗な手をしているねと微笑んだ

私はシワのない自分の手が恥ずかしく思えた

彼女の一つ一つ刻まれた深いシワには
どれほどの忍耐や悲しみや喜びの歴史があるのだろう

彼女の澄んだ笑顔からは想像すら出来ない
そして、彼女の手はとても暖かかった