その1から続く(本編、原作のネタバレあり)
その2では、モリミュop3の音楽と作品について考察する(長いです💦)
ピアノの広田さん
op3からの参加
最初に聴いたとき、お〰️パワフル❗と思った
力強い、生命力を感じる音✨
そのあと配信画面にチラリと映る広田さんの表情が、ものすごく豊かなことに気づいた
Twitterでも曲や場面に合わせてご自身の表情も変わるとつぶやかれていて、ミルヴァートンのときは悪人面をしているらしい😅
休憩を挟むとはいえ2時間半ピアノを引き続ける、それだけでも大変なのに、その上、役の気持ちが入り込んだらどれだけ疲弊するだろうと心配になった
ところがご本人によると、全然疲れない🎵そうで😅そのパワーに脱帽
千秋楽🎵こころの部屋🎵
泣きながら歌うウィル🎵・・・この風はどこから🎵がなかなか出ない
広田さんはじっと、じっとウィルを待っていた✨そしてウィルが歌い出し、ピアノ前に来たときに広田さんが一緒に歌っているのが見えた
毎日変わる演者たちの気持ちに寄り添う、その空気が伝わってくる
今回はポップスやジャズ、ロック系の曲が多く、それらを得意とする広田さんの存在感をまざまざと見せつけられた✨
バイオリンの周雅くん
op1からの続投
もう一人のシャーリーだから😁モリミュにはなくてはならないひと✨
1幕🎵嘘か真実か🎵では🎵ど〰️ちらだ〰️⤵️🎵のときに弓でシャーリーと指(?😅)差しあったり、
2幕「一人の学生」では、シャーリーと顔を見合わせたりと息もピッタリ✨
今回はレストレードのひらめきにも加担し、開幕前にお悩みだった蚊の音も見事にクリア
演奏は・・・やっぱり上手い👏んだよな
彼のバイオリンの音は非常に感情豊か👀
特に泣き(哭き)の音が秀逸
シャーリーの気持ちが音にのって、音がシャーリーの気配をつくる
2幕後半ウィルの🎵風が~ざわめく~風が~吹いてくる~🎵に被る入りが絶妙✨
優しく、少し悲しみを含んだ繊細な音にシャーリーの🎵俺は・・お前を見逃すべきか🎵が続く
また1幕終わりの🎵これは~闘いだ~🎵からの速弾き(バイオリンの奏法を知らない💦)の存在感はメインキャストの歌唱にひけをとらない
2幕🎵こころの扉🎵では透き通った軽やかな音で未来の夢と希望が紡がれる
周雅くん自身は、おしゃれ系バイオリニストを目指しているそうで😁今回も前髪メッシュを入れたり、シャーリー&ジョンに合わせてサングラスを用意したり😁
そういえばスカルのリングも自前だったな😆
そんな周雅くんはインスタライブで料理配信や、ちょっとの移動時間でも駅からのゲリラライブをしてくれる👏
演奏会にも引っ張りだこでこの先どんどん有名になるんだろう
それでもずっともう一人のシャーロックでいて欲しい✨
モリミュのピアノとバイオリンは単なる伴奏者ではなく、演者のこころのブースターであり、キャラクターの一部である✨
またモリミュは基本的に舞台装置の転換がない
同じ空間が貧民街になったり、貴族の屋敷になったり、大学の中庭になったり.・・・
音が世界の風景や空気をつくる
その意味では壮大な舞台装置でもある✨
ただすけさん作曲・西森さん作詞の楽曲について
モリミュの生命線である楽曲は、op1、2ではクラッシックを基調としたもののイメージだったが、このop3はバラエティー豊か
ジャック先生はジャズ、ミルヴァートンはロック、そしてポップス調の楽曲も多い(と感じた)
🎵ホワイトチャペルこの世の果て🎵
オープニングの娼婦たちのおとなのナンバー(かなり意味深な歌詞😁)荒んだ街の怠惰な雰囲気
最初の被害者が出たあと、空気を裂くようなバイオリンの音からの🎵まただまただよ~🎵の緊迫感へのスイッチが見事
🎵ジャック・ザ・リッパ~🎵は、キャッチーなすぐに頭の中を回るナンバー
ジャック先生の登場からのメインテーマ👏
アイリーン改めボンドはフレッドと同じパート✨仲間になったんだという実感がじわり💕
ジャック先生とパターソンは並列
ヴィランズのミルさまとアータートンは上下
関係性が示される
モリ家リビングでの🎵アイリ~ンアドラ~🎵は
op2の🎵絆🎵の転調✨ボンドとして生まれ変わり、吹っ切れた爽やかなイメージの編曲
🎵今も思い出すあの日のことを🎵ジャック先生との出会いのナンバー✨
三兄弟のハーモニーが美しい
🎵あ~僕達が~🎵勝吾ウィルのスコーンと抜ける声がすごく良い
私は三兄弟の回想の歌?😅に弱い
🎵この先僕たちだけで~🎵→号泣😭
op1でも🎵僕と~ルイスが~🎵ですぐ泣ける😅
このあとに🎵力なき弱きもの🎵たちへのレクイエムのようなナンバーが続く
ウィルを中心にモリ陣営の団結と信念が描かれる
🎵我々ヤードの🎵スタンス広く手は後ろに組んでついつい皆が歌っちゃう😁あの歌
🎵人形劇🎵はレストレードwithアンサンブルチーム
陰惨な事件をポップにアレンジ?😅したバイオリンの周雅くんも🕺ノリノリのロングナンバー
🎵謎🎵✕24ソング😅
シャーリーの謎=犯罪卿への執着と渇望
🎵ヤードを追い出せ🎵
アンサンブル男性陣の迫力あるナンバー
🎵まことの~マエストロは~🎵
🎵三人でジェームズ・モリアーティ〰️🎵くぼひでアルと一慶ルイスの声のハーモニーが素晴らしい
続いて、ジャック先生の鬼ごっこ
長い場面を統一性を持たせたままテンポよく歌い継いでいく
🎵逃がし続ける~僕らで先生を~🎵のときのウィルの声、鈴がコロコロ鳴るような独特の揺らぎ
この声がとにかく良い👏
🎵まことの音色よ響きわたれ🎵透き通るウィルの声に対し、低いルイスの声
躍動的なメロディーにのせて、兄弟の覚悟が歌われる
🎵嘘か真実か🎵犯罪卿の姿を捉えきれないシャーリーの葛藤
日を追って募っていくどうにもならないこころ
モリ家のリビングの和やかムードからの
🎵ゴルゴダへの道🎵
大聖堂のステンドグラスのようなバックにウィルを想うアルバートの悔恨の歌
🎵孤独の部屋に風が吹く🎵
孤独の部屋とあたたかく吹く風を歌う美しいナンバーだが、東京と大阪で印象がかなり変わった
🎵撫~ぜる~🎵という音が優しく美しい
🎵メディアの王🎵
前半でコナンの黒子状態(わかります?)だったミルヴァートン降臨
藤田玲=DUSTZのボーカル、現役のロックミュージシャン⚡にふさわしいナンバー
舞台中央ソファーにドンと居座り、威圧感抜群のミルさまが、共通の敵として浮かび上がってくる
🎵ホワイトチャペルの鐘の音🎵
シャ=🎵Uh~夜明~け~の~世~界
ウィ=🎵Uh~至~高の~な~ぞ~
ウィルとシャーリーが互いの歌に低い音でハモるパートがどちらも良い
ウィルはこの後🎵僕は〰️🎵アトラクション並の高低差😅
不穏な空気の中、緊迫感のあるスピーディーなこのナンバーで1幕が終わる
2幕🎵悪魔の使途は密やかに🎵
ウィルを崇拝するパターソンの忠誠心
🎵必ず彼の潔白を🎵
正義感が強く、真っ直ぐなジョンの性格をよく現す歌
🎵これが正義🎵
奈良坂アタが自己中心的でむちゃくちゃな正義を堂々と歌い上げるので、一瞬正しいんじゃないかと惑わされる歌😅
🎵こころの輪舞曲🎵
犯罪卿が書いたシナリオに踊らされていることに気づいてもどうにもならないシャーリーの苦悩と、孤独なこころに風を吹かせる探偵を求めるウィルのすれ違う心
三拍子の重唱、お互いが裏取りのようになっていてリズムが難しい〰️💦
🎵暴け悪魔の企みを🎵
ヤード内での侵入作戦✨シャーリーとボンドが一瞬、表裏一体になる
映画007のあの有名なテーマがベース?
🎵この私に〰️🎵
蛇のように執拗で執着的なミルヴァートンの絶対的な悪魔性
こんなやつに勝てんのか~😅と心配になるナンバー
🎵こころを抱いて🎵
前半は、ウィルの孤独なこころ
ウィルを想う、アルバートのルイスの、仲間のこころが
お互いを想うあまりにすれ違う
後半はウィルのこころとシャーリーのこころが互いを求め交錯する
🎵こころの扉🎵
ビルという一人の若者に託した未来をウィルとシャーリーがともに歌い上げる
爽やかな青い空、希望の光
🎵I hope / I will part2🎵
まさか、ここでこのフレーズをリピートされるとは😭
part2があるとは思っていたが、もっと後、最後の事件近くになってからだと思っていた
ウィルとシャーリー、それぞれの決意
仲間たちの想い
多くの感情がグチャグチャになって😅op4へ続く(はず)✨
各所における影コーラス
アンサンブルの皆さま✨ありがとうございます✨
西森さんの脚本・演出、モリミュという作品について
ジョンのモノローグからの入りは定番化か(そりゃそうかコナンドイル先生だもんな)
前半のテーマである🎵ジャック・ザ・リッパ~恐怖の使途🎵
同じフレーズをシャーリーとウィルの登場で揃えて歌わせたことで、同じ事件にかかわっていることが自然に浸透する
おなじみのメインテーマ🎵こ〜の地に🎵
この後、映像を巻き戻したかのようにモリ家に戻る演出が一周回ってちょっと新鮮
ボンド→大佐への足ドンも柱をうまく使って、スマートに演出されていた
ボンドといえば、大阪公演の直前、三好先生がこんなつぶやきを・・
https://twitter.com/344_hikaru/status/1427994300458045444?s=19
アニメ、舞台、ミュージカルでボンドが出揃ったので、裏設定を一つ。
— 三好 輝 (@344_hikaru) 2021年8月18日
青いタイピンやカフスを身に付けているのは、シャーロックから「お前は青が似合う」と言われたからです。(※ 原作19話)
ボンドにとってはシャロもまた自分を救ってくれた特別な存在の一人なんだと思います。#憂国のモリアーティ pic.twitter.com/F05ti5Bv0I
モリミュのせしボンは、ピンクのネクタイにターコイズブルーのタイピンとお揃いのカフスを着けている
これは原作を忠実に再現したものだが、このアイテムにこんなエピソードがついてくるとは😭
さらに、せしボンが履いている靴のソールが白っぽく、なぜ目立つ色にしたのかと思っていたが、原作を読み返すと・・・その靴・・・あった👀
ジャック先生の鬼ごっこの場面は、パネルと影武者を上手く使い、スピーディーで迫力のあるシーンを演出
ここで大佐とボンドの絆シーン=ウイスキーを手渡す場面が挿入されている
欲をいえば銀行の場面も見たかったが、カットした場面の重要なエッセンスを埋め合わせてくるのが西森マジック✨
「あの場面がない〰️」というストレスが緩和される
ウィルとルイスが偽ジャック集団のアジトに乗り込む場面で、皆大好き❤️武器交換😁
無理にでも強行してくださったプロデューサーさん✨殺陣に上手く盛り込んでくださった六本木さん✨ありがとうございます🙇
それにしても、ろっぽんさんの殺陣は当たっているように見せるのが上手い👏当たる役の白崎さん(アニキ〰️お疲れさまです😁)が上手いのもあるけど
兄さんの剣を持ったルイスの殺陣が速い(もはや一慶くんの枕詞😅)
個人的には勝吾くんの下を向いて目を伏せたところからの殺陣が静かで熱くてすごい好き❤️
こういう原作への細かいこだわりが積み重なって、強いメッセージ性を生み出すのがモリミュ
一方で、モリミュには原作にはない独自の場面も多い
シャーリーの🎵謎が~謎に~🎵や🎵嘘か!真実か!!🎵
モリミュはW主演であるが故にシャーリーの心理描写が非常に深く細かく描かれる
原作では犯罪卿が義賊である可能性に気づくところで終わっている場面が、モリミュのシャーリーは不都合な真実を暴くべきか都合の良い嘘をつくべきか、心が引きちぎられるほど葛藤する
🎵ゴルゴダへの道🎵
公演後これまた三好先生のつぶやきで、西森さんが原作担当さんからアルバートの最新エピソードを知らされていたという事実が判明👀
初見時、アルバートどうした?と思ったが9月本誌を読んだあと、なるほどそういうことならと納得😭
くぼひでアルが珍しく感情をあらわに歌う(といってもストップモーションなのでウィルにはその悔恨を直接伝えられてはいない😭)切ない場面となった
🎵孤独の部屋に風が吹く🎵
4月、西森さんがこうつぶやいたとき、誰がこの歌を予測できただろう
https://twitter.com/nishimori__hide/status/1387752907500449795?s=19
ミュージカル『憂国のモリアーティ』台本執筆中。ウィリアムの孤独を想う。もしウィリアムが、心の孤独の部屋に、同志である仲間たちを、大切に思っているが故に入れることがなかったのだとしたら…。その孤独の部屋に、ただ一人、柔らかな風を吹かせる男が現れたとしたら…。そんなことを、夢想する。
— 西森英行 (@nishimori__hide) 2021年4月29日
このときにもう歌はできていたんだろうな😅
op2まで、シャーリーを光✨と歌っていたウィルが、風?風って?西森さんのつぶやきがなかったら迷宮入りだった物件😅
東京配信を見たあとに書いた速報で、ウィルの部屋はウィル自身も開けられないのでは?と書いたが、これを見返すとウィルは自ら閉じこもったと言えそうだ
2幕は、ウィルがボンドとパターソンを動かし、冤罪事件を解決するスコットランド狂騒曲から始まる
「ボンドもきっと彼(シャーリー)を動かすでしょうね」
これも原作にはない台詞だ
これを聞いたときドキッとした
ウィルはボンドの想いに感づいている、いや共感しているのか・・・
ウィルがボンドを仲間に入れたのは、もちろん彼(彼女)がアルバートも認める高い能力の持ち主だったからなのは間違いないが、それだけではないのでは?
アイリーンはシャーリーと深い部分でつながっており、アイリーンもまたシャーリーを求めていること
ボンド=「鍵のかかった部屋にはいれなかったことはない」、シャーリー=「俺なら3秒で開けられる」どちらも”鍵のかかった部屋に入れる人間”であること
ウィルにとってアイリーン=ボンドは、自分を映す鏡であると同時に、シャーリーの面影も持つ特別な人間だったのではないか・・・というのは深読みしすぎか😅
冤罪で捕まったドワイト医師を助けたいとジョンが奮闘する🎵必ず彼の潔白を🎵
実際にコナンドイルが支援したオスカー・スレイター事件という冤罪事件(犯人の目撃情報が特徴の異なる2人などジャック事件と類似する特徴も持つ)に結びつけ、モリミュ独自の場面を作り出した
🎵こころの輪舞曲🎵
西森さん・・・まさかこんなものを持ってくるとは・・・
たしかにop1、2を観ているとき、シャーリーは気づかない間にウィルに踊らされてるな~とは思った
今回それに気づいてしまったシャーリーはずっと悩んでいた
それがこんな形で表現されるとは・・・参りました
さらにシャーリーがアータートンを「第三者」として糾弾する場面を加え、困ったアータートンがミルヴァートンに助けを請いにいく裏話を加えることで、ミルヴァートンの存在感と敵レベル(?)が上がり、藤田玲という役者の力も加わってウィルとシャーリーの二人で立ち向かわなければ倒せない”巨悪”ができあがっている
西森さんが盛り込んでくるオリジナル場面は全て原作へのオマージュを含み、どのエピソード、場面も作品に馴染み、違和感がない
登場人物の心情や葛藤を補完し、モリミュの世界を構築する欠かせない要素となっている
一人の学生
初日の前日に届いたパンフレットの最終ページを見て、息が止まった
・・・やっぱりあった・・・✨✨✨
この「一人の学生」というエピソードは、憂国のモリアーティという作品において、試験に紛れ込んだ100点満点の学生を探すというおままごとのような謎を通して、ウィルとシャーリーが未来ある若者の希望を叶えるという、一見息抜きのような異色の場面だ
しかしこれが唯一、最初で最後の二人きりの穏やかな時間
天才的な頭脳を持ち美しい世界をつくるために自らの手を汚し続ける犯罪卿と犯罪卿の謎を命に代えても手に入れようとする探偵という関係ではなく、ただの友人、普通ならこの先唯一無二の親友となるであろう相手と過ごした、一瞬だが決して忘れるこのとのできない大切な暖かい時間
この場面なくして、最後の事件に至る彼らのこころは語りきれないと思う
ウィルとシャーリーが直接言葉を交わす螺旋階段→列車→学生は二人のこころが近づいていくエンジンだ
螺旋階段と列車を丁寧に描いたモリミュは、西森さんは、何が何でも「学生」を入れてくる”必ず!”そう信じていた
アンサンブルキャストの中に若干17歳の蓮井くんの名前があったとき、キタ!とは思った
それでもパンフレットを見たとき涙が出そうになった
そしてやはりこの場面は素晴らしかった
西森さん・・・間違いない
「学生」の捜索と相談を入れ替えたことでスムーズにつなげたop3のエンディングは
🎵I hope / I will part2🎵 (仮😅)
最後🎵夜が~明~ける~🎵で全員が手を上げたあとに下ろす振り付けがある
ウィルは汚れた手を憂い、シャーリーは指輪を見つめた後、ふっ切れた表情を見せる
ミルヴァートンは二人をじっと見据えている
ウィルとシャーリーそれぞれのwillとhope
結末へ向かう二人の決意
忍び寄るミルヴァートンの影に対峙する二人
これはop4の予告に他ならない✨
これを書いていて実感するのは、西森さんが「憂国のモリアーティ」という原作を愛してやまない超オタク(褒めてますよ~)だということだ
西森さん・・・ついていきますよろしくお願いします
op4は犯人は二人までですか😅ね?
長文におつき合いくださりありがとうございました
でもまだその3に続きます🙇