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七夕さまだね にっこり  みんにゃの願いが 叶いますように キラキラ星キラキラ
 
 
 
5/25に受けた こにゃちゃんの FIP抗体価が陽性だったため
6/21の定期検査に併せて 2回目の抗体価を検査してきました。
 

 

血液検査

 ● FCoV抗体価

 

来院前に 電話で結果を訊いた際には

 「今回 400倍未満で陰性でした」

と言われていたのですが 報告書では前回と同じ 800倍でした。

#参考基準値の欄を結果と間違って伝えてしまったようです。

 
それでも前回数値から上昇しているわけではないため
FIPを発症している可能性は除外できた、と考えることにしました。
血液検査は今回で一旦終了、何か新たな症状が出たら改めて検査をする、
ということになりました。

 

 ● 蛋白分画

 

 

便検査
 ● PCR検査(外注)

FCoVを含む全ての項目が陰性でした。

 

便による PCR検査は、FIPの早期診断や補助的診断ツールとして有用とのことで

抗体検査と併せて行いました。

※糞便中のウィルス量は日々変動するため、特定のタイミングでは検出されないこともあるようです。

 

 ● 直接法(院内)

赤血球の数:数視野探して 1個見つかる程度

未消化のタンパク質:少し見えているが、ある程度はあるもの

でんぷん・脂肪滴:なし ※炭水化物と脂肪分に関しては分解できていると考えられる。

 

 以前読んだリンパ腫についての論文を読み返すと、

 「 ドライタイプのFIP は高齢猫で発症した場合にとくに IBD(あるいは消化器型リンパ腫)と類似した臨床像を呈することがあるので,時としてウイルス検査を行う必要性がある。

とありました。

 

こにゃちゃんは、食欲不振や下痢に加えて

ここ数か月で急激な体重減少があり、筋肉のふるえやふらつきが時々あります。

 

血液検査では 貧血、白血球数や好中球数の増加、リンパ球数の減少があり、

A/G比が低い状態で、リンパ種やドライタイプの FIPの症状の多くが当てはまりました。

 

もちろん、全ての症状が該当するわけではありませんでしたが、

ネットでいくつもの症例を見ても、発熱はないなど 全ての症状が当てはまらない子もいました。

 

FIPで起こる貧血も腎性貧血と同じ非再生性とのことなので、

こにゃちゃんがエポベットにあまり反応しないのは FIPだからじゃないかと考えることもできました。

 

これらのことを担当医に相談し、リンパ腫や IBDは こにゃちゃんの場合

精密検査しても確定診断ができないため、それ以外の病気で除外できるものはしておきたいという思いから

なるべく負担のない方法で検査をしてもらいました。

 

この時に担当医の提案で、猫エイズと白血病の検査もしておこうということになりましたがいずれも陰性でした。

 

抗体価検査の結果は 感染の可能性ありと出たため

一定期間経過後要再検査となった次第です。

 

ここ 1ヶ月超でこにゃちゃんの摂取カロリーは上がりましたが

体重は思うように増えてくれません。

 

T4は低値だったので甲状腺ホルモンの分泌異常からではなく、吸収不良があるのかなと思います。

 

ただ、ここのところ FT4は測っていません。

T4が低ければ FT4も低いだろうと思いますが

より正確な評価を行うために次回の血液検査ではT4だけでなく

FT4と TSHも併せて測定してもらうことにしました。