父が亡くなって、あっという間に1ヶ月が経ちました。
父を亡くしたのに毎日お気楽に過ごしている、と思われる方もいらっしゃるでしょうけど、今のところまだ父のことを思い出さない日は1日もありません。
ただ思い出すと同時に後悔ばかりが溢れてしまうので、つい現実逃避してしまいます。
それでも、亡くなって1週間が経過した頃からは、夜眠れるようになり、夜中に目が覚めてスマホの着信を確認することもなくなりました。
相続手続きだけでなく、金融機関の処理、実家の片付けなど、今はやることは山ほどあるおかげで、悲しみに暮れることなく過ごせているのだと思います。
近親者を亡くした方は、きっとみんなこんな感じの心情なのかもしれないですね![]()
用事の合間にふと立ち寄った、お気に入りの本屋『蟹ブックス』![]()
不思議と今の自分が欲している本に出会えます![]()
Instagramで紹介されていた本を買いに行ったのですが、その時に目にとまったのがコチラのタイトル『大切な人が死ぬとき〜私の後悔を緩和ケアナースに相談してみた』![]()
タイトル通り、娘である作者がお父さんを膵臓癌で亡くしますが、何年経っても後悔が消えず、緩和ケアナースに相談しに行くと言うお話を漫画化しています。
作者のお父さんも、余命宣告を受けてしばらくは元気だったけど、短期間で容態が急激に悪くなって逝ってしまいます。
私の父と同じ膵臓癌なので、自分自身とリンクする場面が多くて号泣![]()
その緩和ケアナースから聞いた、色んなケースの患者さんのお話なので、似たような境遇の方には響くと思います。
患者さん自身、そのご家族も、お辛い時は緩和ケアナースに頼っても良いのです。
私も毎日施設へ通っていた時、先が見えない状況に不安でいっぱいでしたが、気持ちに寄り添って貰えた時は心の支えになりました![]()
初めて迎えた父の月命日、そんなことを思い出しながら、久しぶりに眠れない夜を過ごしています。
※緩和ケアとは
生命を脅かす疾患を抱えた患者と家族の身体的・精神的苦痛を和らげ、生活の質を上げる医療ケア。