父は、先週金曜日の検査結果で、膵臓の腫瘍の肥大による圧迫と臓器の破裂によって、食事をしても消化できず嘔吐してしまう為、今後食事を摂ることを止められました。

なので、金曜日の朝食を最後に食事の提供はなくなりました。



病院医師から提案された今後の治療法としては、消化できない内容物をその都度鼻から吸引して取り除く。

または、点滴で栄養補給をしていく。



この二択でした。



鼻から吸引するのは、めちゃくちゃ痛かったらしく、処置室から大声で叫ぶ声が聞こえてきて

「こんな痛い思いをしたのは初めてだ!2度とやめてくれ!」

と、終わった後に怒ってグッタリしていました。

なので、これは無理バツレッド



土曜日から点滴をすることになったのですが、元々痩せた父の皮膚が薄くなったところに針を刺すのもかなり痛そうでした。



日曜日、月曜日も少し嘔吐しながらも点滴を続けたのですが、火曜日には痛みと吐き気で一日中起き上がれませんでした。



点滴の栄養は吸収されず、胃に溜まってくるとそれすら消化できずに胆汁と一緒に嘔吐してしまうそうで、かなり大量に嘔吐しました。



鼻から吸引もダメバツレッド

点滴もダメバツレッド

もう選択肢はありません悲しい



強い痛みと吐き気で辛そうだったので、在宅医療の医師に相談して、痛み止めの貼り薬をして貰いました。

強い痛み止めなので、今後は意識が混濁してきて眠っている時間が増えてくるとのこと。



「点滴を止めると、もう看取りの段階に入ります。会いたい方に会っておいたり連絡してあげてください。」



覚悟をしていったん実家に帰り、夜中に着信があるかも!?と心配しながら朝を迎え、早めに施設へ行くと



えっびっくりマークはてなマーク



ベッドに座ってテレビを観ていましたあんぐり



4日間も食べていないし、前日の大量嘔吐で更にゲッソリしてはいましたが、そんなことはスッカリ忘れて、自分の足で歩いて食堂にご飯を食べに行ったそうで、職員の方々もビックリしていました。



しかも、自分の足でトイレへ行き(まだ紙パンツでなく普通の肌着なんです)何と介助なしで入浴までしました。

もちろん動作はゆっくりなので、かなり時間はかかりますが。



戦争を経験した父の生命力と、登山で鍛えた体力に脱帽です泣き笑い



このまま回復することはないし、声も掠れて出なくなってきているけれど、もう一度元気そうな姿を見て、1日でも長く話すことができて良かったニコニコ



「おい、もう昼過ぎてるぞ!ご飯食べてきたら?」

「こんなに仕事を休んで大丈夫なのか?」

「もう暗くなるから、そろそろ帰りなさい。」



認知症なのに私たち姉妹の心配までしてくれる始末泣き笑い

50代の娘たちですが、父にとってはいつまでも子どものままなんですね。



息が荒くなりどんどん衰弱していく父を見るのは辛いけれど、痛み止めの効果で痛みが和らぎ嘔吐もなくなったので、このまま眠るように逝って欲しいと願うばかりです。



父が眠っている時間が長くなってきたので、見守りながら記録として残しています。





久しぶりに『一よし』の八丁味噌うどん。

美味しいけどしょっぱ辛いアセアセ

お腹がグーグー鳴っている父には申し訳ないけれど、食べられるうちに食べておきます。