ハンドメイド作家さんが、色々作ってみたしこの作品がお客様に買ってもらえたらいいな
という目的でネット販売やイベント出店、委託販売といろんな方法で販売をすると思います。
その中の一つに【委託販売】があると思いますが、そもそも委託販売とは?を
一緒に考えていきましょう。
委託販売とは
委託先との契約をして、作品を契約スペースに並べる、委託先が売る。
「委託先が売る」は、あくまでも「委託先のレジを通す」というのがほとんどの委託先での話ではないかな?と思います。
もちろんそうじゃないところもたくさんありますが…
●そもそもなぜ委託販売をしようとしたのか?
・在庫がたくさんあるから
・住んでいる地域ではなく遠方でも作品を知ってもらいたいから
・自宅から近く、もしくは行ける距離にあったからとりあえず
・いろんな人に作品を見てもらいたいから
色々理由はあると思います。
多分、上記の理由だけで委託先に作品を置く場合は
【委託すれば売れると思って置いたのに売れない】→【だからやめる】
という現象に陥ります。
委託販売にかかるスペース代だったり販売手数料は各委託先で異なるとは思いますが
大体はスペース代+販売手数料(もしくは手数料のみ)がかかるので、その分やはり売り上げがないとモチベーションも上がりませんし支出が増えるだけになってしまいます。
ハンドメイド作品の委託とは、作る楽しみだけでなく【売るためにどうするか】までを考えないと
なかなか売れない!というところにたどり着くのではないかと思います。
委託先ごとに客層だったり売れ筋だったりもあるので、そこはその店舗ごとに合わせて
何が売れるかを探し当てるとメキメキ売れるようになります。
ただ、探し当てるまでにあれこれ変更したり追加したり、結果が出るまでには1,2か月では
なかなか探り当てられないのではないかなと思います。
季節ごとに強い作風や素材もあるのでそのあたりがヒットすればその強みを知り、
弱点も知ることができます。
「置いておけば売れるだろう」ではよほどの作品の珍しさや個性がないと難しいのではないかと
個人的な経験と、店頭で見ていても感じます。
(もちろん売れる人は何もしなくても売れますがごく稀です)
委託販売をするには、【作って置いたら終わり】ではなく【売る努力】までがセットです。
以上を踏まえて
↓
Mimyでの委託販売について
●Mimyの販売方法
Mimyは通信販売をメインとしておらず、SNSにアップした作品が気になれば問い合わせ
というスタンスで、店頭売りをメインとしています。
今の世の中ネット販売が主流なのかもしれませんが、ネット販売は個人でできるので
あくまでも店頭で実際に手に取ってサイズ感や重さ、写真では見えない部分まで
しっかりと見ていただいたうえで購入していただく、という方法に重きをおいています。
もちろん作家様自身がネット販売をしている場合にはそちらから購入して頂く方が
手数料やお客様とのやり取りなどの面ではベストだと思っています。
ちなみにオーナーも店主もネット依存ぎみのオタクです。
ですがあえてネット販売をしていません。
そこは個人で頑張っている作家さんの手助け程度ですがSNSをうまく使ってもらえれば
店舗アカウントでMimyのフォロワーさんにアピールもできるのでうまく利用してくださいね。
●売るには?
商品化した作品をただ並べてお客様に見ていただくだけではなく
POPやパッケージング、一つ一つの作品の説明書きなどで、お客様にいかに見てもらうか、
作品についての意図を理解してもらって手に取ってもらうかを試行錯誤されている作家さんとは
密にやり取りをしています。
普段から作品についての相談だったり、お客様からの要望だったり、こういうことは出来る?
というやり取りもしますが、育児相談だったり、趣味の話やほんとにどうでもいい話でも
盛り上がったりします。
そういった日常会話の中から私はその作家さんのできることや作品へのこだわり、思いを聞いて
販売時にその作家さんの作品を見ていらっしゃるお客様へアピールします。
今こういう思いで作ってて、いずれはこうなりたい!と熱く語ってくださる作家さんも
いらっしゃいます。
そうなればうちにできることはなんだろう、となり、じゃあ今後はこうしてみよう、と一緒に
成長できるのではないかなと思っています。
Mimyとしてはどんどん提案をしてほしいので、作家さんが【Mimyを使って何かできないか】
随時お待ちしております。
●店主を使え!
作家さんって一人で作ってると自分だけの固定観念でここはこうじゃないと…となることが
ありませんか?
誰かに相談したい…という時があれば、店主~これどう思う?と相談してみてください。
個人的にですが感想だったり、お客様からの要望だったりを伝えています。
何かひらめいたり違う発想ができたりするかもしれません。
ひとつ前に書いたように、情報を私に流すとそれを販売時にお客様へアピールできます。
POPでは書ききれないことや、作家さんの思い、かかった時間等からお客様との話が盛り上がり
その情報によって購入に至るケースもあります。
うまく店主を使ってくださいね!