この日を何年待ちわびたことでしょう。
奥深い海外ドラマの世界があることを、アメリカにはこんなにも上質なドラマがある、尊敬すべき脚本家がいるということを教えてくれた「The Practice」 。
最初は、こんなに本格的な刑事裁判ドラマで人気があるとは本当なのかと、最初見た時は半信半疑でしたが、時が経つほど、その名答弁の数々に心打たれ、いつしかデヴィド・E・ケリーのような物書きになりたいと、英語の勉強を始め、法律を見直し、Blogを始め、、、と夢を見つけて始めた自分がいました。
そんな「The Practice」がファイナルを迎えて早数年。
スピンアウトドラマが出来るということだけで嬉しかったのですが、それを日本で見ることが出来る日が来るとは。
そのニュースを聞いたときの私の感動は、どんな文章でも表せないと思います。
何せ心の師匠であるデビッド・E・ケリーが現在唯一手がけているドラマを鑑賞することができるのですから。
と、思い入れはこのくらいにして、「Boston Legal」 の初回放送。
どきどきしながら、テレビの前で、姿勢を正してスイッチオン。
「The Practice」より軽いタッチのドラマですよーとアメリカ在住のジョウさん から情報をいただいていたので、どんなんだろう??とわくわくする反面、アリー街道まっしぐらだったらどうしよう??(アリーもデビッドの作品なので。)と不安に思っていました。
が、全然心配無用でございました!!
確かに、「The Practice」の重厚感はほとんどなく、どっちかといえば、「アリー・マイラブ」をさらにスタイリッシュにした感じで、扱う事件もアリーに似たものもあります。
しかし、やはり「The Practice」のスピンオフなだけに、きちんと法律的な論議もするし、答弁の秀逸さは引き継がれています。
今回、主人公であるアラン・ショア(ジェイムス・スペイダー/本役で2年連続エミー賞主演男優賞受賞。最初は、「The Practice」で同役を演じたときに受賞した。)が弁護するのは、黒人の女の子。
有名なミュージカル「アニー」のオーディションに黒人だからといって落とされて告訴するのです。
どう考えても正当論では勝ち目のない裁判。
主人公を選ぶのは制作陣の自由であるからです。
しかし、事務所の所長デニー・クレインの主張は異なります。
「いつでも帽子からウサギを出せ!それが法律においても人生においても大事なことだ」と。
とはいえ、アランは案の定、次の日、法廷で大苦戦。
敗訴が下る直前に、法廷へ黒人の指導者が現れ、名演説を振るうのです。
「アニーが白人でなければいけないというのは50年前に作られた外見。
明日ではなく今日を明日にしよう。
黒人のスパイダーマン、黒人のアニーを明日ではなく、今日生み出すのだ!
明日では遅いのだ、今日生み出すのだ!」
法廷は拍手の嵐。
アランは和解で勝利を手にし、女の子は週末のアニーの代役とお昼の公演に出演することが可能となります。
指導者は帰りがけアランの耳元で
「これがウサギさ」
とつぶやいて去ります。
なるほど、デニー・クレイン、やってくれますよー♪
確かに、差別がないというのであれば、黒人のアニーがいても、スパイダーマンがいても問題はないはず。
しかし、現実の世界はどうでしょう?
オスカーを黒人が受賞したといって騒いだのがつい最近の話。
黒人の大統領が出たのも「24」の中だけの話。
まだまだ差別のない世の中とは言えません。
日本もそれをいえば同じこと。
まだまだ様々なところで差別を感じている方々は多いのではないでしょうか?
私はそんな風に日々の忙しさに紛れて、忘れてしまいそうな問題を考えさせてくれる、ドラマが大好きです。
「The Practice」がそうだったように、この「Boston Legal」もその良さを十分引き継いでくれているみたいです。
法律ドラマは難しい用語が多くて苦手だ、、、と思っている方でも、これは十分楽しめると思います。
といっても、まだ視聴環境が限られていますので、その代わりにどんどん私がレポートしていっちゃいますね♪
アリーファンの方、The Practiceファンの方、法廷ドラマ好きの方、お楽しみに♪
奥深い海外ドラマの世界があることを、アメリカにはこんなにも上質なドラマがある、尊敬すべき脚本家がいるということを教えてくれた「The Practice」 。
最初は、こんなに本格的な刑事裁判ドラマで人気があるとは本当なのかと、最初見た時は半信半疑でしたが、時が経つほど、その名答弁の数々に心打たれ、いつしかデヴィド・E・ケリーのような物書きになりたいと、英語の勉強を始め、法律を見直し、Blogを始め、、、と夢を見つけて始めた自分がいました。
そんな「The Practice」がファイナルを迎えて早数年。
スピンアウトドラマが出来るということだけで嬉しかったのですが、それを日本で見ることが出来る日が来るとは。
そのニュースを聞いたときの私の感動は、どんな文章でも表せないと思います。
何せ心の師匠であるデビッド・E・ケリーが現在唯一手がけているドラマを鑑賞することができるのですから。
と、思い入れはこのくらいにして、「Boston Legal」 の初回放送。
どきどきしながら、テレビの前で、姿勢を正してスイッチオン。
「The Practice」より軽いタッチのドラマですよーとアメリカ在住のジョウさん から情報をいただいていたので、どんなんだろう??とわくわくする反面、アリー街道まっしぐらだったらどうしよう??(アリーもデビッドの作品なので。)と不安に思っていました。
が、全然心配無用でございました!!
確かに、「The Practice」の重厚感はほとんどなく、どっちかといえば、「アリー・マイラブ」をさらにスタイリッシュにした感じで、扱う事件もアリーに似たものもあります。
しかし、やはり「The Practice」のスピンオフなだけに、きちんと法律的な論議もするし、答弁の秀逸さは引き継がれています。
今回、主人公であるアラン・ショア(ジェイムス・スペイダー/本役で2年連続エミー賞主演男優賞受賞。最初は、「The Practice」で同役を演じたときに受賞した。)が弁護するのは、黒人の女の子。
有名なミュージカル「アニー」のオーディションに黒人だからといって落とされて告訴するのです。
どう考えても正当論では勝ち目のない裁判。
主人公を選ぶのは制作陣の自由であるからです。
しかし、事務所の所長デニー・クレインの主張は異なります。
「いつでも帽子からウサギを出せ!それが法律においても人生においても大事なことだ」と。
とはいえ、アランは案の定、次の日、法廷で大苦戦。
敗訴が下る直前に、法廷へ黒人の指導者が現れ、名演説を振るうのです。
「アニーが白人でなければいけないというのは50年前に作られた外見。
明日ではなく今日を明日にしよう。
黒人のスパイダーマン、黒人のアニーを明日ではなく、今日生み出すのだ!
明日では遅いのだ、今日生み出すのだ!」
法廷は拍手の嵐。
アランは和解で勝利を手にし、女の子は週末のアニーの代役とお昼の公演に出演することが可能となります。
指導者は帰りがけアランの耳元で
「これがウサギさ」
とつぶやいて去ります。
なるほど、デニー・クレイン、やってくれますよー♪
確かに、差別がないというのであれば、黒人のアニーがいても、スパイダーマンがいても問題はないはず。
しかし、現実の世界はどうでしょう?
オスカーを黒人が受賞したといって騒いだのがつい最近の話。
黒人の大統領が出たのも「24」の中だけの話。
まだまだ差別のない世の中とは言えません。
日本もそれをいえば同じこと。
まだまだ様々なところで差別を感じている方々は多いのではないでしょうか?
私はそんな風に日々の忙しさに紛れて、忘れてしまいそうな問題を考えさせてくれる、ドラマが大好きです。
「The Practice」がそうだったように、この「Boston Legal」もその良さを十分引き継いでくれているみたいです。
法律ドラマは難しい用語が多くて苦手だ、、、と思っている方でも、これは十分楽しめると思います。
といっても、まだ視聴環境が限られていますので、その代わりにどんどん私がレポートしていっちゃいますね♪
アリーファンの方、The Practiceファンの方、法廷ドラマ好きの方、お楽しみに♪