ひっそりこっそり更新している読書感想文。
柳広司『怪談』

スパイたちの活躍をスリリングかつスタイリッシュに描くD機関シリーズで有名な柳広司さんが描くホラー。ラフカディオ・ハーンの怪談を現代版にアレンジしたものだそうです。
プレイボーイの主人公があるパーティーで見かけた色白の女。彼には、美人でもない彼女になぜ自分がこんなにも目を奪われるのか不思議でならない。謎の女とデートを重ねるうちその理由に気づく主人公。いったい彼女は何者なのか…「雪女」。
完全犯罪のはずがあっさり逮捕されてしまった男は首をかしげる。刑事が語る逮捕理由と、証拠になった血痕に被害者の執念が見える…「ろくろ首」。
ライブハウスのオーナーが才能に惚れ込み可愛がっている、ヴィジュアル系ロックバンドのボーカル芳一。売れることを夢見る彼に、夜中に突然現れた謎の紳士から不思議なオファーが舞い込む。それは6日間ある場所でライブをし、テストに合格すればどんな願いも叶えてやるというもので…「耳なし芳一」
ホラーといっても読み進めるのが怖いという類のものではなく、人間の恐ろしさや得体の知れない何かへの恐怖が描かれています。タイトルこそ知っている話ばかりですが、柳広司さんなりの大胆なアレンジで全く違う世界が広がっているので結末が読めず面白い。短編集ということもあり、作者の表現力もあいまって、一気に読んでしまった一冊。
やっぱり柳広司さん、面白いです!
柳広司『怪談』

スパイたちの活躍をスリリングかつスタイリッシュに描くD機関シリーズで有名な柳広司さんが描くホラー。ラフカディオ・ハーンの怪談を現代版にアレンジしたものだそうです。
プレイボーイの主人公があるパーティーで見かけた色白の女。彼には、美人でもない彼女になぜ自分がこんなにも目を奪われるのか不思議でならない。謎の女とデートを重ねるうちその理由に気づく主人公。いったい彼女は何者なのか…「雪女」。
完全犯罪のはずがあっさり逮捕されてしまった男は首をかしげる。刑事が語る逮捕理由と、証拠になった血痕に被害者の執念が見える…「ろくろ首」。
ライブハウスのオーナーが才能に惚れ込み可愛がっている、ヴィジュアル系ロックバンドのボーカル芳一。売れることを夢見る彼に、夜中に突然現れた謎の紳士から不思議なオファーが舞い込む。それは6日間ある場所でライブをし、テストに合格すればどんな願いも叶えてやるというもので…「耳なし芳一」
ホラーといっても読み進めるのが怖いという類のものではなく、人間の恐ろしさや得体の知れない何かへの恐怖が描かれています。タイトルこそ知っている話ばかりですが、柳広司さんなりの大胆なアレンジで全く違う世界が広がっているので結末が読めず面白い。短編集ということもあり、作者の表現力もあいまって、一気に読んでしまった一冊。
やっぱり柳広司さん、面白いです!