約束を守ることは大切ですが、かといってその都度あまりにも契約書を交わすようなキッパリとした態度や関係性を持ち込もとうするのも考え物です。
どこかあいまいな部分を残しておくことは、相手との人間関係を長続きさせていく上では必要なことです。
相手を信頼しているという暗黙の了解の部分があるこそ、口約束は存在しています。
あえて書面に残す必要がないと考えるわけです。
ビジネスでも、きっちりとフォローの期限を決めたサービスよりも、期限を設けない方が双方で得をすると言うケースがあります。
たとえば、ネットで情報商材のようなコンサル商品を買います。
よくあるのは売り逃げのような形で最低限のアフターフォローを保証しているものです。
しかし、購入者グループなどを作成し、期限を設けずに質問に解答するなどの購入後のフォローは可能です。
その気になれば一生継続できます。
そこまでやることで、次にステップアップしようと思った場合には『この人から買おう』と思ったり、『この人から教わるといいよ』と紹介したくなったりします。
結果的にはリピートと紹介が生まれるのです。
確かに、書面を使った約束が求められる場面もあります。
また、短期で見ればその方が利益はしっかりと確保できます。
しかし、ビジネスというものは常に長期スパンです。
相手との関係は一生続いていくものなのです。
信頼関係を築いていくことが最優先であり、絶対に欠かせないのです。
そのためには、あえてキッチリと約束しておかないという余裕も必要なのです。