直観を大切にしましょう。
直観とは、根拠のない勘とはまったく異なります。
たくさんの経験をしてきたことによる蓄積が生むものです。
たとえば、人間関係でも相手が信頼できるかどうかを見極める際には言行が一致しているか、口約束を守るかなど一般的にはさまざまな側面から判断しようとします。
それらすべてをすっ飛ばして一気に結論にたどりつくのが直観です。
自分の中で生まれる『おや?』という違和感を大切にしましょう。
直観は、概して当たるものです。
それは、ものすごいスピードで瞬間的に自分の中のすべての情報を処理して導き出された結論だからです。
つまり、直観とは今までの自分の人生で経験してきたものや得てきた知恵の集大成なのです。
これを知っておくと、理屈や論理に偏ることを防ぐことができます。
仕事でも最低限は規則やルールに則ったり論理的に思考することは必要ですが、あまりにもガチガチに理屈っぽいと周りから避けられてしまいます。
もちろん、直観が大切だからといって、理屈や理論を捨てていいという話ではありません。
大切なのは、そのバランスです。
ある程度の理屈や理論を持った状態でいることで直観力が生まれ、最適な判断が可能になるのです。