変わらない味 | ko-to-ba

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人は発するコトバ通りの人生を歩む。

人間は、放っておくとつい居心地のいいところにとどまってしまいがちです。


現状維持です。


現状維持の恐いところは、実際には無意識の内に徐々に衰退していくということです。


本当は、日々変化して成長いくことでやっと現状を維持することができるかできないかというところです。


傍から見ると優雅に浮かんでいるアヒルも、見えない水中では足を必死でバタつかせているのです。


例えば、『50年間変わらない創業当時の味が魅力』といわれる老舗のラーメン屋さんがあります。


しかし、実際には味は創業当時そのままではありません。


お客様にわからないように変化をしているのです。


時代が変われば人も変わります。


人が変われば好みも変わってきます。


本当に全く変化していなければ、時代に置いてきぼりにされてしまいます。


完全なる現状維持などこの宇宙にはあり得ないのです。


人間関係で考えてみても同じです。


SNSの発達もあってか、現在も10年前のコミュニティにそのままぶら下がってしまっている人がたくさんいます。


『友達は大切にしないとね』『やっぱり地元が一番だよね』といって既存のねっとりした人間関係に閉じこもってしまうのです。


友達が大切なのは当たり前です。


しかし、それでは成長がありません。


ステップアップするためには、既存の人間関係を整理しないといけません。


いったん、距離を置くのです。


それは10年かもしれないし30年かもしれません。


ステップアップするということは、変化することです。


変化するということは、付き合う人が変わるということです。


周りの人間関係を変えていく行動が、ステップアップするための行動なのです。


『あの人は若いね。昔と全然変わらないね~』といわれる人も、本当はむちゃくちゃ頑張っているのです。


それでも、相手にはその頑張りはわからないのです。


他人から気づかれるレベルの変化というのは、相当な努力を要します。


いかに日々の成長を習慣にもっていけるかです。


大切なことは、他人事ではありません。



翻って、自分は現状維持という衰退にしがみついていないかという視点を常に持ち続けることが大切なのです。