壁にぶつかったときは、何か新しいものを取り入れるのではありません。
捨てるのです。
既存の何かを手放すことで、壁を乗り越えるための糸口が見えてきます。
今まであって当たり前だったものを手放していくのです。
手放すと『いったい自分は今まで何をそんなにこだわっていたのだろうと』思えてきます。
手放す前の自分が、別の誰かだったように思えてきます。
手放したものは1番大切なものではなく、2番目や3番目、場合によっては第100志望だったことに気がつきます。
あなたを苦しめていたのは、あってしかるべきだと思っていた固定観念だったのです。
固定観念を捨て去れば、嘘のように身軽になります。
全身で幸福を感じることができます。
苦しい時は、つい、あれもこれもと手を拡げてしまいがちです。
そして、新たな固定観念を身に付けてしまうのです。
何かを得るためには、何かを捨てなければなりません。
あなたが持つことのできる荷物の数は、決まっているのです。
世の中には、頑張っている人がたくさんいます。
しかし、頑張るだけで一生を終えていく人もたくさんいます。
頑張らなくて報われないのであれば、まだ諦めがつきます。
頑張って報われないのであれば、ただの地獄です。
苦しい時は、頑張って努力に努力を重ねるのではありません。
現状から飛躍するためには、現状から引き算していく姿勢が大切なのです。
もっと、楽に構えていいのです。