あれから5年が経ちました。
当時私は高校一年生。
ちょうどテストが終わった日のことでした。
久しぶりの部活で、先輩達と定期演奏会の打ち上げどこに行こうか、
と話していた時でした。
突然の揺れに襲われたのは。
その場に立っていることなんかできなくて
とりあえず楽器より何より死ぬんじゃないかって怖くなった。
その時いたのは古い校舎の3階で、
まるで建物が柔らかくなったんじゃないかって思うくらい揺れて。
先生達に校庭に避難するように言われて。
パニックだった。
動いてた運動部の人達は気付かなかったみたいだった。
それでも、余震で揺れる度に校庭の夜用のライトが
倒れてくるんじゃないかってぐらい揺れて。
中には泣き出す子もいた。
それ程に怖かった。
ある程度時間が経ってから、家に帰ることになった。
電車は動いてなかった。
道路も大渋滞だった。
3時間かけて歩いて帰った。
その途中、学校の脇を流れる川をふと見た。
雨が降ったわけでもないのに増水していた。
それは津波の影響だったのかもしれない。
家に帰ってからだった。津波や原発のことを知ったのは。
幸運なことに、自宅は停電になってなかったからテレビが見れた。
そこには、惨状が映し出されていた。
これが現実なのか、と自分の目を疑った。
信じられなかった。
自分が体験した地震より、もっと壮絶な経験をした人達が、
そこにはたくさんいた。
その日は、余震が怖くて、なかなか眠れなかった。
3月11日。
この日が近付くと、テレビやマスコミは震災の特集をやる。
しかし、そんなのはエゴだと思う。
一部の番組は継続して震災について取材を続けているけど、
忘れないためには、1年に1度の特集で済まされるわけではない。
継続して忘れないように、報道し続ける必要があると思う。
実際問題として、この日まで、
忘れてしまっている人がいることも事実。
ずっとボランティアとして取組んでいる人がいることも事実。
私自身も、すっかり忘れてしまっていた節がある。
「思い出す」ではダメだと思う。
「常に忘れず」にいなければ。
東日本大震災から、丸5年。
心の片隅に、常に忘れないで。
まだ復興は終わってない。
震災で亡くなられた方の御冥福をお祈りすると共に、
未だに見つかっていない方々が、一日も早く、
御家族の元に戻れますように。
