私の短い役者人生が昨日終わりました。

人との繋がりをとても強く感じた日々でした。

千秋楽では、最後のカーテンコールで挨拶をする機会を頂き、思い出に残る一瞬となりました。
千秋楽が終わった安堵感と、突然挨拶を求められた緊張感で何を言ったかよく覚えていませんが。

1月のあの土曜日に、のこのこと何も持たずにオーディションに行った私を、
受け入れてくれた幸野さん。
私の度胸を買ってくれて、選んでもらってこの業界に入ることができました。

幸野さんと出会っていなかったら、もし違う演出家のオーディションに行っていたら、
この世界に入れなかったかもしれません。

本当に出会えて良かったです。
何とお礼を言っていいのかわかりません。

稽古中も、新人扱いすることなく他の役者さんと平等に接して頂き、
私が知らない演劇世界のルールを、いつも自然な流れで教えていただきました。

間違いなく、私の人生を大きく変えてくれた人です。

そして役者さん達。
皆が真剣にやっている事を、私は思い出作りの為にへらへらと遊び感覚でやっていて、気に食わない人もいたと思います。

でも、本当に全員が優しく丁寧語に私のわからないこと、間違っていることを注意してくれました。

演技の技術はもちろん、お客さんへの接し方、周りへの感謝の気持ちの表現の仕方、向上心、
本当にたくさんの事を学びました。

自分がしたい事をしている人達の人生は、本当にきれいだなと思いました。

そして、私達役者が在るのは、見に来てくださるお客さんがいるからだと言う事も実感しました。

私は今回、本当にたくさんの方々に見に来て頂き、本当に幸せです。

こんなに幸せにしてもらったので、これからは私が皆を幸せにしていこうと決めました。

まだ、どのような方法でかhs決めていませんが、残りの春休みでその方法を探していきたいと思います。

毎日きれいなお花を頂き、
たくさんの嬉しいメッセージ、
プレゼント、

こんなにも何かを頂く経験は初めてで、稽古を毎日頑張って良かったと思いました。笑

新しい世界の友達ができて、
たくさんの友達が毎日来てくれて、
本当に素敵な学生最後の春休みになりました。

ありがとう。

さて、これで私のブログは終わりです。タイトルの、舞台公演までの道は昨日で終わってしまいました。

読んでいただいた皆さん、ありがとうございました。
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