4月22日(日)『ミモザの花』お話し会を開催致しました。

場所☆杉並区内最寄り駅5分程の公共施設内

時間☆am9:00~pm12:45

会費☆200円(部屋代)

参加者☆8名(初参加3名)(杉並区7名・練馬区1名)

最初に自己紹介。子どもの不登校の経緯等を話した後に2つのグループに別れました。

Aグループ☆
初参加の3名はもちろん初対面ですが、偶然にも小学4年生と中学1年生の保護者同士との事でその中に不登校児の保護者経験スタッフ(ベルさん)が入りました。

Bグループ☆
中学3年生の保護者3名と今年度高校に新入学した保護者1名。(今回は『ミモザの花』代表の五十嵐さんもご参加頂けました。)

Aグループでは、小学生での不登校の不安や新中1になってもやはり登校出来ない事の不安。何とか今は登校出来ているが(出来る様になったが)この先続くか等の不安。

毎朝、学校へ休みを伝える電話連絡の辛さ。
学校に行っていない間でも給食費は払い続ける?

等の、我が子が不登校になり初めのどの保護者も通るあるあるの悩みが・・・

こちらのグループに入ったスタッフ(ベルさん)からの「中々登校出来ないのであれば学校への電話は毎日しなくても、逆に行く時に連絡します。と、先生に伝えれば大丈夫よ!」「日々のイライラは今日みたいにお喋りで発散させて、母親も気持ちを楽にして過ごしましょう!」等のアドバイスに頷いていました。

又、暗い話しばかりではなくもちろん初めは我が子が不登校になった事に「学校に行けない?」「何で?」と考えたけど、今は登校出来たら「ラッキー!」と思いつつ父親であるご主人にも頑張ってもらう!等、前向きなお話も出ました。


Bグループは、安定した(笑)不登校の保護者と高校に新入学した面識のある保護者同士なので各々の子どもの近況報告。

やはり中学3年生と言う学年は、一見立ち止まって見える子どもにとっても考える学年の様です。各々に動きは見えてます。(子ども自身、親が思う以上に色々考えているのですね~)

安定した不登校とは言っても、子どもが落ち着いた気持ちになるまでには各家庭毎に乗り越えて来た壁はあります。子ども自身泣いたり荒れたり自分を責めたり・親を責めたり・・・親としてしても、不登校になった子どもを理解出来ずかなり悩んだり。

でも、我が子の今を親が受け止める事で少しずつ子どもの気持ちは安心出来て穏やかに過ごせるのだと思います。

余談ですが・・・我が子が不登校になったのを切っ掛けに、ひきこもり問題で有名な某精神科医の講演会に行った時、その先生が言われていたのは「ひきこもりや不登校を改善させたいと思うのなら、親はあえてこの事(学校や仕事)に触れずに普通に子どもと接するのが大切。子どもの心が安定すると自分で先に進むパターンが多い。」と言われていました。

こちらのグループでは、SC(スクールカウンセラー)の各学校滞在日数の少なさやSSW(スクールソーシャルワーカー)の需要供給の大差・悩みを抱える不登校児の保護者でもSSWの存在を知らない家庭が多い現実。(参加者8名中SSWの方に対応して頂いている(いた)経験者は3名)

不登校になっている子どもはもちろんですが、それ以上に子どもを見守る保護者の精神的な負担を少しでも減らす為には・・・杉並区は済美教育センター内で不登校児の親の会を2か月に1回程度開催されている様ですが、私の周りにこの会の存在を知っている不登校児の保護者はほとんど居ません。

それから、不登校児を抱えるとお金が掛かる現実と子どもの家ご飯事情。
ずっと家に居ると言う事は光熱費はもちろんですが、食事も作って用意しておいたり冷蔵庫に色々買い置きを常備しておいたり・・・給食の有り難さ実感します。

ちなみに、杉並区は中学3年生までは医療費が無料ですが、我が家の息子が毎月通う様な臨床心理士通院は自費です。

親心として学校に行けなくてもフリースクールに行けるならと思っても、授業料月約35,000~50,000円程かそれ以上に+交通費+昼食代。

そして、新高校生になった保護者の話しはとても参考になり嬉しいご報告でした。

色々話している内、アッと言う間に〆の時間になりました。

先日もチラリと書きましたが、やはり学校に行けなくなったきっかけは違っても同じ悩みを持つ不登校児の保護者同士で話すのはとても良いストレス発散出来る時間になりますしこちらでのリアルな情報交換はとても参考になります。

初参加の皆さんも、来た時と見違えてスッキリ笑顔で帰られて良かったです。

とても長くなってしまいましたが以上ご報告とさせて頂きます。

次回(来月)の『ミモザの花』お話し会の日程も決まりましたので改めてお知らせ致しますね。
人数に限りはありますが、一緒にお話ししてみませんか?


わに子。