言われて嬉しくなる労いの一言は?
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「ご苦労さま」は失礼な言葉ではありません。
この本によれば、「お疲れさま」が
一般的な労いの言葉になったのは
戦後から、という事らしい。
「ご苦労さま」を目上の人に言うのは失礼
という考えもその頃からのようです。
労働や任務に対する労いや感謝は
「ご苦労さまです」の方がふさわしい。
目上の人に
「ご苦労!」や「ご苦労さん」は
確かに失礼。
でも、目上の人に
「おつかれ!」「お疲れさん」
も失礼ですよね?
本人が好きでしていること
お稽古事とかスポーツ、ボランティアなら
「お疲れさま」でしょうが、
しなければならないからしていることには
「ご苦労さま」の方が
私はいいな、と思います。
でも、言われた方が
「ご苦労さま」を目上の人に言うのは失礼
と思っている人だと、
ムッとされてしまいます。
(´・ω・`)
「ご苦労さま」を目上の人に言うのは失礼
と同じように
戦後になってからつかい方が変えられた言葉に
「全然」があります。
全然オッケー.!みたいに
「全然」を肯定の意味で使うのは間違い!
って指摘する人、いますよね。
でも、
それも戦後になってから
突然言われ始めたのだそうです。
誰が言い始めたのかもわからない、謎。
実際、戦前の作家さんの文章でも
「全然良い」みたいな表現がありますしね。
思うに、
「ご苦労さま」を目上の人に言うのは失礼
「全然」を肯定の意味で使うのは間違い
これらを
戦後の早い時期に
ラジオで誰かが言ったのが
世間一般に
「常識」として
認知されてしまったのではないでしょうか……
あの時代に
全国に常識を植え付ける力のあるメディアって、
ラジオくらいのものですからね。
「全然」は明治期に作られた漢語なので
言葉の歴史そのものが浅い。
なので、このまま
肯定に使うのは間違い
が常識になってしまうかもしれません。
しかし、
「ご苦労さま」は古くからある
日本の伝統的な労いの言葉です。
「ご苦労さま」は失礼な言葉ではありません!
勤労には「ご苦労さま」を!