毎年行く正倉院展ではいつも「今年のお気に入り♪」を見つけることにしています。

今年の私のお気に入りはこちら!

「雑帯」(ざったい)    腰に巻く帯だそうです。

 


なんておしゃれ 配色といい、チェックの出し方といい・・・

センスいい~  フリンジもかわいいし~♪

すごく好きだなあ~、こういう感じ



 

幅7センチほどの帯ですが、これ、当たり前ですが、糸を作るところからすべて

手作りなわけですからねえ!!

織り機もこれ用のものだったのでしょうし・・・。

藍・緑・朱・紫のグラデーション(繧繝配彩)と、黄色と白の筋のデザイン。

それぞれの糸は、右撚りと左撚りの糸を沿わせて2本1組にすることで、

表面にうねができている。。。

どんなに手間がかかったことでしょう!

毎年見に行きますが、やはり布・生地好きの私は、

織物にいつも魅かれます。


第2位は、こちら!

「木画紫檀双六局」(もくがしたんのすごろくきょく)。


 

・・・の中の細工!

すごいです!!

木画といって、紫檀・黒檀・象牙・鹿の角・竹などを、寄木細工のように

象嵌して模様にしているのです!

鳥の羽は、ひと筋ひと筋、1ミリもないくらいの幅のものがはめこまれてます!

緑のは、緑に染めた鹿の角ですって!

気の遠くなるような仕事ですよね~~~



 



番外編。

皆様よくご存知の「螺鈿紫檀琵琶」(らでんしたんのびわ)。



 


・・・の模様の人面鳥!本当の名前は迦陵頻迦(かりょうびんが)!


 


ぷぷぷっ!(笑)  なんちゅうブチャイクな愛嬌のある子なんでしょう!

この子、気に入ったわ!



どの御物も1200年前のものとは思えない美しい保存状態。

中国では、王朝が変わるたびに、古いものは壊されてしまったんですって。

日本では、1200年も大切に守られてきたって素晴らしいですね



11月12日まで開催です。

朝一番か、夕方からの入館なら少しは混み具合もマシかと思います。

夜7時までやっている日もあります。

名も知れぬ作った人の思いやパワー、使った人の思いまでが伝わってきます





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