ピアノを弾ける人 | 『こころが固くかたまったら一緒にほぐします』女性のためのカウンセリング
こんにちは。
いつもブログを読んで頂いて
心から感謝しています。
全肯定カウンセラー中田かずみです。



今日は主人の友人の

左手のピアニスト智内威雄さんの

コンサートに

大阪中之島フェスティバルホールに

行ってきました。

智内さんは20代の頃

ドイツで留学中に右手の痛みと異変に

気づき、お医者様に診て頂いた結果

「ジトニア(筋肉の萎縮)」と診断され

以来右手は

ピアノの鍵盤を弾くことが

出来なくなりました。



音楽一家の中で育ち、

ピアニストになるために育てられ、

智内さん自身もそうあるべきと

英才教育を受けてきました。



智内さんにとっての試練が

始まりました。

そんな中、

ドイツから智内さんのお父様に

「ピアニストを辞めます」との決断の

報告を電話でしたところ、

お父様いわく

「これで左手に集中できて

これからがスタート!!」と

言われたそうです。

智内さんは、

お父様からの親の無償の愛を感じたと

語っていました。

現在は、左手だけで弾いているとは

思えない圧倒的な力強さの中に

優しさ溢れるピアニストとして

日本、海外と公演にご活躍されています。



私にはもう一人、

尊敬するピアニストが友人と呼ぶには

奥がましいのですがいます。

全肯定カウンセラーなかいみかこ先生を

介してご縁を頂きました、

「ピアニスト山中直」さんです。

飾らなくて、美しくて、しなやかで

直さんの優しいお人柄の音色が

指先から奏でられます。



私は音楽の素養も才能もリズム感も

ないないづくしですが、

幼少の頃、

母は私にピアノを習わせてくれたのですが

いっこうに練習もしないので

必然的に上達もせずに

ピアノの先生に申し訳ないと

母はしばらくして

ピアノの先生に辞めることを告げました。

今でも、

あんなに優しくて根気よく

わがままな私に

寄り添って下さった先生と

実家に帰省するたびに

母が病床につくまで

毎年、ピアノの調律師さんにお願いし、

調律してくれていたアップライトピアノを

見るたびに自分勝手全開の頃が

思い出されてきます。

それゆえに、

私にはピアノを弾ける人には

絶対的な尊敬があります。

ましてや、

智内さん、直さんには

憧れで一杯になり

五感がしびれて

心が感じることははっきりと自覚できます




このブログを見られた方は

機会がありましたら、

お二人の素敵なピアノを

聴きに行ってくだされば

嬉しく思います。