こんにちは。三田祭で手話劇の担当を務めさせて頂きました23期の5です。
だいぶ時間が経ってしまったのですが、劇担当から見た三田祭の感想を書いていきたいと思います。
僕は劇に全く思い入れがありませんでした。劇担も立候補したわけではなくいつの間にかならされていたものでした。他の同期に任せて自分は何もしなくていいやという最低な考えを持っていました。夏休みがあけ、練習が本格化しても先輩方から頂くアドバイスが口うるさい説教のように思えて、何てそんな役回りなんだと思うときもありました。
しかし、こんな非力で手話の右も左もわからないような自分の指導に真面目についてきてくれる後輩を見て自分も三田祭に対して本気で向かい合えるようになりました。自分たちで考え、自分たちの劇をより良いものにしようと必死に考えてくれた24期の姿を見て本当にうれしく思いました。
本番が始まっても公演を通じてさらに成長していく後輩たちに胸を熱くさせられました。最終日は恥ずかしながら公演中にも関わらず少しだけ泣いてしまいました。鼻をすする音を響かせちゃってごめんなさい。
自分は本当に頼りない劇担で三田祭が終わってももっと24期のためにできたことがあったのではないかと考えてしまいます。しかし、後輩たちにとっての三田祭が、新入生のときにしかできない手話劇が大学生活のかけがえのない楽しい思い出となり、そしてMiMiというサークルが彼らにとって大切な居場所になってくれるよう自分なりに必死にやらせていただきました。僅かでもその力添えができているのだとしたらそれ以上の喜びはありません。
こんな自分が最後まで劇担をやり遂げることができたのは常に優しく励ましてくれ、時に厳しくアドバイスしてくださった21,22期の先輩方、OB,OGの方々、また手話付けや日々の練習の指導を手伝ってくださったろう者さん含む社会人の方々、たくさんの相談に乗ってもらった同期のみんなのおかげです。本当にありがとうございました。
劇担として後輩に触れ、三田祭を経験できたことは僕にとって素晴らしい思い出です。この一年間の運営期はつらいことも多くありましたが、それ以上に全てが楽しくMiMiが大好きになりました。
そして来年度の三田祭が今年以上に素晴らしいものになることを願っています。