300年も昔の日本人。貝原益軒先生。
歴史の教科書で聞いた記憶はあるけれど、
書物は読んだことはなかったです。
江戸時代の、それも比較的初期に医者である益軒先生が
実体験に基づいて書いた、
「健康な生活を保つ暮らしかた」
の書物です
なんと、あの時代ながら83歳の頃に書かれたそうです。
(その2年後にお亡くなりになっています)
今の時代に読んで、何の違和感もないどころか、
本当に素晴らしいことがいくつも書かれています。
・飲食については、控えめにして、食べすぎはいけない。
・薄味をすすめ、濃い味や脂っこいものを沢山食べないように。
・夕食は、朝食より消化しにくいので少ないほうが良い。
・ついごろんと横になることは避けたほうがよい、ご飯を食べてすぐ寝るのは、
消化不良になりやすく病気の原因となり、身体を衰弱させる。
・・・と、食生活についてはまだまだ紹介しきれないぐらいに、
細かく、しかし、現代の日本人にも、いや、現代の人にこそ
しっかり耳を傾けて欲しいことがかかれているんです
また、養生ということについて、
健康なうちから気をつけることが大切で、病気になってから治療を受けるのは
最後の手段と言い切っています
自分の体験を基にし、身体の養生だけでなく、心の養生についても
かかれているところが特徴だそうです
こんな、素晴らしい書物の教えを代々伝えてきた家庭は
今も病気やメタボとは無縁なのではないでしょうか
どこでもドアがあったら、江戸時代の貝原先生の時代へ行き、
話を聞いてみたいです
