そして、優しすぎる
私には勿体なさすぎるいい子。
そんな息子の前で暴力を受けた。
暴力の最中、6歳の息子は号泣。
そうだよね、パニックになるよね。
今日も朝から、私の側から離れられず。
死んじゃうんじゃないか不安なんだって。
昼近くから離れられるように、でも、30分おきに様子を見に来る。
ご飯持ってこようか?お水持ってこようか?
本当に優しい子に育ってくれたね。
でも、ね…こんな家庭環境じゃなかったら、そんな大人の顔色気にしないでのびのび育ってたよね…
ごめんね…
とにかく、子どもたちと分離されては、最後の砦になれないから、空気になりきる。
使っていない部屋で息を潜めて居させてもらっている。
旦那は、仕事に行きたいから子守が必要。
今すぐ追い出しはしない。
暴言、罵声浴びせてくるけど、威圧してけるけど、自分からは手を出さない。
正当防衛を主張するために。
だから、まだ子どもたちと一緒にいれる。
寝る前に、片付けない子どもたちに、殺すぞと罵声が…
お前ら、誰に逆らってんのじゃ!おらぁ!
まただ…
空気を読む6歳の息子がとうとう弱音を吐いた。
怒られてもお母さんがいい。
怒ってもお母さんは優しい。
お父さんの声が怖い。
お父さんが怖いよ。
うん、わかるよ。
お母さんも怖いから。
お父さんを怒らせてごめんね。
優しく抱きしめることしか今はできない。
怒らせなければ、優しく接している声が聞こえてきていた。
だから、怒らせてはダメ。
大変だけど、怒られる前にやるんだよ。
としか、言えなかった。
夜驚症、再発しないといいな。