みみぴの小説ブログ

世の中 たくさんの物語があるし

言葉も思いも溢れてる。。。


もし あなたの心と日常の隙間に

ワタシの言葉が染みこんだら それがワタシのシアワセです

Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

今日の日記

にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村





小説をさぼっているみみぴです。




ちょっと前から、シナリオの勉強を始めました。




今学んでいる段階は、本当に幼稚園レベルです。





勉強するものを登山に例えるとしたら今、登山に行くための荷物一覧を教わっているというところです。




今から 体力づくり、着替え、地図の読み方に歩きかた、天候への対応などを学ぶんだろうなって想像してるところ。




それでも そのレベルなりにちゃんと悩みや迷いというのはあるわけです。






荷物一覧に 雨合羽とあったとします。




上下分かれているものがいいのか。


それともコート式が便利なのか。




素人はそこから迷います。決められないんですね。




何度か登山して 雨に降られたことがある人なら、情報や知識があるから悩まずにすむことですよね。




けど 初心者はどっちでもいっかとも なかなかならない。




そんなレベルの迷いを 毎日彷徨っているんです。楽しいです 笑








時間がないわけではないんだけど どうしてもこちらのクオリティを考える余裕や時間が削られます。




毎日ただ 下書したものを出しているだけという感覚なんですね。




それでは 納得も満足もなかなか得られなくって 読んでいただいてる方に 失礼だなって心から思っていました。




なので 連載形式は今回のが終わったら一旦終了!




短編の練習として この場を継続させていこうと思います。




今日の日記も 続けます。




書き方や スタンスは模索してますが こっちにしか書けないワタシのよしなしごと。




お付き合い ありがとうございます。




にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村



うっほほい 63

にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村


またミッフィー視線になります






ワタシがただ零し続ける涙に、草太郎の唇が近づいてきて、そっと吸い取るように舐めた。



数日振りに距離が縮まった草太郎に温度を感じ、ワタシはどぎまぎした。



「やだ」



だからそう答える以外、言葉が見つからなかった。



「ごめん」



草太郎はワタシからそっと離れ、手を放した。



月明かりが草太郎の頬に影を浮かばせる。



影って、灯りがあるから見える不思議な光だ。



光なんだろうか。影なんだから、影なのか。



そんなことを考えながら、ワタシは草太郎の顔を見続けた。



懐かしいとまで思える愛おしい男の顔がそこにあった。



殺したいほど独占したい男の身体がそこにあり、束縛しきれないほど守りたい男の魂が、眼の前に立っていた。



「元気そうでよかった」



そう言うと、草太郎が頷いた。



「どこも、痛くない?」



また頷いてワタシを見下ろす瞳の色。それは元々の色素とか、形という枠を超えて、ただワタシを愛してるから帯びる色だ。



こんなに愛しそうにワタシを見つめる人間を、他に知らない。



胸が苦しくなった。



「逢いたかった。けど・・・すごく憎らしかった。


 こんなに苦しめるなんてって思ったし、裏切りだって思ったし、


 前世から繋がってる運命があるだとか、ワタシにはもう


 どうにもならない存在が、草太郎に絡んでいるって言われたんだもん。


 どうにもならないの?ワタシって、草太郎のなんなんだ?」



草太郎は、じっとワタシを見つめたまま



「ミッフィは俺の宝物なんだ。


 俺、眼が覚めたとき、ミッフィがいなかったんだ。


 そこがもし天国だって言われても、それは俺にとって地獄だ。


 そう思った、俺にとっての天国は、ミッフィが俺に微笑んでる場所。


 ミッフィが俺の目の前にいる時間なんだなっておもった」



「すごい。メモしたほうがいいよ。その台詞。


 ワタシだけが貰うの、惜しいくらいいい台詞だった



「茶化すなって」



草太郎がワタシの頭を撫でた。



「馬天使に戻ろう。理事長が子供を預かってくれたんだ。


 リリコさんって、昔劇団に出入りしてた人の息子なんだけど


 今朝、リリコさんが息子を置いて色々気持ちの整理しに旅に出た。


 俺は、リリコさんの気持ちに応えられないって解かってもらったんだと


 理解したから、一週間だけ息子を預かろうって思って連れてきたんだ。


 俺の子供じゃない。ないけど、今は見捨てることも見放すこともできない」



玲社長ががっかりするかな、と思った。



「迎えに、行かなくっちゃね」



頷く草太郎の鎖骨を、じっと見つめた。そして、そっとなぞった。


にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ  
にほんブログ村




うっほほい 62

にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村


またミッフィー視線になります








咄嗟に、ワタシはそこから逃げ出そうとした。



逢いたくて逢いたくて気が狂いそうだった草太郎が、すぐそこにいることが、夢のようで。



触れたら醒めてしまう夢のようで。



「逃げるな」



草太郎に言われて、ワタシは立ち止まった。身体が芯から震えた。



誰か、シナリオを読ませて。続きはどうなるの? 



展開が解からない現実って、ワタシには怖い。だから逃げてしまう。



劇のいいところは、結果が見えてるものに向かって進めること。



演じる側は、ラストシーンを知ってる。



ラストをより素晴らしいエンディングにするために、ワタシタチは知らないふりをして演じている。



「ごめん、美芙。誤解を説明させてくれ。


 ごめん、美芙。驚かせたり困らせたりしたと思うけど、


 俺は美芙しか愛してないし、俺には美芙しかいないし・・俺には」




「わーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」



ワタシは叫んだ。 もう聞いていることがなんだか不愉快だった。



「びっくりしたな。なんだよ。


 子供はずっと前死んだ監督の息子だ。俺はほっとけなかった。


 だから手助けしていた、黙ってやってて悪かった。けど言えなかった」



草太郎の説明にほっとした気持ちも生まれたけれど、だからといってそうだったんだ、といって微笑む気にもならず、ワタシはもう一度叫んだ。





少しだけれど死を経験してきた人だ。



意識がなかったってそういうことだと思う。



自分を手放しそうになって、そこから何らかの理由で戻ってきた。



彼にはまだやるべきことがあるってことなんだろう。



生きるってそういうことだと思うから。



それが自分の希望と逸れていたって、希望通りだって、そんな小さなことはなんの意味もない。



大事なのは、生き続けるための大きな努力を続けることなんだろう。



生き続けるのって、大変なことだもの。



草太郎にはその使命があるってことなんだ。



そう思いながら、ワタシは草太郎を見つめた。



「手を見せて」



草太郎が言った。言われるがまま、ワタシは左手を差し出した。



「綺麗だ」



草太郎はいつだってワタシの指を褒める。 



「ミッフィだ。逢いたかった」



ワタシの指を1本づつさする草太郎の腕に、痣が見えた。



その痣を、ワタシはそっと右手でなぞった。



「点滴の失敗痕だって言われた。痛くないよ」



草太郎の手が、ワタシの後頭部を軽く撫でた。



涙がこぼれた。 どうしようもなくなって、ワタシは涙が零れるまま、ただ流し続けた。






にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
にほんブログ村


草太郎を見つめながら。月に照らされて、草太郎はなんだか怖かった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>