今日は大好きな祖父の命日でした。
まだ残暑とは言い難い3年前のこの日に、祖父は亡くなりました。
前日に家族が会いに行った時には変わりない様子だったのに、次の日の透析中に突然血圧が低下してお医者様の懸命の処置も虚しく亡くなりました。
「10月くらいに涼しくなったら、またおばあちゃんの待っている家まで外出しようね
」

と言ったら嬉しそうに何度もうなづいていた祖父。
「まだ10月にならんか?」
「外は暑いか?」
涼しくなるのを心待ちにしていたけれど、生きているうちに家に帰ることはありませんでした。
祖父はもともとじっとしていられない方だったので、早く帰りたかったのかもしれません

祖母は今でも
「私がもっと元気だったら、おじいちゃんは施設では死ななかったかもしれない」
これを口癖のように言っています。
人生は自分次第
と言うけれど、歳を重ねて身体が自由にならなくなると、人生の終末期を自分で選択することができなくなることもあります


家族に囲まれてみんなに送ってもらうことは、多くの人が望むけれど、それが叶わないこともあります。
だから、終末期のことをどのように過ごすかについて、自分なりに考えておくことは本当に必要だと思います
