先月、夫と一緒に栃木県の馬頭温泉へ1泊旅行に行きました。
宿泊したのは「いさみ館」という、どこか懐かしい雰囲気のある旅館です。
囲炉裏のあるロビーには、数種類の「薬膳酒」の瓶が並んでいて、宿泊者はサービスで1杯いただくことができます。
中には自家製のものもありました。
夕食時にも食前酒として出され、どれも優しい味で、とても印象に残りました。
実はその少し前から、朝起きたときに吐き気やめまい、頭痛のような不調を感じる日が続いていました。
処方されている薬で落ち着くこともあるのですが、今も完全には消えず、なんとなく不安定な状態が続いています。
調べてみると、自律神経の乱れでも似た症状が出ることがあるようです。
ちょうどその頃、過去の金銭トラブルについて考えることが増えていて、ストレスも関係しているのかもしれないと感じています。
そんなタイミングで出会ったのが、この薬膳酒でした。
「体にやさしそうだな」と思ったのをきっかけに、自分でも作ってみることにしました。
材料は、クコの実、なつめ、陳皮、生姜、そして麦焼酎。
瓶に入れて2〜3週間置くだけで、少しずつ味がなじんできます。
なつめは気分や胃の調子を整える、クコは疲労回復、陳皮や生姜は巡りをよくするといわれているようで、
そうした点にも少し期待しながら、週に数回、無理のない範囲で取り入れていこうと思ってます。
出来上がった薬膳酒は、ほんのり苦味があって、でもどこかクセになる味。
自分で作ったこともあってか、より美味しく感じます。
お酒といえば、父のことを思い出します。
父は昔からお酒が好きで、ほぼ毎日夕食時に飲んでいました。
当時はそれが当たり前の光景でしたが、今振り返ると、もしかするとアルコールへの依存があったのかもしれない、
と感じることがあります。
両親はよく激しく言い争いをしていて、その様子をそばで見て育ちました。
私が高校生くらいの頃、父が抱えていた借金のこともあり、それがきっかけで衝突していたことも多かったように記憶しています。
母が父を責め立て、父が感情的になってお皿を床に投げつけ、バラバラに割れたこともありました。
その光景は、今でも断片的に記憶に残っています。
子どもだった私は、ただその場にいることしかできず、強い緊張を感じていたように思います。
父も借金に関するトラブルを抱えていて、それがきっかけで家庭内の空気が不安定になることもあったように思います。
そして気がつけば、私自身も金銭トラブルに直面する経験をしていました。
状況は同じではないものの、どこか重なる部分があるように感じたとき、「同じようなことを繰り返しているのかもしれない」と思い、少しぞっとしたのを覚えています。
その影響もあってか、私にとってお酒は、楽しいものというよりも、少し不安や緊張と結びついたイメージが残っています。
だからこそ今、自分のペースで、お酒との関わり方を選び直しているような感覚があります。
無理せず、体調とも相談しながら。
「心と体を整える一つの方法」として、薬膳酒とゆるく付き合っていけたらいいなと思っています。