先日、昨年亡くなった母の遺言通り、太平洋に散骨に行ってきました。

 

去年病気が発覚してから3週間で亡くなった母

 

病気が発覚してすぐに自分が死んだあとのことをいろいろと言い残してくれたんだけど

その中でも絶対にお願いね!!と言われていたのは「散骨」

 

姉がオーストラリアに住んでるんだけど(もう20年以上)

だからかなのかもしれないけれど、母は「死んだら太平洋に散骨してや」って

ずーっと言ってました。

 

 

…でも散骨なんてもちろんやったことないしどうしたらいいのかわからない。

 

母は愛知県の海沿いの町で育ったのでそこで岩とかから撒いたらいいのか聞いたら

「そんなんちゃうちゃう。そんな湾じゃなくて太平洋に撒いて。

船とかチャーターして撒いてるのテレビとかで見たことあるで」と。

 

そんなん私は見たことない💦

 

とにかく、私は多忙だったのでオーストラリアに住む姉がネットでいろいろ検索したり

問い合わせしてくれたりして、ある散骨業社にお願いすることにしました。

 

遺骨はあらかじめ業者さんに郵送しておき、粉状にしたうえで水に溶ける紙に入れておいてくれてました。

(表現適切じゃないかもだけど、ティーバックの遺骨バージョンのような感じ)

 

それから同じく水に溶ける正方形の紙が5枚ほど用意されていてい

そこには当日集まった人からメッセージを書いてもらいました。

 

その紙を船中で子供たちが折り鶴にしてくれたり、紙飛行機にしたり、♡型に折ってくれた子もいましたよ

 

当日海は三重県の鳥羽港からの出航だったのですが、少し風があり揺れが気になる…と業者の方は仰っていたのですが

船は母の遺言通りできる限り外洋に近いところまで行っていただきました。

 

そして、あるポイントまでくると船を止めてくださり散骨をしました。

 

業者の方が用意してくれていたお酒(献酒)や、母は焼酎が好きだったので

よく飲んでいた銘柄のものを持参して、少量ですが海に撒きました。

 

そして各自遺骨パックを撒き、続いて花びらをはら~っと撒き、手を合わせるって感じ。

(数が少ないので2人で一つって感じでしたが)

 

みんなからのメッセージを子供たちが撒いてくれたり

花びらもたくさんあったので子供たちが喜んで撒いてくれました。

 

私は真ん中の子が船が怖かったのかずっと泣いていたので、ずっと抱っこ。

耳元で大温量でずっと号泣だったのであまり気持ち入らずでしたが💦

 

上の子(小2)も船に乗る事も3回目くらいだしはしゃいでて

遺骨パックを手にして『これ、海にポイしたらいいの?』ってwww

 

そしてみんなが母への思いを馳せて散骨したのち、暫しの黙祷の時間。

業者さんが『今から散骨した場所をグルっと旋回します。鐘を鳴らすのでみなさんで黙祷をお願いします』という感じ。

 

鐘の音の合図でみんなで黙祷をしたのち、陸に戻ってきました。

 

紙のパックに入れた遺骨は3秒ほどでみるみるうちにふわ~っと海に広がり

なんか母の魂も解き放たれたような感じで私の心も軽くなりました。

 

遺骨を『ポイする』とかって表見、良くないように感じる方もおられるかもだけど

本当にあっさりとしていて、全然寂しさとかもなく。

でも、とっても心に残る散骨で私は本当によかったと思う。

 

きっと母も喜んでくれてると思います。

 

これから海を見るたびに母のことを思うと思うし

生前いろいろ頑張ってた母が、こんな大海原でのびのびしてるところを想像すると

それだけで私の心ものびのびと嬉しく感じる。

 

賛否両論あるかと思いますが、本当によかった

参列?してくださった方からも「よかった」と。

 

帰って動画を見せた母の友人からも『素敵な散骨式』だと『母らしい』と

言ってもらえました。

 

私も死んだら散骨してもらいたいなって思いました。

 

文章うまくないけれど、だれかの参考になればと思って書きました(^^)

 

そして、いつも型にハマらないことをいつも教え

それを実践してくれていた母に改めてありがとうを伝えたいです