昨日、夫と二人で雑司ヶ谷霊園(ぞうしがやれいえん)に出かけた。
薄曇りで暑くもなく、寒くもなく、
緑豊かで静かな霊園内を散歩するには、良い日和(ひより)だった。
小泉八雲と夏目漱石のお墓を見に行った。
池袋駅🚉 から徒歩で行ける距離だったので、その近さにビックリする。
池袋の繁華街の喧噪(けんそう)がウソのように、静かな霊園である。
八雲や漱石以外にも、永井荷風や大川橋蔵
(テレビ📺の時代劇ドラマ「銭形平次」の主人公をつとめていたことで有名な俳優)、サトウハチロー、荻野吟子(日本初の女医)、竹久夢二、
ジョン万次郎の墓もあったので、それらの墓巡りもする。
漱石の墓は、立派で大きい石碑のような墓だった。
八雲の墓は、彼らしい静かな佇(たたず)まいの墓で、
左隣には妻のセツの墓が仲良く並んでいた。
永井荷風の墓は、慎(つつ)ましやかで、
荻野吟子の墓の側には、
看護師のような姿の、彼女の同寸大の像が、背筋を伸ばしてすっくりと立っていた。
夢二の墓は小さくて、彼らしい、可愛らしい雰囲気が漂っていた。
ジョン万次郎の墓は、昔の人にも関わらず、大きな墓で、
墓の敷地も他のそれに比べて広く、大変堂々としていた。
大川橋蔵の墓には、名刺を入れる小さな石のポストのような物があった。
芸能人だから、誰が来たかをきちんと把握して、
後でお礼を言わなければならないと思い、そういうポストを作ったのかもしれない。面白いなぁ
と思う。
他の人の墓も見ながら、夫と散歩したのだが、
立派に作られているのに、誰も詣(まい)る人がおらず、荒れはてた墓や、
詣る人ももういないのだろう、
草が生い茂った墓の前に管理事務所の小さな看板が立っていて、
「縁者(えんじゃ)の方がいたら、連絡が欲しい」という内容の文が書かれていた。
寂しいものである![]()
一方、小さくても、綺麗に手入れされている墓や、
最近、墓にお詣りに来た人がいたのか、
今が盛りとばかりに、生き生きと咲いている花
が花立に活けられていて、
風にゆらゆらと揺れているのを見たりすると、
穏やかな気持ちになり、思わず微笑んでしまう。
思うのだが、管理もできないのに墓を建立(こんりゅう)しても、
寂しいだけだなぁとしみじみ感じた。
それなら、最初から合祀墓(ごうしばか)に入れてもらって、
供養してもらった方がいいではないか。
詣る人もおらず、野ざらしにされた墓を見ると、何とも寂しい気持ちになる。
霊園を出た後、池袋までてくてく歩き、
「小東北」(リトル東北という意味か?東北とは、中国の東北地方のことである)という中国
料理店で食事をとる。
本場の中国東北地方の味なのであろう、異国の風味の料理で美味しかった![]()
店の客は全員中国人で、日本人
の客は私たち夫婦のみ。
アウェー感満載であった。
良い休日を過ごした![]()