私の両親は、孫がいますが(私の妹の子)孫にはおじいちゃん・おばあちゃんと呼ばせてません。
正確には、呼ばせられなかった、という処なのですが…
姪っ子が初めて離れて暮らしている両親を認識した時、
「おじいちゃんとおばあちゃんだよ」と説明されても、
「おじいちゃんとおばあちゃんは一緒の家にいるもん」と、受け入れてくれなかったそうなのです。
なので、『ひろし(仮名)』という名の父は『ひろちゃん(仮)』に、
『ゆうこ(仮名)』という名の母は『ゆっこ(仮)』に、
という風にあだ名をつけたんです。
4歳離れた妹も姉に倣い、お姉ちゃんが中学生になった現在も、
両親は2人にとって『ひろちゃん(仮)』と『ゆっこ(仮)』なのでした。
で。
孫も中学生と小4にもなると、生意気さが目立ってきて可愛げが薄れてきた処へ、
私が猫なんぞと暮らし始めたもんだから、
実は動物が大好きだったのにまともに飼った事がない父と、
動物は苦手だったけれど私が送り付けた動画や画像で猫好きになった母は、
タマ(仮名)の事をまるで孫が出来たかのように、まだ会った事もないのに可愛がり始めたのでした。
私への荷物には、必ず猫おやつやおもちゃが同梱されてくる。
メールをすると、返信に必ず『タマ(仮名)によろしくね』と付け加えてくる。
電話をすると、2人揃って猫の鳴き声を聞きたがる。
終いにゃ電話で猫に向かって、「タマ(仮名)、タマ(仮名)、ひろちゃん(仮)だよ」と話しかける始末です。
いやいいけど、猫にまでそれで通すとは。
母まで、「私がおかーさんだからおばーちゃんだね」と言ったら「ゆっこ(仮)にしといて」ですって。
そんな両親が、5月あたま、1週間程私のアパートに遊びに来る事になりました。
一向に片付かない引っ越し後の私の部屋の片付けを手伝ってくれる、と言う名目なのですが、
どうやらそれよりも猫に会うのを楽しみにしているらしいのです。
親の好意を有難く受ける為に、部屋は掃除機かけるだけにして片付けず、
人見知りの激しいタマ(仮名)が2人に早く懐いてくれるよう、
送ってもらった猫おやつを何個かあげずに取っておく事にした私なのでした。
☆ おまけ ・ 今日の猫 ☆ そんな果報猫。慣れれば懐っこいから大丈夫だろう、多分。