高校生になる春休み

初めての海外オーストラリアへ旅立った


一緒に行ったのは

全国から集まった

中学・高校生の子15人程

引率の大学生のお姉さん一人

私は丁度真ん中ぐらいの年だった


初めて会う仲間とともに

オーストラリアへ飛び立ち

行く道中では

お姉さま方の

大人の話に密かにビックリしていた


「大学生の彼氏がいるんだけど もう夜が大変でさ。」

「どんなんなの?」

「やってほしいっていうんだけど長くってさあ」

「まじで 疲れちゃうね」


聞いてないふりしてたけど

しっかり聞いていた

でもあんまり意味がわからなかった

キスもまだしたことがない

高校一年生の春


オーストラリアに着いてからは

一人ずつにホストファミリーがつき 別々の生活

でも毎日学校に通い

みんなには学校で出会う


ちっさく見える女の子が

私よりはるかに背が高い

テンションが高い 

そして見かけるキスが濃厚

海外だ!!


気がつけば2週間はあっと言う間に過ぎ

目の前で日本人の仲間同士が

熱いキスをしてる

なんで?

それよりも

日本人は絵にならない


2週間の学校生活で

思っていた以上に仲間の輪ができ

仲良くなった

結婚した現在も連絡を取り合っている仲間もいる

恋に発展したのも納得できる


でも一番は


旅行マジック


日本に帰る一日前ホストファミリーの家に

私宛の電話がかかってきた

仲間の一人だ

「好きになったんだ つきあってほしい」

「うん」


彼は二つ年下の中学2年生

高校生がいる話し合いの中で

堂々と発言し

年の差を感じさせなかった


学校が休みの連休の日

私はホストとキャンピングカーで

何時間もかかるキャンプ場に出かけていた

ある日そこの山に登り岩場で休んでいると

彼に出会った

数時間もかかるこの山で


運命?


そんな彼にどことなく魅かれていたのかもしれない


彼に告白され

嬉しくてその日はあまり寝られなかった

しかし次の日は帰国の日である


ホストに涙の別れを告げ

みんなで帰路に着く


飛行機では彼と隣同士の席

明かりが消えたのを確認し

彼と二人で毛布をかぶった

彼が私の胸を服の上からふわっと触った

でもどうしたらいいのかわからず私は下を向いていた

すると彼が「キスしよ」


ちゅっと軽くキスをした


その後もぎゅって抱きしめたり

倒れ掛かって寝たりしたけど

それ以上のことはなかった


でも私の心の中はキスで大盛り上がりだった










初めての彼氏とは

毎日電話をした

毎日掛けてきてくれる

1時期間程毎日話す 


私が 


一人で


同じクラスの彼とは

学校で話したことがなく

付き合い始めてからも

学校では話したことがなく

二人を取り持ってくれたまみちゃんに

交換日記で相談しながら

「おはよう」を言う!!とかって

毎日盛り上がってた


彼は無口

1ヶ月経っても

電話で話し続けるのは私

いい加減電話がかかってくるのが嫌になる

でも話してた


バレンタインには

二人で待ち合わせして

手作りのチョコをプレゼントした

念願だった自転車の二人乗りをした

でも後ろは怖くて

私がこいで 彼が後ろに立った

楽しかった


3ヶ月経っても学校では「おはよう」ぐらい

毎日電話をする

話すのは私

そんなんで3月も終わり

卒業式の日がきて

春休みに入った


私は2週間のプチホームステイでオーストラリアへ旅立った



私に始めての彼ができたのは中学3年生の3学期だった


背が高くて サッカー部 勉強はそこそこ 色黒

そして何より私が惚れたのは

すらっと長く形のきれいな「手」


ただそれだけの魅力に引き寄せられ

好きかも

と私が告白したのは

交換日記をしていた友人まみちゃん


別に親友でもなく

そこそこ仲のよかった彼女に打ち明けたのは

彼女が彼と仲がよく

取り持ってくれるかなって

どことなく思っていたからかもしれない


案の定そこからは早かった

次の日の放課後には

誰もいない教室に彼と二人きりにさせられていた。

その前に

手紙と直接と告白ってどっちがいい?

と彼女に聞かれ

「直接」と答えたばかり


二人きりになった教室のドアのところには

たくさんの観客

え??何これ??

でもめでたく 彼から直接告白され

彼と付き合うことになった。