水谷ミミ&水谷風鱗の語り
『早起きラジオ水谷ミミです!』 …聞いてね!
http://www.tokairadio.co.jp/program/hayaoki/index.html
東海ラジオ 毎週日曜 朝6時30分~9時
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西尾市でミミちゃんの講談会 6/9

次回の講談会!!


6月9日(土) 西尾市上矢田町浄徳寺にて午後2時30分より

問い合わせ先 本澄寺(ほんちょうじ)0563-59-7390


よろしくチョキ

水谷ミミ 講談会のお知らせ


3月10日 (土) 名駅遊器『ゆあさ』
http://www.yuuki-1.co.jp/
「水谷みみ(風鱗)講談とトークショー」
13時15時の二回 
会費 一人¥2,500 予約制

 

4月1日(日)
丸善落語会特選寄席

http://www1.ocn.ne.jp/~dansyun/korekara.htm
名古屋 丸善ビル6F 落語会会場 13時・16時会場
052-261-2249
当日2500円 前売り2300円
出演立川談春・柳家三三・桂吉坊・水谷風鱗


4月9日から14日

大阪の講談会 水谷風燐出演

午後1時40分~
繁昌亭http://www.hanjotei.jp/index.html


5/4(金・祝)
(MIXI)http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=15317227&comm_id=1699840
第2回『はじめての講談会』

会場/名古屋・お食事処「楽」(地下鉄「中村日赤」・「中村区役所」下車徒歩10分。名古屋市中村区名楽町3-1-7)
http://ice.prohosting.com/kurobara/
開場/18:30 料金/当日1700円


MIXIのミミちゃんコミュ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1699840


毎日新聞の記事  2007年2月11日

毎日新聞電子版2月11日付東海版の記事
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/aichi/news/20070211ddlk23070122000c.html



mimi


 『 しゃべり、フル回転 』     講談師・水谷ミミさん /東海

 

 ◇パーソナリティーから講談師へ、水谷ミミさん(58)

 「コウダンシ」って言ったって女だよ、「好男子」じゃないって、「講談師」だよ--。一世を風靡(ふうび)した東海地方の名物女性パーソナリティーが、50歳を目前にして未知の世界にチャレンジした。それから9年、プロの講談師「水谷風鱗(ふうりん)」として、東へ西へ奔走する。机をたたく扇子の音が若々しく、心地よく寄席に響きわたる。

 昭和40年代半ば、受験生たちが勉強の合間に耳を傾けた深夜番組から、名古屋弁丸出し、機関銃のような“しゃべり”が飛び出した。「ラブラブダッシュ」「土曜天国」「今夜もシャララ」「ばつぐんジョッキー」。CBCラジオだけでも人気番組がずらりと並ぶ。独特の口調と笑いのセンス。受験生のみならず年代を超えて、知らない人はいない人気パーソナリティーとして君臨していた。

 毎日放送や関西テレビの人気番組にも出演、引っ張りだこの日々。「ダンダンババア、ダンダンババア」のフレーズでコミックソングの草分け的な歌となった「もうすぐ30」など、レコードもワーナーパイオニアから3枚出した。このままいけば、この世界の重鎮として「左うちわ」だったのかもしれない。

 49歳になり、仕事も一段落したある時、一緒に番組を持ったことがある、上岡龍太郎さんの一言が新しい人生を開くきっかけになった。

 「だんなもおらん、こどももおらん。なんかやらんとあかんで。しゃべりが生かせる講談でもやったらどうや」

 決めたら速攻。初めて聴いた講談がよかった。旭堂南左衛門の「荒大名の茶の湯」。講談といえば戦記物で、堅いものという先入観が打ち砕かれた。秀吉ら7人の大名が初めての茶席に戸惑うドタバタ喜劇のような面白さにはまった。

 さっそく、旭堂一門の南鱗が道場で開くアマチュア対象の講座へ。「漫画で読む日本の歴史」を買い込んで歴史を勉強。翌年、道場で開かれた発表会で初めて人前で演じた。“50の手習い”に熱中した。以来、やはり番組で知り合った桂ざこば(当時は朝丸)や、その門弟の落語会などで高座に上がり続けた。05年春にはアマチュア講談大会に創作の「金鯱(きんしゃち)物語」をひっさげて参加。ところどころにギャグも仕込んだ、型にはまらない講談が評価を受け、ついに南鱗の弟子として入門を果たした。57歳の女流講談師のプロとしての旅立ちだった。

 常に笑いのネタを探しているような軽妙な話しぶりだが、社会問題を語る時、まじめな性格が顔を出す。「30代による事件が相次いでいるけど、団塊世代の責任は大きい。戦争体験した親たちに『わが子にはつらい体験をさせたくない』と育てられ、それが自分の子どもへの甘さにつながっている」

 なにげなく聴いていて、真剣な表情に気づき、たじろいだ。講談に通じる気迫があった。

 高座の日程は詰まっているが、地元での活動も大切にする。そば屋、居酒屋でミニ講談会を開き、3月10日には名古屋市中村区名駅の陶芸ギャラリー・喫茶店「遊器ゆあさ」(052・582・8088)で得意の「金鯱物語」を演じる。

 今回の取材中に携帯が鳴り、大阪・天満宮に昨年9月にオープンしたばかりの「天満・天神繁昌亭」への4月9日から1週間ぶっ通しの出演依頼が飛び込んできた。

 フル回転で走る、走る。<ペン・小林哲夫、57歳/カメラ・橋本政明、50歳>


 ■人物略歴

 ◇水谷ミミ

 1949年1月、三重県員弁郡(現いなべ市)に生まれ、名古屋で育つ。名古屋市内の劇団「未来座」に入り「オズの魔法使い」で初舞台。CBCラジオの土曜天国で、パーソナリティーデビュー。05年から2年間、毎日新聞の「くりぱる」で「水谷ミミの巷間日記」を執筆。現在、日曜午前7時から2時間、東海ラジオ「はやおきラジオ 水谷ミミです」をこなしている。名古屋市中村区で、88歳の母と2人暮らし。

毎日新聞 2007年2月11日