京都市右京区にある「石庭」で有名な龍安寺にやって来ました。
ここも世界遺産です。

1月半ばの訪問なので、山門にはまだ角松が飾られていました。

 

受付を済ませて中へ。
踏みしめる玉砂利が心地いいです。


鏡容池(きょうようち)にはアヒルが。

 

龍安寺垣の参道と、その先には玄関である庫裡


石庭
正しくは方丈庭園

 

幅25m、奥行10m、約75坪の広さです。
庭一面に白砂が敷き詰められています。
15個の石を東側から
5・2・3・2・3と配置した枯山水の庭園です。
一般には「虎の子渡しの庭」「七五三の庭」と呼ばれているそうです。

 

作庭は室町末期(1500年頃)と推定されますが、
作者が誰か不明だそうです。
そのため庭の意図も分かりません。


この庭園を見ているとなんだか平衡感覚がおかしくなる気がします。
それもそのはず。
一見水平に見える石庭は排水に考慮して、
東南角(写真左奥)に向かって低くなっています。
また西側の塀は、手前から奥に向かって低くなるように造られているそうです。


方丈


襖絵は『臥龍梅』


墨一色で描かれた龍と梅です。
でも襖が開いているので、龍の顔が拝めませんでしたげんなり


銭形のつくばい

水戸光圀の寄進といわれています。
中心の口を共用して、
『吾唯足知(われただたるをしる)』
となります。


冬場で観光客も少なく、静かに石庭を楽しむことができました。