「万年筆は素人には使いづらい」「何を買えば良いかわからない」など、万年筆には少し敷居の高いイメージがあるかもしれません。しかし、基本をきちんと理解し、自分に合った万年筆を選べば、非常に書きやすく、美しい文字を書くことができます。そして豊富な種類があることも魅力の1つです。
今回は万年筆の基礎知識と選び方を解説していきたいと思います。
万年筆とは?
万年筆とは、『胴内に保有するインキが、ペン先に自動的に伝わる機構をもつペン』と定義されたものを指します。その歴史は古く、953年にエジプトで最初に発明されました。
その名の通り、メンテナンスを行うことで半永久的に使用でき、使う人によってペン先の削れなど個体差が出るため、オリジナルの筆跡を表現することできるます。これが他の筆記具と大きく異なる点です。
万年筆の選び方
ペン先の素材で選ぶ
万年筆のペン先の素材は、金かステンレスがほとんどです。一般的には金の方が柔らかく、書き心地が良いとされています。
金のペン先でも14金、18金、21金、24金と、金の割合が多い方が柔らかくなりますが、24金は柔らかすぎるので使用するには非常に難しく、主に14、18金が使用されることが多いです。
金は書き易い一方、劣化しやすく高価なので、ステンレス製のものを好む方もいます。リーブナブルで硬い書き味が特徴です。
また、ロジウム仕様という傷が付きにくく、輝きを保ち経年劣化しにくい加工がしてあるのものあります。
インクの補充方式で選ぶ
万年筆はインクの吸入方式によって、吸引式、カートリッジ式、コンバーター式の3つに、大きく分類することができます。
吸引式は、ボトルインクにペン先を入れてインクを吸い上げ、ペン内部にインクを貯め使用する方式てす。古くから用いられている方法で、一度に大量のインクを吸入できます。
カートリッジ式は、インクがカートリッジと呼ばれるビニールパックに入っており、ペン内部に差込む形で使います。使用が簡単で、持ち運びするのにも便利です。
コンバーター式は、両用式とも呼ばれ、上記の2つの方式を併せ持つタイプで、コンバーター(カートリッジでも代用可能)を装着し、吸入式のように直接ペン先をインクにつけ使います。
万年筆のおすすめモデル
パイロット(PILOT) カクノ 透明軸 M(中字)
https://www.amazon.co.jp/dp/B074698V4Y/ref=cm_sw_r_cp_api_i_bFi8Db803PRNH
パイロットは、日本最大の万年筆メーカーです。その精緻な品質は、海外にも名を轟かせています。
この商品はステンレス製、コンバータータイプ。値段が良心的で、シンプルで使いやすく、かつ書き心地もとても良い、コスパの良い万年筆です。
本体が透明なので中に入れるインキの色がわかり、字の太さも中字・細字・極細字と3種類販売されています。
興味があるけど、自分に万年筆が合うかわからない、これから万年筆デビューをしたいなど、万年筆初心者におすすめな一品です。
セーラー万年筆 プロフェッショナルギア11-2036-220細字 ブラック https://www.amazon.co.jp/dp/B0025RTHRI/ref=cm_sw_r_cp_api_i_GUm8DbAAJK90Z
セーラー万年筆も日本のメーカーです。ペン先といえばセーラーという声も上がるほど、書き心地の良さで愛好家も多くいます。
この商品は21金製、コンバータータイプ。バイカラー仕上げを施しており、高級感のあるデザインです。ペン先が21金なので、書き心地がとても柔らかく、サラサラとスムーズな筆記をすることができます。
尾部にキャップを装着することで、重心が最適なバランスとなるように設計がされているのが特徴です。
太さは、細字・中字・太字の3種類販売されています。
ペリカン(Pelikan) スーベレーン M400 EF 極細字 ホワイトトータス
https://www.amazon.co.jp/dp/B002MSSDG6/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_vBA8DbRQJ4DF6
ペリカンは、ドイツの老舗メーカー。とにかく書き心地やインクフローにこだわりたい方は、ペリカンの万年筆がおすすめです。
この商品は14金ロジウム仕様、吸入式タイプ。落ち着いたデザインではありますが、ペリカンの特徴でもある美しい縞のデザインが、ゴージャスな印象を与えてくれます。1950年に発売されて以来、ペリカン万年筆の中心的モデルであり続けるロングセラー商品です。
太さは、極細字・細字・中字・太字の4種類。特に重量バランスが良いので、日本人の手にも持ちやすく、執筆量が多い方におすすめです。
◉ライターからのヒトコト
今回は万年筆の基礎知識と、選び方を解説いたしました。万年筆は本当にさまざまな形態があり、その中で自分に合うものを見つけていくのもまた1つの楽しみです。
万年筆に使うインクもまた、数え切れないほどの種類が存在しています。その組み合わせは無限です。是非自分だけの1本を探してみてください。