我が家にはたくさんのおもちゃがある。
それらはゆんたのものだ。
買う時にわざわざ「これはゆんたちゃんのだよ」と説明したわけではないが、めいたんが生まれる前、つまりゆんたしかいなかった時に買ったものなので、ゆんたは自分のものだと認識している。

当たり前のことなのだが、めいたんが生まれるまで深く考えたことは無かった。
めいたんが寝返りが出来るようになり、ゆんたのおもちゃに手を伸ばすようになってから、事の深刻さに気がついたのである。
家にあるものは全部ゆんたのものなのだ。つまり、めいたんが何に手を出してもゆんたに「これはゆんたのーから、だめー!」と言われてしまうのだ。

無理やり手から奪われ、遠くへと追いやられてしまう。

『赤ちゃんの興味、関心を尊重しましょう』

ゆんたの時はそんな教科書通りの子育てを心がけ、例えすべての引き出しからものを出されても危険なこと以外はやらせていた。
それなのに、めいたんは毎日何回も何回もだめだめとおもちゃを取り上げられてしまうのだ。

それが不憫で仕方が無かった。
「貸してあげて?」とお願いしても、相手はまだ2歳。
自分のことをプリンセスだと主張しているが、まだまだ赤ちゃんに毛が生えたようなものである。
譲れるはずもない。

私は大慌てでしまい込んであった赤ちゃん向けのおもちゃをクローゼットの奥から出してきた。
赤ちゃん向けのガラガラや、ラッパ、歯固めなどである。
ゆんたは昔自分がそれで遊んでいたことを覚えていなかったようで、それらのおもちゃをすんなりと「これはめいたんのおもちゃ」と認識してくれた。
しかし、それで問題は解決しなかった。

めいたんは赤ちゃん向けのおもちゃにほとんど興味を示さなかったのだ。
やはり隣で楽しそうに遊んでいる姉ゆんたのおもちゃが欲しいのである。

それから、毎日バトルが繰り広げられている。

めいたんはゆんたの赤ちゃんの時に比べて成長がとても早い。
ゆんたのおもちゃを貸してもらいたい一心ではないかと思っているが、5ヶ月でハイハイをして、6ヶ月でつかまり立ちをした。そして、7ヶ月でつかまり歩きを始めた。
ゆんたもそんなめいたんに様々な方法で対抗している。
はじめは壊されたり奪われたりして泣いていたゆんただったが、次におもちゃを持って逃走するようになった。
より高い場所机の上やソファーの家に持っていく、しかしめいたんがつかまり立ちができるようになると、それも意味がなくなった。
ゆんたはめいたんのおもちゃを持ってきて「めいたんのはこれだよ」と渡すようになった。
最近ではめいたんを抱っこして、ママやパパのところに連れてくるようになった。

「ママ、めいたん抱っこしてて」と言うゆんた。頭がいい。

めいたんは奪われたり、離されると不満そうな顔をして、「あうあう」と抗議することもある。
しかし、大泣きはしないので偉いなーと思う。

おもちゃを貸せないゆんたがどうしても悪く見えてしまうが、ゆんたが一番可哀想なのだ。
せっかく作ったブロックは壊されるし、お店屋さんごっこで並べたパンやアイスクリームはぐちゃぐちゃにされるし、大事にしてるアンパンマン人形はたいていよだれまみれにされてしまう。
だから「貸してあげなさい!」と強くは言えない。でもおもちゃを貸してもらえず奪われてばかりのめいたんも不憫、という状況なのである。

まぁ、なんだかんだ仲良く遊んでいることも多いので、私は見守ることにしている。

めいたんはゆんたがいない時は、普段貸してもらえないおもちゃのところへと一目散にハイハイしていく。
そして思う存分ぐちゃぐちゃにして、よだれまみれにしている。
普段奪われてばかりいるので、危ないもの以外は自由にさせている。
ゆんたが帰ってくる前までにおもちゃを拭いて元に戻しておけばトラブルにはならない。

いつか貸せる日が来るのかな?と思うが、ママ友の話だと5歳でもなかなか貸せないとのことなので、めいたんが大きくなったら2つ買うしか無いかもしれない。

早く仲良く遊べるようになって欲しいものである。

あけましておめでとうございます。
気がつけば2020年になり、令和2年になっていて驚いた。
時間が経つのは早いものだなぁ、いや早すぎる、目が回りそうである。
めいたんが寝返りをしたあたりから、時間感覚がおかしくなった。
気がつけばめいたんはつかまり歩きをしている・・・はて、私はこの間何をしていたのだろうか?
思い出せない。

産後2ヶ月の時に更新再開を高らかに宣言したが、それからもう半年が経ってしまった。
想像以上に2人子育てが大変で、ブログを更新することが出来なかった。
本当に自分の時間がなかったのである。
申し訳ない。

しかし、ブログを書かないと壮絶な日常を前に子どもたちの一瞬はどんどん忘れていってしまう。
それが大変な宝物が手からこぼれ落ちているような気がして寂しいのだ。

それに、ブログを書いている時の方がストレスが少ないと分析している。
何かを創造することがいいリフレッシュになるのだろう。

だから再開したいと思う。

昨日めいたんが生まれて初めて日中の授乳間隔が5時間空いた。
きっとこれまでの多忙過ぎる生活も変わっていくだろう。
それでも毎日生きることで精一杯である。本当は毎日更新したいが、出来なくても暖かく見守って欲しい。

ゆんたは3歳、めいたんは8ヶ月になった。
仲のいい姉妹に育ってくれている。




長女を出産した2年半前。

産後2ヶ月目が一番辛かったのを覚えている。

産後1ヶ月はたしかに大変だが、母が産後の手伝いに来てくれていた上に、初めての育児で大変だと感じている暇も無かった、と言うのが正直なところだ。


だから今回の産後に当たり、母が帰ってしまった後の1ヶ月、産後2ヶ月目をどうやって乗り越えようかと考えていた。


何で知ったのか忘れてしまったが(母子手帳をもらう時の区の職員の方との面談だっただろうか?)、産後ドューラというものを知った。

産後ドューラとは、聞き慣れない言葉であるが、産後の母親を支えるための専門知識を持ったお手伝いさんのことである。

区で助成もあると聞き、今回はお願いすることにした。


区のホームページで産後ドューラさんの写真付きの一覧を見て、その中で良さそうな方に直接連絡をすることにした。


連絡すると、出産前に一度会ってプランニングをしたいと言われ、会うことに。

とても素敵なお姉様で、保育士の資格もあると聞き、安心して任せられると思った。


区で助成が出るのが20時間までなので、週1回2.5時間の8回、つまり約2ヶ月間お世話になることにした。


その2.5時間を何に使うかはその人次第だが、私は料理と掃除をお願いした。

1回の訪問で、2日分の主菜、副菜と味噌汁を作ってくれ、さらに家中の掃除機かけとお風呂掃除をしてくれる。

もちろん、子どもを見ていてもらって、休んだり通院したりすることもできる。


実際利用してみての感想だが、

『本当にありがたい!!』

の一言だ。


なぜ1人目の時に利用しなかったのか悔やまれる。


利用して良かったポイントを記録しておこう。


1、2日分の夜ご飯を作る必要が無い!

夜ご飯を作らなくていいと言うだけで、時間に余裕が生まれる。ゆんたとめいたん2人を見ながらの料理は難易度が高いため、ゆんたが保育園に行っている間にするのだが、めいたんの機嫌に左右され、トータル2時間近く料理をする日もある。

そのストレスから解放されるのだ。

ゆんたをお迎えに行った後も心置きなくゆんたと遊ぶことが出来て幸せだ。

さらに、作ってくれる料理が美味しい!

ある週に風邪をひいて、辛い日があった。よっぽどめいたんを見ていてもらって私は寝ていたいと思ったが、ドゥーラさんが作る料理が美味しくて我慢したほどである。


2、週に1回でも家が綺麗になる

ドゥーラさんが掃除をしてくれるため、部屋が綺麗になる。

部屋が汚れていると、心まで荒むためありがたい。


3、子育ての小さな悩みを話せる、大変さを共感してもらえる

これも大きい。ドゥーラさんはセラピストとしての役割も果たしてくれている。

ドゥーラさんは料理をしながら私の話を聞いて会話してくれるのだ。(もちろん彼女は料理中はマスクを着用している)

産後は子どもと2人きりで閉鎖的になりやすい。話を聞いてもらえるだけでもストレスが発散された。

さらに彼女は保育士の資格を持っており、2人の子どもを育てた先輩でもあるため、アドバイスもためになる。

今は上の子と話が出来るし、上の子を保育園に迎えに行った時に先生やお友達のママと話をするため全く人と話さない日は無いが、1人目の時はそんな日があったため、やっぱり1人目でも利用すればよかったと思った。


4、子育ての情報を得ることができる

区の子育て支援の情報や近隣の小学校の情報、中学校受験情報等、地元で子育てを終えた方にしか聞けないことをいろいろ教えてもらえ、とても参考になった。


気になるお値段であるが、1時間3000円である。

1日2.5時間なので、7500円だ、このうち3分の2が助成として戻ってくる。

高いと思うか、安いと思うかは人それぞれだが、産後1人で子育てする方にはぜひ活用してほしい。


出来れば仕事で忙しい旦那さんから提案して欲しい。

私は働いているが、やはり産休中で収入が無いため、もし助成が無ければ言い出すことは出来なかっただろう。


首が座るまでの数ヶ月間の子育てはなかなかに過酷である。


ドゥーラさんのおかげで、産後2ヶ月目をなんとか過ごすことが出来た。


めいたんはまもなく生後3ヶ月となる。