長女を出産した2年半前。
産後2ヶ月目が一番辛かったのを覚えている。
産後1ヶ月はたしかに大変だが、母が産後の手伝いに来てくれていた上に、初めての育児で大変だと感じている暇も無かった、と言うのが正直なところだ。
だから今回の産後に当たり、母が帰ってしまった後の1ヶ月、産後2ヶ月目をどうやって乗り越えようかと考えていた。
何で知ったのか忘れてしまったが(母子手帳をもらう時の区の職員の方との面談だっただろうか?)、産後ドューラというものを知った。
産後ドューラとは、聞き慣れない言葉であるが、産後の母親を支えるための専門知識を持ったお手伝いさんのことである。
区で助成もあると聞き、今回はお願いすることにした。
区のホームページで産後ドューラさんの写真付きの一覧を見て、その中で良さそうな方に直接連絡をすることにした。
連絡すると、出産前に一度会ってプランニングをしたいと言われ、会うことに。
とても素敵なお姉様で、保育士の資格もあると聞き、安心して任せられると思った。
区で助成が出るのが20時間までなので、週1回2.5時間の8回、つまり約2ヶ月間お世話になることにした。
その2.5時間を何に使うかはその人次第だが、私は料理と掃除をお願いした。
1回の訪問で、2日分の主菜、副菜と味噌汁を作ってくれ、さらに家中の掃除機かけとお風呂掃除をしてくれる。
もちろん、子どもを見ていてもらって、休んだり通院したりすることもできる。
実際利用してみての感想だが、
『本当にありがたい!!』
の一言だ。
なぜ1人目の時に利用しなかったのか悔やまれる。
利用して良かったポイントを記録しておこう。
1、2日分の夜ご飯を作る必要が無い!
夜ご飯を作らなくていいと言うだけで、時間に余裕が生まれる。ゆんたとめいたん2人を見ながらの料理は難易度が高いため、ゆんたが保育園に行っている間にするのだが、めいたんの機嫌に左右され、トータル2時間近く料理をする日もある。
そのストレスから解放されるのだ。
ゆんたをお迎えに行った後も心置きなくゆんたと遊ぶことが出来て幸せだ。
さらに、作ってくれる料理が美味しい!
ある週に風邪をひいて、辛い日があった。よっぽどめいたんを見ていてもらって私は寝ていたいと思ったが、ドゥーラさんが作る料理が美味しくて我慢したほどである。
2、週に1回でも家が綺麗になる
ドゥーラさんが掃除をしてくれるため、部屋が綺麗になる。
部屋が汚れていると、心まで荒むためありがたい。
3、子育ての小さな悩みを話せる、大変さを共感してもらえる
これも大きい。ドゥーラさんはセラピストとしての役割も果たしてくれている。
ドゥーラさんは料理をしながら私の話を聞いて会話してくれるのだ。(もちろん彼女は料理中はマスクを着用している)
産後は子どもと2人きりで閉鎖的になりやすい。話を聞いてもらえるだけでもストレスが発散された。
さらに彼女は保育士の資格を持っており、2人の子どもを育てた先輩でもあるため、アドバイスもためになる。
今は上の子と話が出来るし、上の子を保育園に迎えに行った時に先生やお友達のママと話をするため全く人と話さない日は無いが、1人目の時はそんな日があったため、やっぱり1人目でも利用すればよかったと思った。
4、子育ての情報を得ることができる
区の子育て支援の情報や近隣の小学校の情報、中学校受験情報等、地元で子育てを終えた方にしか聞けないことをいろいろ教えてもらえ、とても参考になった。
気になるお値段であるが、1時間3000円である。
1日2.5時間なので、7500円だ、このうち3分の2が助成として戻ってくる。
高いと思うか、安いと思うかは人それぞれだが、産後1人で子育てする方にはぜひ活用してほしい。
出来れば仕事で忙しい旦那さんから提案して欲しい。
私は働いているが、やはり産休中で収入が無いため、もし助成が無ければ言い出すことは出来なかっただろう。
首が座るまでの数ヶ月間の子育てはなかなかに過酷である。
ドゥーラさんのおかげで、産後2ヶ月目をなんとか過ごすことが出来た。
めいたんはまもなく生後3ヶ月となる。