訃報 | おひとりさま、乳がんなりました。

おひとりさま、乳がんなりました。

・ 2021年10月 48歳で乳がんと診断
・ 2021年12月 左胸部分切除、腋窩リンパ節郭清(転移あり)
  浸潤性乳管がん(硬癌、10mm)、ホルモン受容体陽性、HER2陰性
・ 2022年2〜3月 放射線治療
・ 2022年4月 ホルモン療法(10年)開始

母方の叔父が他界したと親戚から連絡がありました。

 

2年半前に大腸がんを患ったことは聞いていましたが、再発していたのを亡くなって初めて知りました。

 

 

私は母と折り合いが悪く、数年間実家には帰っていません。

 

とは言え、ある日いきなり娘の訃報が届くような事があっては流石に酷かと思い、年末年始の帰省を尋ねるメールに、乳がん手術直後だと返信しました。

帰省と言っても、電車で一時間ちょっとの距離だけれど。

 

その翌朝在宅勤務中の自宅に、何の連絡もなく叔父の運転する車でいきなり母が押しかけてきました。

そこで更に揉めて、今や断絶状態です。

 

 

その後暫くして、叔父から電話がありました。その後体調どうなの?と。

母親ですら私に掛けなかった言葉です。(こんなやり取りさえできないから親娘関係がね…)

気にかけてもらえているのは、嬉しかったです。

でも母を可愛がっている叔父に甘えることはできず、これまた平日の昼間だった事もあり、「緊急事態じゃないなら、私仕事中だから。」とつっけんどんに電話を切ってしまいました。

 

それが、叔父と交わした最後の会話です。

 

 

後悔先に立たずですが、母との関係に悩み続けた結果、後悔はできただけマシ。という境地に達しました。

いつだって誰だってこれが最後かもしれないけれど、色んな感情がある中で、常に後悔する事が無いような素晴らしい対応をするのは無理です。

少なくとも私には。

 

 

お別れの際か、あちらで再開した時に直接「あの時はごめんなさい。」と叔父に伝えたいと思います。

 

また会えると思えば、向こう岸に渡る日が来るのは悲しいだけじゃない気がします。