ただひたすら気持ちが駆け出していく瞬間と
一歩下がって、まるで第三者のように情景を見下ろす瞬間と
交互に、はたまた順不同に
寄せては返す波のようにやってくるのだけれど、
胸の真ん中に
やっぱりある気持ちはひとつで
やっと、くっきりと霧が晴れてきた気がする。
「気がする」の段階で
メールを送ってしまったわけなんだけれど、
不思議と焦燥もなく、心穏やかに待っていられる。
今はまだ心地いい寝息を立てているだろうあの人が、
少しでもあたたかな、涼やかな場所にいればいいと願いながら
安らかな寝顔を思い浮かべては、
愛しい、と
ただ思う。
早く気付いて、と焦れるような気持ちと
もう少しだけ、無垢でいてほしい気持ちと
きっと半々で
だけれど、ひたすらにまっさらな今だから
理由は要らない
言葉も要らない
そのときを静かに待つだけ。