2019年6月19日(水)

 

父の葬儀当日になりました。

 

親族は11:30集合で、告別式開始は12:30でした。

 

私は喪主だったので、夫と共に11時頃には葬儀会場に着き、遺族控室へ。

 

控室の一つ下の階が、葬儀会場になっているので行ってみると、祭壇の両脇には立派な花が飾られていました。

 

 

お花は、事前に打ち合わせしていた親族からのみだと思っていましたが、父が勤めていた会社からもお花が届いていたので驚きました。

 

大きな会社なので、会社の形式として出してくれたと思うのですが、素直に嬉しかったです。

 

棺に入っている父の顔を覗くと、亡くなった当日より、また更に肌の色が少し変わっているような感じがしました。

 

私は霊感とか全くないですが、魂とかあの世の存在を信じているタイプで、父の顔を見たら

 

「目の前にあるこの身体は、魂が抜けて完全に抜け殻になったのだなぁ」と感じました。

 

よく、亡くなった人は自分のお葬式を見に来るというので

 

「お父さんもその辺で見てたりするのかな~そうだといいなぁ。」

 

とか思いながら、葬儀会場内を見渡したりしてました。

 

再び控室に戻って少しすると、弟達がやってきて、次いで私の母、そして父の妹夫婦とその子供達(といってもみんな私より年上)と、徐々に親族が集まってきました。

 

最初は、来る人来る人みんなに挨拶してましたが、続々と集まってくるので挨拶が追い付かなくなり、私が知らない伯父(父の兄)側の親戚が沢山来て・・・

 

「私は、お父さんのお母さんの弟の長男で・・・」

「私は、お父さんのお父さんの妹の次男で・・・」

 

みたいな感じの挨拶が続いて、私がお会いしたことない人達ばかりだったので、その場で顔と名前と関係性を全然覚えることができず、途中から挨拶しに行くのを若干放棄してました( ̄▽ ̄;)

 

火葬場の控室で食事があるので、その時に改めて皆さんに自己紹介をしてもらう予定だったので、その時でもいいかなという考えもありました。

 

そろそろ受付の準備があるということで、スタッフさんからお声がかかり、事前にお願いしていた弟2と福島の療養に付き添ってくれた父の友人Sさんに受付を頼みました。(もう一人の父の友人であるMさんも率先して受付を手伝ってくれたようでした)

 

12時10分頃になると、お坊さんが会場に到着し、お坊さんは個室の控室へ。

 

少ししてからスタッフの方に呼ばれ、喪主である私と夫はお坊さんへのご挨拶を促され、お布施とお車代とお膳料を持って入室。

 

「今日は、よろしくお願いします。」

 

とご挨拶をして、その流れで四十九日法要の日時もおさえていただきました。

 

そして、12時20分頃になり、みんなで父がいる葬儀会場へ。

 

席につくと、スタッフさんから父の法名とその由来について書かれた紙が配られました。

 

お寺さんがパソコンで作って印刷してくれたようです。

 

父の法名に付けられた字とその由来を読んで、とても父らしくていいなぁ~なんて思っていると、父の妹(叔母)が

 

「みみ!こうじ(父の名前)の【こう】の字が違うよ!」

 

とご指摘を受け、父の俗名を見てみると・・・ホントだ!確かに違う!!

 

よくよく見てみると、父の誕生日も亡くなった日付になっている!!

 

あと、位牌に書いてある表記も違う(まぁ仮の位牌だから許すけど)

 

すかさずスタッフさんを呼び、表記が違っていることをお伝えすると、どうやらお寺さんのミスのようでした。

 

いくらなんでも間違いすぎでしょ(-_-;)

 

ちょっとガッカリしました。

 

お坊さんが降りてきたので、紙を見せながらその事をお伝えすると

 

「これはヒドイですね・・・後日修正したものをお送りします。」

 

と言われ、その方が作ったわけではなさそうでしたが、もう少し申し訳なさそうにしてほしかったです。

 

そんなプチトラブルがありながらも、お経が開始され、その間に父の会社関係の方や知り合いの方がお焼香に来てくださいました。

 

受付の作業が終わらないのか、友人Sさんは戻ってくるも、弟2は香典をまとめるのに時間がかかっていたようで、お焼香だけしに来てすぐに受付へ戻っていきました。

 

13時10分頃にお経が終わり、出棺準備の為また控室へ戻ると、父の会社関係者の方2名がいらしたのでご挨拶しました。

 

父から話を聞いていた上司のHさん。

 

とても良い上司さんみたいで、父は生前「Hさんの助けになりたいんだ」と言っていました。

 

また、Hさんも・・・

 

「1年半一緒にお仕事させていただいたんですけど、○○さん(父の名前)には、ホントに色々やっていただきました。どうやったらお客さんが喜ぶかを常に考えてましたよ。」

 

と、言ってくださいました。

 

父本人からは、自身の仕事ぶりや周りからの評価についても聞かされていましたが、私は父の事を「自分で過大評価してるだけなんじゃ・・・?」と、半信半疑だったので、実際に会社の方からそういう声が聞けて嬉しかったです。

 

実際、職場でも仕事の成果を出していたようで、会社から賞金までいただきました。

 

ご挨拶を済ませてしばらくすると、弟2がようやく戻ってきて、いただいた御香典をまとめた紙袋を渡してくれました。

 

また、この間にスタッフさんが香典返しを配っていて、控室内は少しバタバタしながらも、出棺準備が出来たのでまた下の階の葬儀会場へ戻りました。