母が肺がんとわかってから5年と半年が過ぎました。
白内障、緑内障、骨粗鬆症による腰痛、膝痛、帯状疱疹の後遺症で在宅酸素。それでも身の回りのことはなんとか自分でこなし毎日を過ごしてくれていることに感謝です。
それでも5年前のようにスムーズにはいかず、母は掛け声をかけながら階段を上ったり、洋服を脱ぐときも、立ち上がるときも「いちにのさ~んのしのにのご!」と自分に気合いをいれるため掛け声をかけます。
段差を上がるときは「そ~れっ!」って掛け声をかけながら上ります。たった一段の段差も母は必死なのです。
不思議と掛け声をかけながらだと辛くないと言います。
知らない人がはたから聞いているとちょっと頭がおかしい人に思うと思うのですが、私にはそんな母の掛け声がうれしくてたまりません。

お久しぶりの更新になりました。
母はステージⅣの告知から5年と半年が過ぎようとしていますが、現在母は元気です。
もともと在宅酸素なのでスタートから健康な人とは違うのですが、5年が過ぎても生きていてくれています。
それだけで感謝です。先月誕生日で75歳を過ぎましたが改めて5年生存率とはなんだろうか。。?!
と思って仕方ありません。。。
母は最初にプラチナ系を、次にアリムタ単剤、そしてドセタキセルをやりその後四年近く抗がん剤をやっていません。確かに少しずつ画像も大きくなり、今は腫瘍マーカーは確実に上昇していますが、これまでを考えると生存率はステージではなくガン細胞の悪性度合いがかなり重要に思えます。
母は治療はしていませんが、その間効果があったと思えるものはシイタゲンです。あとはR1ヨーグルト、ブロッコリースーパースプラウト、油はDHAとEPAのオイル、ごま油、アマニ油、オリーブ油のみを使用、舞茸の油炒め、りんごすりおろしに酢を加えたものを常に食べるようにしてきました。一度も風邪もひかず過ごせてきたのはR1ヨーグルトのおかげかなとも思います。
ガンはとめることはできなくてもせめて少しでも効果があるものを取り入れたいと思っている方もたくさんいると思います。
ガンで辛い思いをしているみなさん、ステージにこだわらず母の取り入れてきた食材を参考にしていただけるとうれしいです。
母が肺がんがどうか細胞検査するために初めて入院した2012年8月。
確か母の隣のベッドにあとから入院してきたIさん。母より少し若くていつも明るく元気だった。
もう1人同室だったKさんも母と同い年で三人仲良しで母はとても楽しかったという。そのIさんが1月に亡くなってしまった。12月に電話をした時は退院してきたばかりで寝ているから体調がよくなったら電話をさせるとご主人と話しをしたらしい。それからなかなか電話もなく母は今月になって再度電話をしてみた。
Iさんの携帯にご主人が出て、1月に亡くなったと聞かされた。退院してきてから在宅で点滴もして、ご主人はあと数ヶ月は看病できる、生きてくれると思っていたけど最期はあっというまだったという。
母には連絡するよう娘からも言われていたし、母に頑張って生きてくださいね。と。
またなにかあったら連絡くださいね。と仕事も辞めてIさんの看病をしようと頑張っていたご主人の言葉。。。
なんともいえず悔しい思いです。三羽がらすと言われ病室でも仲良しで退院してからも電話でお互いを励ましあってきた。
いつも母に、がんばりましょう~!と言ってくれていたIさん。Kさんも一足先に亡くなってしまったけど、Iさんもいなくなってしまった。。。
Iさんは、母と違って酸素もつけていないし私はまだ幸せだと思わなきゃね。と言って母と知り合った頃は、電話すると今お風呂掃除してるのよ!と母より元気にしていたIさんなのに母より年も若いのになぜもっと生きられないの。。。
悔しいですね。
Iさん、母と仲良くしてくれて本当にありがとう。
天国でゆっくり休んでくださいね。