私のカラダ、

私の魂、心

ずっとアンバランスで扱いにくかった。

 

全力で走りだしたいのに

足がもつれて動かないような

どこかチグハグで

でもどうやったらいいのかわからない。

 

私が私を深く見て

知るようになってからも

中々うまく扱えずに

苦しくなったこともある。

 

だけど、最近

ほんとに最近だけど

私は私のカラダや顔が好きになってきた。

 

それは造形というよりも

バランスが整ってきたという感じ。

 

ちょうどよくなってきた。

38歳にして、やっとそう思えた。

 

背伸びをするわけでもなく

必要以上に良くみせることもなく

かと言って自分なんかと卑下するわけでもなく

 

今までの道のりを含めてすべてを

ありがとーーーーって包み込んで

ぜんぶあなたのおかげだねって

私は私とやっと抱き合える。

 

カラダは最後。

仕上げだよ。

 

いろんな人の手を借りて

触ってもらって

慈しんでもらって

私は初めてここにいる。

 

だから私も私をみつめる。

理想の体型や顔ではないかもしれない、

でもなんかものすごくちょうどいいんだ。

 

それがくすぐったいような

今更なような

誰かと比べることをいつの間にか

もういいやとそこからドロップアウトして

もう一度ドアを開けて

私は私の部屋に帰る。

 

あんなに抜け出したくてたまらなかった部屋へ

今、帰るよ。

誰かが待っていてもそうじゃなくても

いつも変わらず私を待つ部屋へと。

 

 

 


どんなあなたでもいいから

 

私はあなたに触れたい。
 
うまく笑えなくてもいいから
私はあなたに触れたい。
 
もし涙が出て止まらなかったら
私が代わりに笑うから心配しないで。
 
あなたが上手くやれないことなんて
私はずっと前から知ってるよ。
 
見てるだけで
最初の一歩が踏み出せないことも
何でもないことが
怖くて怖くてたまらないことも
理由もわからず不安になることも
 
 
もう、隠そうと思っていることは
ぜーーーーんぶ知ってるよ。
 
 
だから安心して
恥をかいて笑われて
ぐちゃぐちゃに泣いて
倒れて、消えてしまいたくなっていいよ。
 
 
終わった頃に迎えに来るからね。
そうしたら、一緒に帰ろう。
いつでも私はここにいるから。
 
さぁ、それでも今日はやってくる。
そして明日が迎えにくる。
 
何でもいいんだ、
どうだっていいし
真面目にやっても
テキトーでもいい。
 
雨降る音を聴きながら
少しの間眠ればいいよ。
 
愛は変わらず、あなたの元へ。