記憶が砂の様にこぼれ落ちて
それをすくって丁寧にひとつずつ
ガラス瓶につめて眺めるのです。
私はすぐに忘れてしまう
あんなに愛した人の事も
憎んだ人がいたことも
わたしがたくさんしてきた罪深きことも
何が悲しくて寂しくてたまらなかったのかも
ぜんぶぜんぶ忘れて
何もなかったように
思いのままに食らいつく
せめて心を縛っていようと
ガラスの瓶を並べて
祈ることしかできはしない。
どうか、この私が許される日など
決してきませんようにと。
誇れるものなどない私ですから
人様の前で悪態をついて嫌われるのです。
嫌われるために生きているのです。
どうか、私を愛することはお止め下さい。
心に触れたりしないでください。
私はあなたを燃やし尽くして
しまうかもしれません。
それでもこの手に触れたいのなら
私は自ら舌を噛み切り命を絶とう。
そうして初めて私は自分で
自分を許せるのかもしれません。
何のために生きているのかと
考えることが浅ましい。
私の傲慢さをどうぞ笑ってください。
与えられた命なら
終わりだよと耳元で甘く囁かれるまで
目を開けてここで生きるだけなんです。
深い深い闇の中、
そこが私の居場所なのですが
確かにあの時ひとすじの光が
天井の隅っこに見えたのです。
私が持ち得るたったひとつの記憶。
その一瞬の光があれば
どんな場所でも生きていけると知ったのです。
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