迷ってばかりのキャリアアップ&ダウン -386ページ目

褒めてばっかじゃだめだし、叱ってばっかでも駄目だけど・・・

管理職という立場になると、どうしても部下を「叱る」とか「注意」などを行う必要がある時があります。

実は、私は管理職という立場にいながら、この「叱る」ということがとても苦手なのです。

「叱る」ことが好きという方はあまりいらっしゃらないとは思いますが、「好き」「嫌い」という問題ではなく、私の叱り方は、スマートじゃないような気がするんです。


「あなたの事が憎くていってるんじゃないのよ」という事を分かって欲しいという気持ちが強すぎて、変に感情的な感じになっているのではないか・・・

もしかすると相手に「嫌われたくない」っていう本能的とも言うべき気持ちが強すぎるのか・・・


とにかく、何となく迷いがあって、自分の態度や言い方がスマートじゃない感じがしてならないのです。

部下の今後の成長を考えると、絶対これはここで伝えておかねばとか、ここで理解して貰わなければとか思いつつも、今日はやめておこうと先送りにしてしまいそうになる自分がいます。

「叱る」ことが嫌なのかというと「好き」ではないが凄く「嫌」でもない、「怖い」かというとそういう訳でもない、もっと、なんというか、面倒くさいというと問題がありそうなんですが、そう、『億劫』というのでしょうか、そんな感じでなのです。

そして、多分私がそう感じてしまう理由は、自分の経験に基づいているのかもしれません。

私にはこれまで「叱られた」「注意された」など、言葉で何かを上司に言われたからといって、本気で心の奥底から身に染みたという経験がないような気がするのです。

結局は、自分自身の体感と経験を通して、本心から理解した場合のみ、素直に自分の過ちや失敗を受け入れる事ができるんじゃないかと思ってしまうのです。

だから、上司が何を言ったって、いうだけ無駄、意味がないような気がする・・・などと考えているから「迷い」がでてきて、スマートじゃなくなってしまうのかもしれません。

とはいえ、「叱る」ことを「億劫」だと諦めていては、部長失格です・・・。