昨年の4月より個別指導の塾をやっています。しかし、実は昨年度の実績を全く公表していません。理由はいくつかあるのですが、最大の理由はタイミングを逃したというところでしょうか。【合格実績】個別指導の塾で合格実績に一体どんな意味があるのだろうかと悩みました。基本的に生徒はみんなどこか大手塾に通っていて、その補習であったり、プラスアルファのために1科目または2科目を指導しただけで果たして合格実績などと発表すべきなのだろうかと。私もかつては大手塾でコース統括なんかもやっていましたが、6年の後半から半年ばかりコースで見ていた生徒を、志望校に合格させましたなどと豪語するのにはやや抵抗がありました。小4あたりから3年くらいじっくりと指導してきた生徒ならまだしも、入試直前期になって初めて見た子を一体どこまで鍛えられるのだろうかと。もちろん、過去問演習なんかをやらせていると確実に5点、10点と点数が伸びていく様子がわかるのですが、所詮は自分の担当する科目のみの話です。それでも合格があやうい状態の子が合格してくれれば私も嬉しいですし、感謝もされますが、それは私だけではなく、各教科の講師がチームで取り組んだ結果であり、それ以前に平常授業を支えてきた講師の力も大きいと思います。逆に言えば誰かがいいかげんなことをしていれば、その教室全体の実績が悪くなることだってありうるのです。それでも大手塾にいた頃はそのチームの一員として最大限の努力をしてきたとは思っていますし、塾としての実績を公表することに問題はないと思っていました。最近は忍者だなんだと合格実績を問題視する声もあるようですが、現場からすればどの生徒も同じように指導して最後のひと押しをしてきたわけですし、正規の手続きをとって塾生になっている子をカウントすることに問題はないと思います。しかし、個別指導の塾を開いてからはその辺の面倒な問題は避けたいと思って公表はしませんでした。それこそ、入試1~2ヶ月前になって、何とかして欲しいという子もいれば、半年くらいかけて基礎からじっくりやり直した子もいるわけですが、それを同じように扱っていいものだろうかと。対外的にはそんな事情はわかりませんから、実績さえ並べれば恰好がつくでしょう。しかし、もともとA判定を取れているのに不安だからと来る子と、B判定だけど何とかしたいという子では全然違います。教える内容も使う教材も指導方法も一人ひとり違うわけですから、昨年度の実績を見て期待されても、実際にその子を見てみるまではわかりませんし、期待にに答えられるかどうかもわかりません。5年生くらいから指導しているのならまだしも、昨年はオープンしたばかりですからまだ何もかも手探りの状態でした。その割にはけっこういい結果だったかもしれません。だからこそ自慢げに公表すべきではないと思ったのです。【プライバシー】個別指導や家庭教師を利用している人は最難関レベルになるほど多いようです。その実体は私にもよくわかりませんが、何割かはいるようです。というのも、みんなそれを隠そうとするからです。恥ずかしいとか、塾を信用していないみたいでバレたら気まずいとか、いろいろ理由はあると思いますが、成績を上げるためには周りを出しぬかなければならないという駆け引きもあるようです。それでも多少は塾にも情報が入ります。誰だれがどこどこに行っているらしいと。生徒が自分でしゃべったり、保護者が打ち明けたりすることもありますが、そこから目撃情報なんかも入ってくるのです。あの子も来てたよ、と。それ以外にも、ブログを書いている人の場合、情報は筒抜けになります。そういうブログを辿ってきた人もいるのではないでしょうか。本人が公開しているのなら問題はありませんが、私が公開するとプライバシーの問題になります。もちろん氏名等はださなくても、受験校だけでもかなり絞り込まれます。その結果まで載せれば、塾のコースを担当している先生にはほぼ特定されてしまうのではないかと思います。実際私も大手塾にいるときはかなりそういう情報を掴んでいましたから。受かったら受かったで、合格したのはうちのおかげだとか、あれは本人の実力だとか、いろいろとケチをつけられたりします。落ちたりすると、あんなところに行くからだと言われるのです。生徒を取られたといっても、大手塾をやめさせて引き抜いたわけでもなく、むしろ大手塾でフォローしきれない部分を助けてくれるのだから、そんな言い方をしなくてもと思ったりもしましたが、今は言われる立場になったのであまりそこには触れたくないですね。いい形で共存出来ればいいと思うのですが、知っている者同士ですから嫉妬なんかもあるのでしょう。例えば算数が悪かったから落ちたと言っても、それは個別や家庭教師のせいで悪くなったわけではなく、成績が悪いから個別や家庭教師に頼ったわけです。それを何とかフォローできればみんなにとっていい結果になるような気もしますが、その一方で誰かが不合格になるわけですから、けっこう難しい問題なのです。勝負の世界ですからそれは言っても仕方がないのですが、同時に言われても仕方がないのでしょう。先日、独立開業されている先生たちと話をする機会がありまして、なんだかんだ悪口を書かれたりしても、何も言われないよりはいいんじゃないかという結論になりました。極端な話、99%の人から嫌われても、残りの1%の人から信頼を得られれば十分成り立つわけです。【指導実績】合格実績を公表しないと何が困るかというと、どういう指導が出来るのか判断できない、というようなことをいわれたので、簡単に紹介しようと思います。つまり、例えばある最難関校を志望しているが、その対応はできるのかどうか?というようなことです。そんなことは電話してくれれば済む話ですが、それもなかなか聞きにくいですよね?昨年は6年生を延べ10人以上見ました。H学園だけでなく、N学園やN能研の生徒もいました。1回だけとか、相談だけというのは抜きにして、最短で1ヶ月程度から最長で7ヶ月。(4月オープンですから仕方ありません)主な志望校(近畿): 男子最難関⇒灘、東大寺、甲陽、洛星、西大和 女子最難関⇒洛南、神戸女学院、西大和、四天王寺 男女難関⇒白陵、六甲、高槻、神戸海星 お試し受験⇒岡山白陵、岡山、愛光ちなみに灘志望は延べ4名見ましたが、主に過去問や模試の質問受け、テキスト(算数・理科)の質問受けが中心でした。最後は直前特訓が忙しくなって来なくなった子もいました。来なくなった子は連絡もありませんでしたが、どうやら合格したらしいです。東大寺、西大和、洛星は合格が出ました。女子最難関は基本的にコースのテキスト(算数・理科)の質問受け&補習が中心でした。過去問解説、模試解説、トップレ算数解説などをしました。神戸女学院、四天王寺も合格が出ました。もちろん第一志望校が不合格だった子も何人かいます。数点差で残念だった悔しいケースもあります。幸い第2志望校には合格できたのでとりあえずはよかったです。これ以上書くとまずいかもしれないのでこのへんで。1年目は短い間でしたが、たくさんの学校の過去問も解きましたし、他塾のテキストや模試もだいぶ解きました。初見で生徒と勝負する場面も多々ありましたが、いい経験になりました。その経験は今後に活かしていこうと思います。来年度は少人数グループ指導や何か講座をつくろうかと計画中です。テキストなんかも作って行こうかと思っています。ほかの個別指導の塾と提携して何かやっていくことも検討中です。塾のことや教科の内容に関することはあまりブログには書きませんので、話を聞きたいという方はまずメッセージをください。↓クリック↓
中学受験 玄人思考のブログⅢ
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