言霊の幸わう国
常日頃より、優しく柔らかく品のある生粋の日本語に、魅せられていましてた。
日本人らしくあるために、それを自由に操れたら、さぞ素敵だろうと、そのような思いで、足の赴くままに本を眺めていましたら、この本に出会いました。
高橋こうじ氏が東邦出版より出されている、
日本の大和言葉を美しく話す―心が通じる和の表現―
挨拶や恋に関する言葉、生き物等が紹介されていますが、半分以上が聞きなれない言葉でしたね。
普段は、職業柄、法律や行政の固い言葉と付き合っていますので、責めて趣味の時間は柔らかく参りたいと思います。
最後までお付き合い下さいまして、いと嬉しゅうございます。
どうぞお身体をお厭いください。
差別化
他の人との差別化と聞くと、何か特別なことのことの様に感じますが、『普段の自分』『普通の自分』で充分差別化が図れます。
自分と同じ人間は存在しません。同じ物を同じ文章で説明しても、声、話す速さ、間の取り方等千差万別です。対面でしたら顔の表情や体を使っての表現、体格も加われば、“特別”と難しく考えることは何もないです。
受け取り手を知ることは大切です。自分自身を知ることも大事です。
自分は特別ではないと思っていても、必要とされるときは必ずあります。そのときは、それに役に立てるよう、全身全霊を込めて、全神経全細胞を懸命に注ぎ込む思いを持たれたら如何でしょうか?
いつも有難うございます。
期待
“期待”の難しさです。
先日ある関係が切れてしまいました。
相手がこちらに何を期待しているのかをきちんと対話し、把握することを怠り、こちらは相手に期待をしてしまったことが原因だと思っています。
『他人は自分の期待に応えるために生活しているわけではない。また、他人を全て理解することなど不可能』だと、普段から強く心掛けていたことなのですが、ここへ至る伏線があったのかもしれません。
誰かから期待され、その役に立てることは、自分の存在が認められた証です。しかし、勘違いや思い違い、見込み違い等で意図していない方向へ進んでしまうことが考えられます。また、日々変化していますので、前回認められたことは、必ずしも今回も通用するとは限らないわけで す。
十分な対話が必要だと改めて実感しました。
いつも有難うございます。
范蠡
経営者の方々の中には、孫子の兵法をバイブルにしている方もいらっしゃると聞きます。
この范蠡は、呉で直接孫武から兵法を習い、その後、越で軍師として活躍しました。
しかし、有能な軍師は、いつしか危険な存在に変化してしまったようです。戦国の世の運命に翻弄され、それまで仕えていた越を追われるように、他国へ亡命しました。
軍師として暮らすことに危険を察知したのでしょう。そこでは名を変え、事業を起こしています。その事業は、越で経済に長けていた人物からの影響とともに、孫子の兵法に則って、事業の成功を収めました。
その彼の実業家としての文献が、殆ど残っていないのは、残念です。
住まいと職場
毎日の通勤では、西武線を3路線乗り継ぎ、片道2時間程電車に揺られています。通勤時間5分や10分といった職住接近に物凄く魅力を感じていますが、諸事情により、住まいと職場がだいぶ離れている生活をしています。
通勤時間をお話しますと、殆んどの方が驚かれますが、慣れればそう不自由なことはありません。
逆に、長距離の電車通勤は、読書の時間を作ることができます。お陰で、仕事場や家でわざわざ読書の時間を作らずに済んでいます。何と言ってっもそれが最大の魅力です。
また、エスカレーターは使わず、階段を1つ飛ばしで上がったり、電車内やホームでは、少し重くした通勤かばんを提げて立っていたりと、運動不足の解消にもなっています。電車内の立ち位置によっては、読書を諦めなければなりませんが、それはそれで気にせずに、いずれ読めるものとして車窓の風景に目をやります。
車窓の風景を眺めたら眺めたで、脳を休ませることができます。閃きは得てして、このような時に起こったりもしますので、これはこれで大事な時間となるわけです。
毎日のことですので、無駄にしないよう使いたいですね。
いつも有難うございます。