ドラマ「ブラッディ・マンデイ」製作発表。後列左から松重豊、芦名星さん、前列左から三浦春馬さん、佐藤健

ドラマ「ブラッディ・マンデイ」製作発表。後列左から松重豊、芦名星さん、前列左から三浦春馬さん、佐藤健

 

やはり何らかの関係はあった!? 急死した女優・芦名星さん(享年36)の“裏アカウント”とされるインスタグラムが見つかり、波紋を呼んでいる。芦名さんはそのインスタで、7月に亡くなった俳優・三浦春馬さん(享年30)へ、「会いたい」などと悲痛な思いをつづっていたというのだ。2人はTBS系ドラマ「ブラッディ・マンデイ」で共演。その後も役者として認め合う“深い仲”だったというが――。

【写真】グラビアにも積極的だった芦名星さん

  本紙が15日発行の紙面で、芦名さんと三浦さんの共通点を指摘していた通り、両者はやはり関係が深かったようだ。

 芦名さんは公式SNSを持っていなかったが、15日配信の週刊女性の電子版によると、本人のものと思われるインスタが見つかったという。

 芸能界では、一般に公開されている公式SNSとは別に、こっそり匿名アカウントのSNS(通称“裏垢”)を開設しているタレントが少なくない。公式SNSでは書けない怒りやグチ、悩みをブチまけるためだ。

 同電子版によると、芦名さんのものとされる裏垢インスタには、三浦さんへ向けたと思わせるメッセージがあった。

「私の心の中の友へ 一緒に乾杯しよ」と書いてあったり、三浦さんの四十九日の翌日である今月5日には「そっちはどう? こっちはなかなか(笑) 会いたい。ふつーに会いたいょ(泣き顔の絵文字)」と記したりしている。

 最後の投稿は一言、「バルス」。これは、芦名さんも好きだったジブリ映画「天空の城ラピュタ」の呪文で、「閉じよ」という意味を持つ。人生の“閉幕”を指していたのだろうか。

 芦名さんは2008年にシーズン1、10年にシーズン2が放送された、三浦さん主演の「ブラッディ・マンデイ」で共演。三浦さんは天才ハッカー役で、芦名さんは警察庁の対テロ組織勤務で三浦さんの護衛役だった。

「シーズン1、2通して共演シーンは多かったです。特に2では黒幕(満島ひかり)との対決で、芦名さんは銃で撃たれながら最後まで三浦さんを守ろうとするシーンもあったほど。撮影時から2人は熱心に演技論を交わしていて、親交が深くなりました。クランクアップ後も、知人を交えて飲みに行くなど、仲が良かったと聞きます」(TBS関係者)

 三浦さんが7月に急逝した後、芦名さんはふさぎ込んだ時もあったとされる。

「いろんな悩みが重なっていた時に三浦さんの訃報が重なって、不安が限界を超えたんでしょうか」と前出関係者は肩を落とした。

 クールビューティーなルックスとは裏腹に、芦名さんが繊細な一面を持ち合わせていたのは確かだ。02年に芸能界デビューを果たすも芽が出ず、自分に合っているか考え込み、「(芸能界を)やめた方がいいかも…」とこぼしていたという。

「芦名さんは福島県の田舎出身で、生真面目な面があり、悩みを抱えやすい人でした」(知人)

 デビュー間もないころ、迷える新進女優は、当時の女性マネジャーA氏に支えられた。

「そのころ、Aさんは有名私大を卒業したばかりの若手でした。芦名さんも駆け出しで、殻を破れていなかった。同性で同世代の同志。気も合って、お互い励まし合ったそうです」(同)

 雌伏の時を経て、芦名さんはヒロインに抜てきされた日加伊などの合作映画「シルク」(08年)でブレークのきっかけをつかみ、ドラマや映画に出演するようになった。

「ほどなくしてAさんは別の俳優のマネジャーに配置転換されました。芦名さんの急死を受けて、“やめた方がいいかもと悩んでいた時、芸能界から離れていればこんなことにならなかったかも…”と大きなショックを受けているそうです」(同)

 今となっては故人のご冥福を祈るしかない。