夏ドラマがついに終わった～
⑤絶対零度～未然犯罪潜入捜査～
公式HP：http://www.fujitv.co.jp/zettaireido/index.html
キャスト：沢村一樹、横山裕、本田翼、柄本時生、他
過去の経験から強く犯罪を憎んでいるメンバーが集められ、ミハンシステムを使って事件を未然に防ぐ捜査チームが発足し、様々な事件を未然に防いでいくも、実は過去に失敗ケースがあることがわかり、真実を暴いていったというドラマ。
これまで上戸彩が主人公だったのに、いきなり沢村一樹に変更なわけで、裏事情が非常に気になるドラマではあったね(笑)
まぁ前シリーズをほぼ見ていなかったこともあり、そこらへんは深く考えずに見てたけどさ。
普通に犯罪を未然に防いでいくだけだったら、けっこう単純なドラマになってただろうな。
井沢の家族が殺された話があって、桜木が何かを追っていて、実は全てはミハンシステムのケースゼロにつながっていて、最後に真相解明したわけ。
とにかくずーっと、暗い雰囲気が続いたドラマだったんだよね。
事件は防いだけど黒幕を逮捕できなかったり、それぞれの大切な人を失った過去があったり、暗い話のオンパレード(笑)
フジテレビは月９のイメージ変えたいのかね？！
今までの月９のイメージとは相当違ったけど、毎回起こる事件は手が込んでるし、人物設定もちゃんとしてたし、よくできたドラマだったと思う。
④ラストチャンス 再生請負人
公式HP：http://www.tv-tokyo.co.jp/lastchance/
キャスト：仲村トオル、椎名桔平、和田正人、他
合併を機に転職した元銀行マンが、飲食フランチャイズ企業のCFOとなるも、経営が危機的状況だということが判明し、逃げ出した社長の代わりに社長となり、協力企業が見つからなかったり買収されそうになる危機を乗り越え、会社を立て直したというお話。
４月から新設された枠で、第１弾のドラマはなんだか真面目でお堅くて見れなくて、きっと今回も同じような雰囲気なんだろうなーと思って見てみたら・・・
なんとビックリ！かなり面白いでないか！
樫村のキャラクターがよかったのかなぁ。
お飾りにならずに会社のことを知ろうとし、実際の店舗に足を運んで社員の声を聞き、周りの協力をあおぎ、最初反発していたけど岸野の心をつかんですぐ味方にして、頑張ってたもん。
思わず応援したくなるキャラクターってやつだったね！
まわりを取り囲むメンバーもよかった。
真っ先に樫村の右腕となってくれた佐伯、株ばかり気にしてたけど最後まで応援してくれた山本、紆余曲折あったけど最後は助けてくれた宮内とか、みんななんだかんだいい人だった。
奥さんと娘＆息子もいい人＆いい子で、経営危なくてヒヤヒヤさせられる場面ばかりのドラマの中で、家での家族とのやりとりの場面に、癒されたわー。
最後の企業再生成功のシナリオは、そう簡単に行くわけないでしょ！っていうところもなきにしもあらずだったんだけど、最後全てがうまくいってハッピーエンドっていうのは、見てて気持ちいい物だし、まぁこれでよかったのではないかと☆
渋めのキャストのドラマなのに、最後まで飽きずにずーっと見続けられたってことは、本当に内容がよかったからなんじゃないかなと思う。
③dele（ディーリー）
公式HP：http://dele.life/
キャスト：山田孝之、菅田将暉、他
死後に不都合なデジタル記録を抹消する仕事をする2人の男が、さまざまな問題に巻き込まれつつも、依頼人の人生に隠された真相を探りながら仕事を遂行していくというドラマ。
失礼ながら、まさかここまで面白いドラマだとは思いもしなかったんだよね。
そもそもデータ消去する仕事っていうのが微妙そうだし、キャストは３人で少ないし、時間帯も遅めでテレ朝だし・・・というわけで、あまり期待してなかったからなぁ。
話が毎回ワンパターンじゃなかったところもすごかった。
事故に見せかけた他殺あり、死ぬ直前にデータ消さないでと書置きされたこともあり、データ削除とあわせて人にデータ渡してと依頼されたり、毎回違うパターンだったからね。
圭司と祐太郎のなんともいえないコンビ具合もよかった。
どうも、これまで刑事のもとで仕事をした人はたくさんいたみたいだけど、相性が合わなかったのか圭司のキャラについていけなかったからなのか、みんな短命で辞めていったらしいんだよね。
祐太郎のなんとも言えない明るいキャラクターと、見た目から想像つかない器用で頭の回転が良いところを圭司が気に入ったんだろうね。
凸凹ながらも謎に息ぴったりだったりで、見てて安心感がある２人だった！
ゲストが意外に豪華だったりしたところもすごかった。
ってかさ、圭司の元カノが柴崎コウだったんだけど、１回ちょろっとでてそれっきりで、あまりにもったいなくてビックリした(笑)最終回あたりで再登場するかと思ったのに、出てこなかったし。
最後はほぼ廃業に近いくらい追い込まれたんだけど、祐太郎も残ってくれたし、祐太郎発案の死後に誰かに届けるアプリの開発を圭司が始めたみたいだし、また１から頑張っていくんだろうなーという、明るい終わり方だったところもよかった。
②この世界の片隅に
公式HP：http://www.tbs.co.jp/konoseka_tbs/
キャスト：松本穂香、松坂桃李、尾野真千子、村上虹郎、他
太平洋戦争の最中、広島県の江波から呉に嫁いだヒロインが、嫁ぎ先の北條家で暮らしながら幸せを見つけていくも、空襲の激化や原爆で大切な人がどんどん亡くなっていき、自身も聞き手を失うが、強く生きて行ったというドラマ。
戦時中が舞台のドラマと聞いた時は、あまり見る気が起こらないなーと思ったんだよね。
見てみたら、すずのことがすぐ好きになって応援したくなったし、周作のことも好きになったし、北条家のみんなやご近所さん、みんなのことが大好きで癒しのドラマだった。
というのも中盤までの話で、後半は空襲が激化しだして、戦争色で一色の雰囲気に・・・。
特に、晴美ちゃんが亡くなった回は、特別に悲しかった。
晴美ちゃんが死んだことも悲しいし、すずが右腕を失ってしまったこともつらいし、晴美を守れなかったと自分を責め続けるすずを見るのもつらかったし、家事どころか自分の世話もできなくなって居場所を失い苦しむすずを見るのもつらかった。
息子をとられたうえに、娘を失った径子の気持ちを考えると、それもまたつらくてさ。
やり場のない怒りがどうしてもすずに向かってしまい、それでも心のどこかですずのことも心配していて、ご近所の仲良しの子にすずのことを頼んだと言ったり、とにかく径子がすごかった。
最初はどんくさいすずに厳しく当たったりしたけど、本当は心優しい人なんだよね。
晴美を失ったあとも、居場所がなくて広島に帰ろうとするすずに、北条家がすずの居場所なんだからの頃たいなら残ればいいと、暖かく声かけてくれたわけ。
すごいわ、こんなにやさしくて強い人、なかなかいないよ。
ってか、径子がすごいってよりは、尾野真千子がすごかっただけなのかもしれないけどね(笑)
周作がめっちゃいい旦那さんだった。
子供の頃に一緒に人さらいにあったことをきっかけに、すずにプロポーズしてくるとかなんだか運命的だし、いつもすずのこと大事にして思ってくれて、本当にすずがうらやましかった！
現代パートだけは、最後まで疑問しかなかったけどね(笑)
絶妙なタイミングではさみこまれてきて、話の腰を折られまくるし、最後にすずが元気で生きてることわかったのはいいけど、他の人どうなったのかわからず中途半端だったからなー。
とにかく感動させられたし、見ていて勇気づけられるドラマだった。
①義母と娘のブルース
公式HP：http://www.tbs.co.jp/gibomusu_blues/
キャスト：綾瀬はるか、竹野内豊、佐藤健、他
キャリアウーマンの主人公が、娘を守りたいという余命わずかの男性と契約結婚し、慣れない家事や育児をしながら次第に本当の家族になっていき、夫が亡くなった後も娘を大切に育てたという、10年間を描いたドラマ。
正直、前編を見ていたときはあまり面白いと思ってドラマを見てなかったんだけど、後編が始まったら急に面白くなり、最後まで見続けたら、いつの間にか前編も好きになってたという、不思議さ(笑)
良一が奇跡を大事にしていたから、とにかく奇跡がたくさん起こるわけ。
後編になってから、前編に起きたことが後編でつながってきて奇跡だ！って思う場面が多々あって、ドラマとわかっていながらも、なんだか感動しちゃってさ。
麦田が前編はちょい役でしか出てこず、亜希子らメインで出てる人たちから全く認知されていなく、何の意味があるのかさっぱりわからずイライラしたんだけど、後編で麦田と亜希子らが出会って、あの時あの場面で一緒にいたんだ！と、１つずつ奇跡を確認しあう場面がよかった。
最終回の、亜希子とみゆきがお互いの想いをぶつける場面が、一番よかった。
両親を早くに亡くして寂しかった自分と重ねて、自分のためにやったことだと言う亜希子にたいして、それを世間では愛っていうんだとみゆきが答えた場面。
途中で、麦田と亜希子がうまくいくか？みたいな話が中心になりつつあった時期があって、すっかりこのドラマも本来のテーマを見失いかけながら見てたんだけど、最終回の２人の語る場面を見て、そうかーこれを言いたかったドラマだったんだと、なんだか納得しながら見てた(笑)
始まりは契約結婚だったけど、良一と本当の夫婦になれたし、みゆきとも本当の親子になれたし、愛があふれる、見終わったらほっこりさせられる、とてもとてもいいドラマだった。
今クールは面白かったり感動的だったり、大好きなドラマが多かったなぁ
最後まで見続けたドラマのほとんどが、けっこう面白かった