王国の心と小さな破壊者 -2ページ目

AB!SS「音無と五十嵐」


――初めに―――――――――――――――――――――――――――――――

この作品はアニメ『AngelBeats!』の二次創作です。

作者はハッピーエンド主義、妄想人間ですので、

キャラ崩壊、設定のズレがあります。

苦手な方は、迷いなくブラウザのバックボタンを押してください。

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「さて、と」


一日の終わり、俺は道路にいた。


「おやっさん、俺、あがりますね」
「おう、おつかれさん」


いつものバイトだ。


「あ、音無ー!ちょっと待てよー!」
「あぁ、五十嵐!早めにしてくれーー!」


彼は大学が同じ知り合いだ。
受験の日、電車で行き、帰りが隣だったから、しゃべるようになった。


「おぅ、待たせたな!」


豪快な人間で、やってみないとわからない主義の人間でもある。


「今日はどうするんだ?」
「いつも通り屋台で食ってくか」


たまたま、土木関係の仕事をしていたら、五十嵐も同じ担当になったもんで、最近はよく五十嵐と食べに行く。


「そいや、妹さんは大丈夫か?」
「おかげ様で、な。最近は調子も良いようだ」
「そりゃ、よかった」


「五十嵐、お前はどうなんだよ?」
「何だ?」
「この前も、課題展示の欄に名前が無かったぞ?」
「音無、今ここでその話を振るのか?」
「あぁ、振るね」
「くっそー、頭の出来が違うからってー!」


五十嵐とは軽くしゃべれる仲だ。
気前のいい五十嵐には失礼だが、単純なんだ。
だから、しゃべっていて気分がいい。


「音無はすげーよな。俺にはあんな数式意味不明だぜ?」
「おいおい、それはまずいだろ。あれは五十嵐たちもやるところだぞ」
「げ・・・そうなのか?」
「あぁ、しょうがない。またノートのコピー渡してやるよ」
「ありがとな!!」


まだ大学は始まったばかりだが、バインダー式の総合ノートを使ってるため、ルーズリーフが2束目に入った。


「でも、音無のノートは見やすいし、わかりやすいってみんなにも言われてるから助かる」
「みんな?」
「いや、この前ちょっと見せなきゃならん事態があったんだがよ」
「あぁ、なるほど。ようはアレか。等価交換」
「そうそう、それそれ」
「俺は知らなかった。横流し?」
「そうとも言うな」


このときの俺は満面の笑みを浮かべていたと思う。
久々の肴だ。
たっぷり弄ろう・・・と。


「よし、今日は飲もうか!」
「お、おぅ・・・どうした急に」
「いや、なんでも五十嵐君が奢りの準備がいいって事じゃないのかい?」
「んなぁ!?」


驚きの声をあげたが、そのあとスグに意味を理解したらしい。
五十嵐は俺の肩に手を置いて声をあげた。


「いつもの飲み屋で、勘弁してくれ」


その噂の飲み屋に向かう途中、岩沢を見かけた。
今日も頑張ってるようだ。





「最近いつも居るよな・・・岩沢って子」
「しってるのか?」


五十嵐が知ってるのは驚いたが、考えてもみれば、俺が彼女を知ってるのが不思議なんだ。
と自分で感じる。


「いや、昼間のバイトに入ってるところの近くでバイトしてる子なんだよ」
「へー。そうなんだ。 まぁいいや、飲み行くぞ!」
「ちっ・・・ お前ってホントにシスコンって奴だよな」
「うるさいぞ、店帰るか?」


からかい半分に脅すと、五十嵐は申し訳なさそうに


「すいません」


と、頭を下げた。




――作者comment's――――――――――――――――――――――――――――
ども、御巫時雨です。
今回は『音無×五十嵐』です。
あの、電車で無事だったら・・・ シリーズで書いていたのですが、急きょこう言った形になりました。
よろしければどぞー。

結構切り札的な案だったのですが、こういった形になったことを文面で見てとるようにわかると思います。

早い話、切羽詰まってます・・・ 泣きたい・・・
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