余命宣告を受けたのは2011年2月
母56歳
そのときに余命11ヶ月〜3年と言われたそう。
これは聞き間違いで11ヶ月〜13ヶ月だったかもと言っています。
こちらのほうが合っていると思います。

それからもう6年が経ちます。
母は毎年冬に入院はしていますが、普段は日常生活ができています。

余命宣告を受けたとき母はうつ病になりました。
眠れず、ずっとリビングに座り、私の手を握り、
夜中になっても部屋に行かないでと言っていました。
一人で電車にも乗れなくなりました。

死にたい死にたいと毎日ずっと言っていました。

その当時
私の家は兄2人、妹で娘の私で暮らしていたのですが
兄1人は働いていて、私は学校と仕事
1人の兄は入院するなど常に母のそばにいることができなかったので
親戚の叔母様のお家に行くことになりました。

そのときに免許証を握り
自殺しようとしたと言います。

このときに死なないでいてくれて本当によかった。

そんな母が立ち直ったきっかけは震災でした。
TVで流れる津波の映像を見て
こんなにも辛く悲しく、苦しんでいる人たちがいる
自分が今は生かされていることに感謝しようと
そういう気持ちになれたそうです。

余談ですが
このとき何故か兄と私の結婚の話が重なりました。

兄は数年後に結婚しましたが
私は結婚しませんでした。

母は彼氏を作らないでと言っていました。
兄にも結婚しないでと
さみしくて、心細かったかな。

このとき兄は27歳、25歳、私は21歳
お金を貯めてから学校へ行ったため専門学生1年目でした。夜間だったため、仕事がメインでした。