日曜日になり、瞳の要望で水◯に行った
瞳はエクセルにもサントピアにも行かず、ライブハウスの方面にめがけて歩き出した
「ライブハウス行くの?」
「なにそれ?」
どうやら違うようだ
わからないまま付いていくとライブハウスだった
「やっぱりライブハウスじゃん(笑)」
「だから違うの!!」
瞳は地図を書いた紙を見ていた
「こっちかな?」
ライブハウスの裏手に回った
「あった‼ここだ‼」
ライブハウスの裏手に瞳の目的地があった
「入ろう♪」
瞳が嬉しそうにお店に入り、後に続くとそこはアクセサリー屋さんだった
指輪やネックレスがずらりとある
「同じの選ぶんだからね‼」
瞳はペアリングを買いたくて来たらしい
あんなにバイトを頑張っていたのも給料が待ち遠しかったのも今日どうしても休んで時間を作って欲しかったのも
この為だったんだと知った
我慢して我慢してやっと願い事を叶えに来たんだと
前にたかひでさんが言ってた事を思い出す
手に入れた嬉しさを感じるのはその後だと
兄弟って似てるな
嬉しそうに真剣に選んでる
「ねぇ何がいいかな?」
瞳が聞いてきた
「瞳が選んで」
「何それ!?人任せ?」
「いや、瞳ずっと楽しみにしてたんだろ?だから瞳に選んで欲しい、俺は瞳が選んだものを喜ぶから♪」
「本当!?じゃあこれは?」
瞳はジルコニアが散りばめられたリングを選んだ
正直かなりインパクトがあり、おぉ~‼かなり良いなと思ったが
値段がちょっと張る
でも瞳の気持ちを考えてあえて何も言わなかった
「うん、多分これがいい!!目立つしカッコいい!!」
「本当!?じゃあこれにしよっか♪」
店員さんにサイズを出してもらい二人で付けて手を並べると凄く良い感じだった
瞳はとても喜び
それを買うことにした
レジのお会計の表示が5万円を越えた
財布を出そうとしたら瞳がキッ!!とした表情で俺を見た
瞳が全額財布から出した
俺は思わず突っ込んだ
「いや、せめて.....」
瞳が間髪入れ
「いいから‼」
と、拒否した
お店を出て俺は礼を言った
「瞳、ありがとう‼すげぇ嬉しいよ♪でもお金.....」
「いいの!瞳この為に頑張ったんだから!お金じゃないでしょ?」
瞳の気持ちを理解しまた礼を言った
「分かった‼ありがとうな瞳!!じゃあバイク買ったらどっか遠出連れてくからな♪」
「当たり前でしょ?楽しみにしてるからね♪」
お店を出てから近くのトンカツ屋さんでお昼を食べる事にした
瞳は箱から指輪を取り、指にはめてうっとりしていた
「ねぇ結城も付けてよ‼」
そう言われると俺も箱から取りだし指輪をはめた
「これみんな見たらびっくりするよな‼ギラギラだぜ?」
「センスだよセンス♪」
瞳が自分のセンスに酔いしれていた
この日瞳のニヤリは止まなかった
瞳と学校に行く次の日の朝、同じ場所でまた仔猫を見た
俺たちは「にゃん太郎」と名付け、「行ってきます‼」と言いながらなでなでして学校へ向かった
学校に居る時も二人でにゃん太郎元気かな?と言っては、言った分だけ気になって仕方がなくなり、俺は放課後一人でまたにゃん太郎の元へ行く事にする
にゃん太郎はまだ居てくれて、スーパーに行きまたキャットフードと牛乳を買って来て食べさせていると、通りすがりの主婦が「捨て猫?」と声を掛けてきた
事の事情を説明すると、その通りすがりの主婦は家で飼うことを決意したらしく、にゃん太郎を抱き持ちかえった
瞳に電話でそう説明すると、もう会えないのかと寂しがってたが、お互い「良かったね」と気持ちが休まった気がした
「ねぇ結城土曜日空いてる?」
瞳に聞かれた
「結婚式場のバイトが昼からある」
「じゃあ日曜日は?」
「日曜日も結婚式場のバイトが昼からある」
土日は忙しい
「もぅーーーーーー‼」
瞳がご立腹になった
「ねぇどっちか休んでよ‼」
出た‼一番困るわがままだ‼
登録日払いのバイトは俺にとって大変有り難く、その日に7000円貰えるから出来れば休みたくない
が、最強のわがままはもっとめんどくせぇ事を言った
「瞳とバイトどっちが大事なの?」
言われたことあるでしょう男性の皆さん?
思ったことあるでしょう女性の皆さん?
「仕事とあたしどっちが大事なの?」
これね、男は仕事ですよ‼仕事出来て彼女賄えるんですよ‼ですからこれ見た女子高生の君!絶対言っちゃあ駄目よ♪
俺はさらっと言った
「何て言って欲しいの?」
「瞳!でしょ?」
俺は呆れていた
「会って何すんの?」
冷めた返しようだと自分でも思う
「水◯に行きたい.....」
瞳が縮こまって言った
言ったら聞かないし聞いてもふてくされるのをよく分かっていた俺は日曜日の結婚式場のバイトをキャンセルした
「もう絶対やらないからな‼」
怒った口調で言った
「やったあ‼やったあ‼じゃあ土曜日は泊まりに行くね♪」
俺の気持ちを全く分かってない
けど、俺もこの時全く瞳の気持ちに気付かずにいた
土曜日バイトを終え、◯宮駅で瞳と待ち合わせ、家に帰ると、瞳がずっと「明日楽しみだなぁ~♪」ばっかり連発してた
瞳がずっと言いたかった事、したかった事が、この時全く分からないでいた
この初恋を、今は遠い記憶だと感じる歳になったけど、相手を想う気持ちの大切さを初めて知った歳でもあった
それを教えてくれたのは、瞳という大切な彼女だった事を、俺はずっと忘れない
俺たちは「にゃん太郎」と名付け、「行ってきます‼」と言いながらなでなでして学校へ向かった
学校に居る時も二人でにゃん太郎元気かな?と言っては、言った分だけ気になって仕方がなくなり、俺は放課後一人でまたにゃん太郎の元へ行く事にする
にゃん太郎はまだ居てくれて、スーパーに行きまたキャットフードと牛乳を買って来て食べさせていると、通りすがりの主婦が「捨て猫?」と声を掛けてきた
事の事情を説明すると、その通りすがりの主婦は家で飼うことを決意したらしく、にゃん太郎を抱き持ちかえった
瞳に電話でそう説明すると、もう会えないのかと寂しがってたが、お互い「良かったね」と気持ちが休まった気がした
「ねぇ結城土曜日空いてる?」
瞳に聞かれた
「結婚式場のバイトが昼からある」
「じゃあ日曜日は?」
「日曜日も結婚式場のバイトが昼からある」
土日は忙しい
「もぅーーーーーー‼」
瞳がご立腹になった
「ねぇどっちか休んでよ‼」
出た‼一番困るわがままだ‼
登録日払いのバイトは俺にとって大変有り難く、その日に7000円貰えるから出来れば休みたくない
が、最強のわがままはもっとめんどくせぇ事を言った
「瞳とバイトどっちが大事なの?」
言われたことあるでしょう男性の皆さん?
思ったことあるでしょう女性の皆さん?
「仕事とあたしどっちが大事なの?」
これね、男は仕事ですよ‼仕事出来て彼女賄えるんですよ‼ですからこれ見た女子高生の君!絶対言っちゃあ駄目よ♪
俺はさらっと言った
「何て言って欲しいの?」
「瞳!でしょ?」
俺は呆れていた
「会って何すんの?」
冷めた返しようだと自分でも思う
「水◯に行きたい.....」
瞳が縮こまって言った
言ったら聞かないし聞いてもふてくされるのをよく分かっていた俺は日曜日の結婚式場のバイトをキャンセルした
「もう絶対やらないからな‼」
怒った口調で言った
「やったあ‼やったあ‼じゃあ土曜日は泊まりに行くね♪」
俺の気持ちを全く分かってない
けど、俺もこの時全く瞳の気持ちに気付かずにいた
土曜日バイトを終え、◯宮駅で瞳と待ち合わせ、家に帰ると、瞳がずっと「明日楽しみだなぁ~♪」ばっかり連発してた
瞳がずっと言いたかった事、したかった事が、この時全く分からないでいた
この初恋を、今は遠い記憶だと感じる歳になったけど、相手を想う気持ちの大切さを初めて知った歳でもあった
それを教えてくれたのは、瞳という大切な彼女だった事を、俺はずっと忘れない
夏休みが終わり、新学期を迎える
みんな金髪にしてたり肌をガンガン焼いてたり、いかにもこれで過ごしてましたって感じで登校してくる
木村と山下はフジロックに行ったんだと言ってステンレス素材の「FUJI ROCK FESTIVAL」と書かれたマグカップをお土産に持って来てくれた
それは凄く丈夫でカッコよくて、今も愛用している
俺は新学期と同時にツイストパーマをあてて学校に来ていた
当時はミックス、スパイラル、ツイストが流行し、それに合わせたサンバイザーファッションが夏の決めてスタイルだった
学校にツイストをかけてるやつはいなく、かなり浮いていた
ボリューム感が半端なく、ハリネズミの頭は遠くでも矢代だとすぐ分かった
朝の購買で三年の赤須とはちあう
赤須は無言で頭を下げ、購買を買って行かなかった
やりやすくなった新学期は、過ごしやすかった
誰ももう喧嘩売って来ないと分かると気楽に過ごせた
授業中はスケボーの雑誌とバイクの雑誌を読み終えて過ごした
早くスケボーしてぇ‼早くバイクに乗りてぇ!!それしか脳になかった
その後一ヶ月程で卒検にありつき、一回落ちたが二回目でなんとか最終的な免許センターへの切符を手にした‼
瞳を連れて免許センターに行き
「頑張ってね‼」の声援を受け
無事その日に免許を取得した
回りも気にせず二人で抱き合いながらぴょんぴょん跳ねていた
帰りに初デートしたBARでまたハンバーガーを食べ、帰りの電車でバイクの雑誌を二人で見て単車選びをしていた
「来月の給料丸々使っても足りねぇな...涙」
バイクは高い
「瞳ももうすぐ給料日だ~♪やっと欲しい物が買える♪」
瞳は楽しみそうにしていた
「何買うの?」
「だから内緒だって‼言ったらつまらないでしょ?」
蓋を開けない奴だなとつくづく思った
瞳が家に泊まりたいと言って、家に帰る途中に捨て猫を見つけた
まだ産まれて一ヶ月も経っていないであろう仔猫だった
瞳に「見張ってろよ!」とだけ言ってスーパーに行き、キャットフードと牛乳を買ってきてあげた
凄く喜んだ感じで食べている姿を見て
二人で「あぁ、良かった」って気になった
瞳はずっとなでなでしていた
俺はそのそばで、誰かが手を差しのべないと死んでしまうだろうと、寂しい思いに浸っていた
後にしようとすると、仔猫は付いてきた
あてがないんだろう
俺たちによくされたから、俺たちなら大丈夫だと信じて付いてきたんだろう
仔猫に昔の自分を重ねてしまった俺は
なかなか後には引けなかった
瞳も同じ気持ちで仔猫をまたなでなでしていた
「俺んちペット無理なんだよな、レオパレスだし」
「しょうがないよ、飼い主見つかるといいな」
申し訳ない気持ちで仔猫を置いて後にした
心の傷を思い起こしながら
みんな金髪にしてたり肌をガンガン焼いてたり、いかにもこれで過ごしてましたって感じで登校してくる
木村と山下はフジロックに行ったんだと言ってステンレス素材の「FUJI ROCK FESTIVAL」と書かれたマグカップをお土産に持って来てくれた
それは凄く丈夫でカッコよくて、今も愛用している
俺は新学期と同時にツイストパーマをあてて学校に来ていた
当時はミックス、スパイラル、ツイストが流行し、それに合わせたサンバイザーファッションが夏の決めてスタイルだった
学校にツイストをかけてるやつはいなく、かなり浮いていた
ボリューム感が半端なく、ハリネズミの頭は遠くでも矢代だとすぐ分かった
朝の購買で三年の赤須とはちあう
赤須は無言で頭を下げ、購買を買って行かなかった
やりやすくなった新学期は、過ごしやすかった
誰ももう喧嘩売って来ないと分かると気楽に過ごせた
授業中はスケボーの雑誌とバイクの雑誌を読み終えて過ごした
早くスケボーしてぇ‼早くバイクに乗りてぇ!!それしか脳になかった
その後一ヶ月程で卒検にありつき、一回落ちたが二回目でなんとか最終的な免許センターへの切符を手にした‼
瞳を連れて免許センターに行き
「頑張ってね‼」の声援を受け
無事その日に免許を取得した
回りも気にせず二人で抱き合いながらぴょんぴょん跳ねていた
帰りに初デートしたBARでまたハンバーガーを食べ、帰りの電車でバイクの雑誌を二人で見て単車選びをしていた
「来月の給料丸々使っても足りねぇな...涙」
バイクは高い
「瞳ももうすぐ給料日だ~♪やっと欲しい物が買える♪」
瞳は楽しみそうにしていた
「何買うの?」
「だから内緒だって‼言ったらつまらないでしょ?」
蓋を開けない奴だなとつくづく思った
瞳が家に泊まりたいと言って、家に帰る途中に捨て猫を見つけた
まだ産まれて一ヶ月も経っていないであろう仔猫だった
瞳に「見張ってろよ!」とだけ言ってスーパーに行き、キャットフードと牛乳を買ってきてあげた
凄く喜んだ感じで食べている姿を見て
二人で「あぁ、良かった」って気になった
瞳はずっとなでなでしていた
俺はそのそばで、誰かが手を差しのべないと死んでしまうだろうと、寂しい思いに浸っていた
後にしようとすると、仔猫は付いてきた
あてがないんだろう
俺たちによくされたから、俺たちなら大丈夫だと信じて付いてきたんだろう
仔猫に昔の自分を重ねてしまった俺は
なかなか後には引けなかった
瞳も同じ気持ちで仔猫をまたなでなでしていた
「俺んちペット無理なんだよな、レオパレスだし」
「しょうがないよ、飼い主見つかるといいな」
申し訳ない気持ちで仔猫を置いて後にした
心の傷を思い起こしながら
海から帰る時、遊び疲れて電車の中で爆睡した
乗り継ぎがめんどくさく、帰るのに2時間くらいかかった
やっぱりバイクが欲しい
足がないのは本当に不便な事だった
帰りに書店に寄ってバイク雑誌のBGを読んだ
まだ買うバイクを決めていない
何より予算を決めてお金も貯めなければと、思い思い書店を出ると
外には地元の暴走族がたまっていた
族車の集まりを見て、ネイキッド系も良いなと思い、しばし目をやると
その中にたかひでさんの姿があった
たかひでさんも俺に気づいて歩いてきた
「結城くんじゃん?なにやってんの~♪」
「さっきまで瞳と海行ってました、足なくて電車で(笑)でバイク欲しいなと思ってBG見てたんすよ」
「何乗りたいの?」
「いやまだ決まってなくて、とりあえず中型免許取ってるんで中型で探してます」
たかひでさんは楽しそうに話始めた
「免許取る時とバイク選んでる時が一番楽しいかもな♪手に入れた嬉しさを感じるのはその後だ」
大人の意見だ
凄くその通りだなって思える
俺は後にたかひでさんと瞳が兄弟そっくりだなと実感させられる事になる
「買う時さ、見つかんなかったら言いなよ?安く見つけてあげっから♪」
心強かった
「はい‼ありがとうございます♪」
そう言いながら後にした
その後見極めももらい、順調に教習を終えて行くが、夏は教習所が混んでいてなかなか予約が取れず、夏休み中に取ることは無理だった
そう分かった俺は、残りの少ない夏休みを、瞳とスケボーに注ぎ込んだ
夏祭りの行事は毎週あった
花火大会だ
各地を訪れては夜な夜な瞳と楽しんだ
少しすつ、夏が終わって行く事を感じながら
「いっぱい一緒に居れた夏休み♪」
瞳が満足そうに言う
「ありがとうな、一緒に居てくれて」
純粋に言った俺
「そう!そういう一言が今まで足りなかったんだよ結城は!」
今まで否定されてきたのか俺は(苦笑)と思う
「てかたっぷり日焼けもしたし夏が終わるの勿体ないね!」
瞳が焼けた肌を見て言う
「日焼けした時は痛かったけどな(笑)」
日焼けなんか絶対しねぇと思った時を振り返る
でも一つ一つの、ほんの細かい事への振り返りが、夏の思い出だったと
そう実感しながら
俺たちの夏は終わりを告げた
乗り継ぎがめんどくさく、帰るのに2時間くらいかかった
やっぱりバイクが欲しい
足がないのは本当に不便な事だった
帰りに書店に寄ってバイク雑誌のBGを読んだ
まだ買うバイクを決めていない
何より予算を決めてお金も貯めなければと、思い思い書店を出ると
外には地元の暴走族がたまっていた
族車の集まりを見て、ネイキッド系も良いなと思い、しばし目をやると
その中にたかひでさんの姿があった
たかひでさんも俺に気づいて歩いてきた
「結城くんじゃん?なにやってんの~♪」
「さっきまで瞳と海行ってました、足なくて電車で(笑)でバイク欲しいなと思ってBG見てたんすよ」
「何乗りたいの?」
「いやまだ決まってなくて、とりあえず中型免許取ってるんで中型で探してます」
たかひでさんは楽しそうに話始めた
「免許取る時とバイク選んでる時が一番楽しいかもな♪手に入れた嬉しさを感じるのはその後だ」
大人の意見だ
凄くその通りだなって思える
俺は後にたかひでさんと瞳が兄弟そっくりだなと実感させられる事になる
「買う時さ、見つかんなかったら言いなよ?安く見つけてあげっから♪」
心強かった
「はい‼ありがとうございます♪」
そう言いながら後にした
その後見極めももらい、順調に教習を終えて行くが、夏は教習所が混んでいてなかなか予約が取れず、夏休み中に取ることは無理だった
そう分かった俺は、残りの少ない夏休みを、瞳とスケボーに注ぎ込んだ
夏祭りの行事は毎週あった
花火大会だ
各地を訪れては夜な夜な瞳と楽しんだ
少しすつ、夏が終わって行く事を感じながら
「いっぱい一緒に居れた夏休み♪」
瞳が満足そうに言う
「ありがとうな、一緒に居てくれて」
純粋に言った俺
「そう!そういう一言が今まで足りなかったんだよ結城は!」
今まで否定されてきたのか俺は(苦笑)と思う
「てかたっぷり日焼けもしたし夏が終わるの勿体ないね!」
瞳が焼けた肌を見て言う
「日焼けした時は痛かったけどな(笑)」
日焼けなんか絶対しねぇと思った時を振り返る
でも一つ一つの、ほんの細かい事への振り返りが、夏の思い出だったと
そう実感しながら
俺たちの夏は終わりを告げた
次の日終業式を終え、夏休みに入る
木村と山下と田嶋と石井に「また新学期で♪」と言って、瞳と一緒に家に帰った
部屋に入ると瞳は欲求を爆発させ、夏のくそ暑い中、タオルケットに身を包みながら俺を呼んでいる
「ねぇ~‼早く~‼」
近づけば
「来た~‼結城来た~‼」
と喜ぶ
めんどくせぇ、俺は今日から毎日こんな風に手を妬かされんのか?
女ってやつは、みんなこうなのか?
いや違う、こいつだけが特別なんだ
理性というネジが、こいつは閉まりきってねぇ
ネジをしっかり閉めてやれば、こいつも本当はこんなにめんどくさくねぇはずだ
俺はキスする振りをしてヘッドバッドをしてやった
どれ?入ったろう?と
本気のビンタが飛んで来た
良かれとやった事が失敗に終わる
その後「痛ったぁ~‼」と頭を抱え
「さいってい!!」の一言で◯EXへの発展を回避した俺は、不完全燃焼でふてくされた瞳を連れてカー用品店に行き
明日の教習用のヘルメットを選んでいた
「ヘルメットあるじゃん?」
瞳が言う
「馬鹿あんなド派手なの被れっかよ、普通の奴買うの」
選んでいたが欲しい物がなく、妥協して買うのが勿体ないからと座り込んでふと隣に目をやると
瞳は自分用のヘルメットを選んでいた(苦笑)
「瞳これがいい!!」
瞳はピンクの半ヘルを指差した
俺は99.9%これを選ぶことを分かっていた
女が好むデザインと色は他にはなかった
「じゃあ、これにすっか?」
無理して買うなら買ってやろうと思った
「バイクも免許もないのに?(笑)」
「どのみち乗るだろうが、遅いか早いかの違いだろ?」
「おぉ~‼♪」
瞳が見直しましたと腕を組んできた
帰り道に瞳が夏休みの予定を言う
「瞳バイト決まったんだよ?夏限定のコンビニ♪」
「良かったじゃん!頑張れよ♪」
瞳がもっと大事な何かを言いたそうに間を空けて言う
「楽しみだなぁ~♪」とだけ
後に俺は思う、女は男より意思も強く、気持ちも強いと
サプライズだとか、記念日だとか、照れくせぇような事を心の底では一番楽しみにしている生き物なんだと
この頃の鈍感な俺は
「瞳の思う気持ち」
「女の子の気持ち」
ってやつを、まるで分かっていなかったんだと思う
次の日初教習に行き、初単車にまたがりあまりの大きさとパワーにびっくりしては、また新しく感じた衝動に、深い快感を覚えていた
免許取ってバイクに乗ったら◯◯行こうぜ‼と言って、楽しみを高めていた
一方で瞳も初バイトに行き、慣れないレジに手を妬いていた、朝は忙しく、通勤前に寄る客は皆せっかちで、サクサクレジをこなせないとイライラされているのが分かる
だからレジ業務から抜けてキンキンに冷えた冷蔵室でジュースの補充をしている方が気が楽だったと言っていた
夏休みが始まりお互いマメに会ったり連絡を取りつつも、バイトのシフトがお互い噛み合わずにまだ一度も海へ出掛けてられていなかった俺は、バイト仲間とシフトを入れ変えてもらい、日◯港へ出掛けた
「シャチに乗りたい♪」
瞳の要望に応えレンタルをする
プカプカ浮いて来る波を乗り越えながら「おぉ~♪」と何度も歓声を上げていると
遥か彼方へ流されていた(苦笑)
「やべぇぞこれ!!!」
しまいにはライフセーバーが浜から泳いできて結構怒られた
海の家でゆっくりしながらかき氷や焼きそばを食べていると、隣のカップルを見て瞳が羨ましそうにしていた
俺はそれが何かと聞いても教えてもらえなかった
「だから結城は駄目なんだよ‼」
そう言われてそれ以上聞こうとしなかった
「鈍感!!」この聞き慣れたフレーズが
俺は今でも苦手である
木村と山下と田嶋と石井に「また新学期で♪」と言って、瞳と一緒に家に帰った
部屋に入ると瞳は欲求を爆発させ、夏のくそ暑い中、タオルケットに身を包みながら俺を呼んでいる
「ねぇ~‼早く~‼」
近づけば
「来た~‼結城来た~‼」
と喜ぶ
めんどくせぇ、俺は今日から毎日こんな風に手を妬かされんのか?
女ってやつは、みんなこうなのか?
いや違う、こいつだけが特別なんだ
理性というネジが、こいつは閉まりきってねぇ
ネジをしっかり閉めてやれば、こいつも本当はこんなにめんどくさくねぇはずだ
俺はキスする振りをしてヘッドバッドをしてやった
どれ?入ったろう?と
本気のビンタが飛んで来た
良かれとやった事が失敗に終わる
その後「痛ったぁ~‼」と頭を抱え
「さいってい!!」の一言で◯EXへの発展を回避した俺は、不完全燃焼でふてくされた瞳を連れてカー用品店に行き
明日の教習用のヘルメットを選んでいた
「ヘルメットあるじゃん?」
瞳が言う
「馬鹿あんなド派手なの被れっかよ、普通の奴買うの」
選んでいたが欲しい物がなく、妥協して買うのが勿体ないからと座り込んでふと隣に目をやると
瞳は自分用のヘルメットを選んでいた(苦笑)
「瞳これがいい!!」
瞳はピンクの半ヘルを指差した
俺は99.9%これを選ぶことを分かっていた
女が好むデザインと色は他にはなかった
「じゃあ、これにすっか?」
無理して買うなら買ってやろうと思った
「バイクも免許もないのに?(笑)」
「どのみち乗るだろうが、遅いか早いかの違いだろ?」
「おぉ~‼♪」
瞳が見直しましたと腕を組んできた
帰り道に瞳が夏休みの予定を言う
「瞳バイト決まったんだよ?夏限定のコンビニ♪」
「良かったじゃん!頑張れよ♪」
瞳がもっと大事な何かを言いたそうに間を空けて言う
「楽しみだなぁ~♪」とだけ
後に俺は思う、女は男より意思も強く、気持ちも強いと
サプライズだとか、記念日だとか、照れくせぇような事を心の底では一番楽しみにしている生き物なんだと
この頃の鈍感な俺は
「瞳の思う気持ち」
「女の子の気持ち」
ってやつを、まるで分かっていなかったんだと思う
次の日初教習に行き、初単車にまたがりあまりの大きさとパワーにびっくりしては、また新しく感じた衝動に、深い快感を覚えていた
免許取ってバイクに乗ったら◯◯行こうぜ‼と言って、楽しみを高めていた
一方で瞳も初バイトに行き、慣れないレジに手を妬いていた、朝は忙しく、通勤前に寄る客は皆せっかちで、サクサクレジをこなせないとイライラされているのが分かる
だからレジ業務から抜けてキンキンに冷えた冷蔵室でジュースの補充をしている方が気が楽だったと言っていた
夏休みが始まりお互いマメに会ったり連絡を取りつつも、バイトのシフトがお互い噛み合わずにまだ一度も海へ出掛けてられていなかった俺は、バイト仲間とシフトを入れ変えてもらい、日◯港へ出掛けた
「シャチに乗りたい♪」
瞳の要望に応えレンタルをする
プカプカ浮いて来る波を乗り越えながら「おぉ~♪」と何度も歓声を上げていると
遥か彼方へ流されていた(苦笑)
「やべぇぞこれ!!!」
しまいにはライフセーバーが浜から泳いできて結構怒られた
海の家でゆっくりしながらかき氷や焼きそばを食べていると、隣のカップルを見て瞳が羨ましそうにしていた
俺はそれが何かと聞いても教えてもらえなかった
「だから結城は駄目なんだよ‼」
そう言われてそれ以上聞こうとしなかった
「鈍感!!」この聞き慣れたフレーズが
俺は今でも苦手である
謹慎生活があっという間に終わり
再び学校に行く日の朝
駅で田嶋と石井に会った
「矢代くん久しぶり~♪瞳が寂しがってたよ~?」
軽い冷やかしを受け
久しぶりと軽い返事をして電車に乗ると、木村と山下に会った
俺たちはすっかり溶け込んだ仲になっており、その日から学校まで毎朝一緒に登校した
学校に着いて職員室に行き、担任に迷惑かけましたと挨拶をしてから教室に戻ると、瞳が待っていた
「おはよう♪」
嬉しそうだった
俺も嬉しかった
席に付くとまさふみが俺の所にやってきた
俺は目が座っていた
また喧嘩かよ?って、そんな予感がしていた
「矢代くん、こないだは本当にすいませんでした!」
拍子抜けした
「は!?」
俺は何だよと思い、まだ顔が緊張していた
「分かったよじゃあもう俺に関わんな、次何かやったらマジで退学なんだわ」
「はい‼すいませんでした」
顔の緊張がとけ、少し落ち着いた
だか瞳が急に怒り出す
「瞳にもだかんね!!(怒)」
「はい......」
たじたじのまさふみ
「あいつまたおまえにフラれたな(笑)」
「フラれたじゃないでしょ‼端から無理だっつうの」
「でも結城はいいなぁ、明日来たら夏休みだもん‼」
俺は夏休みに入る2日前に謹慎明けで学校に来ていた
「けど補講あるからよ、一人で(笑)スーパーだりぃ」
やることやらなかった奴には必ずツケは回ってくる
「夏休みは結城んちに泊まる!毎日♪」
洗濯物が増えた気分になった
きっとさぞや落ち着かず、かまってちゃんの相手にクタクタになる日々を想像した
木村と山下が俺の教室に来て、こないだのハイスタの時に撮った写真を渡してきた
「はいこれ!矢代くんの分♪」
「うわぁ、ありがとう‼やべぇな思い出すだけで」
「ズルい‼楽しそう(怒)」
瞳が俺を取られた感、つまらない嫉妬で木村と山下を見る
「あっ、初めまして!」
木村と山下はすげぇ礼儀の出来た大人しめな奴等で、ライブが始まると即ダイブするような奴らにはとても見えなかった
だから複数でいなきゃ意気がれねぇような馬鹿どもにはたまにからまれてた
俺はそれを目にすると二度と虫がつかねぇようにボコボコにしてやった
「俺のダチだからよ瞳♪」
「じゃあ瞳の友達だ♪」
俺はこいつのこういうノリが大好きだった
俺のダチには必ず挨拶してくれた
俺んちに上がる時だって靴は揃え、掃除もマメだった
人に気を使える奴が、俺は大好きだった
その日学校を終え、俺は瞳と向かう所があった
自動車教習所だ
中型バイクの免許を取って単車を買い、瞳とドライブしたくてこの夏休みに行く事を決めていた
配達でカブを乗っている時もせめて原付あれば電車に乗らず学校行けるし、プライベートでも楽だ
けど原付は二人乗りは出来ないから瞳を乗せてやれない
見栄っ張りな俺は、ならば単車だろうと思って取ることを決意した
だが教習費用を聞いて驚く
10数万もの教習費用は当時の俺には非常にバブリーな数字だ
バイト1ヶ月半分の金額に暫し迷う
決めては瞳の一言だった
「原付でいいよ~‼原付買えるじゃん‼」
確かにその通りだ、試験代にもなりバイク買ってもお釣りが来る
たがカッコつけマンだった俺は
「いや、中型取るわ‼単車乗りてぇし」
正確には乗せたい願望だった
まず倒れた単車を起こせるかというテストをされた、起こせなければ教習を始められない!!そう説明された俺は、目から炎を出しながら気合いで単車を起こした
けどこれは力じゃなく、コツで起こせるんだよ?と教わった時は、力んだ分だけ恥ずかしくなった
楽しい夏が、今始まろうとしていた
再び学校に行く日の朝
駅で田嶋と石井に会った
「矢代くん久しぶり~♪瞳が寂しがってたよ~?」
軽い冷やかしを受け
久しぶりと軽い返事をして電車に乗ると、木村と山下に会った
俺たちはすっかり溶け込んだ仲になっており、その日から学校まで毎朝一緒に登校した
学校に着いて職員室に行き、担任に迷惑かけましたと挨拶をしてから教室に戻ると、瞳が待っていた
「おはよう♪」
嬉しそうだった
俺も嬉しかった
席に付くとまさふみが俺の所にやってきた
俺は目が座っていた
また喧嘩かよ?って、そんな予感がしていた
「矢代くん、こないだは本当にすいませんでした!」
拍子抜けした
「は!?」
俺は何だよと思い、まだ顔が緊張していた
「分かったよじゃあもう俺に関わんな、次何かやったらマジで退学なんだわ」
「はい‼すいませんでした」
顔の緊張がとけ、少し落ち着いた
だか瞳が急に怒り出す
「瞳にもだかんね!!(怒)」
「はい......」
たじたじのまさふみ
「あいつまたおまえにフラれたな(笑)」
「フラれたじゃないでしょ‼端から無理だっつうの」
「でも結城はいいなぁ、明日来たら夏休みだもん‼」
俺は夏休みに入る2日前に謹慎明けで学校に来ていた
「けど補講あるからよ、一人で(笑)スーパーだりぃ」
やることやらなかった奴には必ずツケは回ってくる
「夏休みは結城んちに泊まる!毎日♪」
洗濯物が増えた気分になった
きっとさぞや落ち着かず、かまってちゃんの相手にクタクタになる日々を想像した
木村と山下が俺の教室に来て、こないだのハイスタの時に撮った写真を渡してきた
「はいこれ!矢代くんの分♪」
「うわぁ、ありがとう‼やべぇな思い出すだけで」
「ズルい‼楽しそう(怒)」
瞳が俺を取られた感、つまらない嫉妬で木村と山下を見る
「あっ、初めまして!」
木村と山下はすげぇ礼儀の出来た大人しめな奴等で、ライブが始まると即ダイブするような奴らにはとても見えなかった
だから複数でいなきゃ意気がれねぇような馬鹿どもにはたまにからまれてた
俺はそれを目にすると二度と虫がつかねぇようにボコボコにしてやった
「俺のダチだからよ瞳♪」
「じゃあ瞳の友達だ♪」
俺はこいつのこういうノリが大好きだった
俺のダチには必ず挨拶してくれた
俺んちに上がる時だって靴は揃え、掃除もマメだった
人に気を使える奴が、俺は大好きだった
その日学校を終え、俺は瞳と向かう所があった
自動車教習所だ
中型バイクの免許を取って単車を買い、瞳とドライブしたくてこの夏休みに行く事を決めていた
配達でカブを乗っている時もせめて原付あれば電車に乗らず学校行けるし、プライベートでも楽だ
けど原付は二人乗りは出来ないから瞳を乗せてやれない
見栄っ張りな俺は、ならば単車だろうと思って取ることを決意した
だが教習費用を聞いて驚く
10数万もの教習費用は当時の俺には非常にバブリーな数字だ
バイト1ヶ月半分の金額に暫し迷う
決めては瞳の一言だった
「原付でいいよ~‼原付買えるじゃん‼」
確かにその通りだ、試験代にもなりバイク買ってもお釣りが来る
たがカッコつけマンだった俺は
「いや、中型取るわ‼単車乗りてぇし」
正確には乗せたい願望だった
まず倒れた単車を起こせるかというテストをされた、起こせなければ教習を始められない!!そう説明された俺は、目から炎を出しながら気合いで単車を起こした
けどこれは力じゃなく、コツで起こせるんだよ?と教わった時は、力んだ分だけ恥ずかしくなった
楽しい夏が、今始まろうとしていた
葬儀に参列する為、何年ぶりかに茨城県に帰った
水◯の駅前は、ほんの数年で大分変わっていた
昔行き付けだった街並みは今はすっかり寂れ果て、賑やかだった商店街も、シャッターが下ろされた状態で、どこをみてもテナント募集中としか書かれていない
どこか寂しい気持ちのまま、予約していたビジネスホテルにチェックインし、葬儀に出席する為スーツに着替えた
スーツを着ること事態が久しぶりだったせいか、着なれてない感があり、落ち着かなかった
ただ、スーツを身にまとった時
光ママと出会い
過ごした日々を思い出した
水◯の駅前は、ほんの数年で大分変わっていた
昔行き付けだった街並みは今はすっかり寂れ果て、賑やかだった商店街も、シャッターが下ろされた状態で、どこをみてもテナント募集中としか書かれていない
どこか寂しい気持ちのまま、予約していたビジネスホテルにチェックインし、葬儀に出席する為スーツに着替えた
スーツを着ること事態が久しぶりだったせいか、着なれてない感があり、落ち着かなかった
ただ、スーツを身にまとった時
光ママと出会い
過ごした日々を思い出した
ハイスタのライブ演奏が終わり、外に出ると
ライブハウスの外はたくさんのファンで溢れていた
木村と山下と俺は興奮覚めやらぬまま汗びっしりのTシャツ姿で、知らないファンの人たちと何故か一緒に写真を撮っていた
ライブ中に知り合い仲良くなった
「ライブ友達」だ
今みたいに携帯写メなんて当時はなく、誰もがアナログだった時代は、デジカメよりも使い捨てカメラを持参する人が多かった
俺も写真を撮りたくなり、隣のセブンイレブンに行き、使い捨てカメラを買ってまたみんなと写真を撮った
記念を作って、木村と山下に「また学校でな!!」と言ってライブハウスを後にした
帰り道、瞳に今日の出来事を電話で話すと、友達出来て良かったじゃん~♪といってくれた
「でも瞳が一番だかんねぇ?(笑)」
俺は主に釘を打たれた
帰りの終電に乗る為一旦電話を切り電車に乗ると、同じ車両にスケボーを持った人が居た
当時主流だった、ツイストパーマをかけ
ズボンは方裾をめくり、首に蛍光色のストラップを掛けている
カッコいいスケーターだなと思い
じっと見てたら振り返られて目が合った
眼力の強いイケメンさんだった
眼力が強すぎて俺は目を反らした
帰りの車中、瞳とショートメールのやり取りをしていたらあっという間に◯宮駅に着いた
俺が降りようとする時、そのイケメンさんも立ち上がり、同じ◯宮駅で降りた
瞬時に悟る
この人も◯宮駅のスケーターだと
誰か滑ってるんだと思い、いつもの場所に行くと
シュンさんが踊っていた
俺は挨拶をしに行くと、シュンさんがそのイケメンさんを呼んだ
「たかひで!!矢代くんてこの子だよ♪」
イケメンさんの正体は瞳の兄貴だった
びっくりして
すぐ頭を下げた
「君かぁ‼さっき電車乗ってたでしょ?カッコいいなと思って覚えてたよ」
そう言って瞳の兄貴のたかひでさんは、俺が着ていたマックダディのTシャツを触りだした
俺は黙っていた
「これちょうだい(笑)?」
俺は苦笑いした
「あっ、はい全然いいですよ (笑)汗びっしりなんで洗っていいすか?」
「嘘嘘(笑)冗談だよ‼ただ良いの着てんね~?瞳から色々聞いてるよ」
何を聞かされてるんだろう?
もちろん全部だろう
今までの行いを
全部だろう.....
「学校行ってないんでしょ今?何してたの?」
「あっ今日は水◯に行って、ハイスタのライブを見てきました」
たかひでさんが急に熱くなった
「ハイスタ!?見たの!?う~わっ‼やべぇ!!」
いっぱい質問攻めにあった
瞳との事は一切会話に出なかった
全部、ハイスタの話(笑)
「俺もみんなもよくライブ行くからさ、今度何か一緒に行こうぜ‼」
初対面は温かく受け入れられた
その後、たかひでさんはグラインドやスライド、憧れのキックフリップを見せてくれた
「うわぁ...すげぇ(驚)」
ビデオさながらだった
「いつもどのくらいやるんですか?」
どのくらいやったらこんなに上手くなれるのか知りたかった
「平日は終電まで水◯の常◯銀行前でやってるよ‼上手い人多いからさ」
たかひでさんは水◯で有名なスケーターたちと一緒にやっていた
このスポットは今でも有名だ
「今度来いよ‼連れてってやるよ‼」
「はい‼ありがとうございます‼」
たかひでさんが話を変え、少し違う雰囲気になった
「そういえばさ、学校で俺の地元のやつに目付けられてんだって?」
俺は少し落ちた様子で下向いて話をしていると、たかひでさんが怒り口調で言った
「高校入っとなめられたくねぇとか思って威張り出すんだよな本当、気に入らねぇ」
眼力が凄くてビビった
「呼び出してぶっ飛ばしといたからよ!もう気にしなくていいぞ?何かあったらぜってぇ言えよな?分かったか?」
瞳が言った意味深な発言はこれだったのか
俺はコクっとうなずいた
「妹宜しくな♪あいつ矢代くん?の事気に入ってるみたいだからよ!なんか色々飯食いとか連れてってあげてるみてぇで、ありがとうな♪」
いえいえ‼と恐縮しながら座ってその後も話をしていると、時計は真夜中になっていた
俺はたかひでさんと話をしている間、瞳から「何で返事ないの?」「どこにいるの?」「寝た?」とか内容のショートメールや着信が凄かったが
返すタイミングがなく、返信できないでいた
たかひでさんが帰るからと言って、シュンさんもみんなも帰ろうかとなり、駅を後にする
瞳に「おまえの兄貴に会ったわ」とショートメールを送り
新たな出会いを二つ迎えながら、今日もまた長い一日を終えた
家に付くと、ポストに手紙が届いていた
「大和田法律事務所」
忘れ去りたい過去に、また縛られようとしていた
ライブハウスの外はたくさんのファンで溢れていた
木村と山下と俺は興奮覚めやらぬまま汗びっしりのTシャツ姿で、知らないファンの人たちと何故か一緒に写真を撮っていた
ライブ中に知り合い仲良くなった
「ライブ友達」だ
今みたいに携帯写メなんて当時はなく、誰もがアナログだった時代は、デジカメよりも使い捨てカメラを持参する人が多かった
俺も写真を撮りたくなり、隣のセブンイレブンに行き、使い捨てカメラを買ってまたみんなと写真を撮った
記念を作って、木村と山下に「また学校でな!!」と言ってライブハウスを後にした
帰り道、瞳に今日の出来事を電話で話すと、友達出来て良かったじゃん~♪といってくれた
「でも瞳が一番だかんねぇ?(笑)」
俺は主に釘を打たれた
帰りの終電に乗る為一旦電話を切り電車に乗ると、同じ車両にスケボーを持った人が居た
当時主流だった、ツイストパーマをかけ
ズボンは方裾をめくり、首に蛍光色のストラップを掛けている
カッコいいスケーターだなと思い
じっと見てたら振り返られて目が合った
眼力の強いイケメンさんだった
眼力が強すぎて俺は目を反らした
帰りの車中、瞳とショートメールのやり取りをしていたらあっという間に◯宮駅に着いた
俺が降りようとする時、そのイケメンさんも立ち上がり、同じ◯宮駅で降りた
瞬時に悟る
この人も◯宮駅のスケーターだと
誰か滑ってるんだと思い、いつもの場所に行くと
シュンさんが踊っていた
俺は挨拶をしに行くと、シュンさんがそのイケメンさんを呼んだ
「たかひで!!矢代くんてこの子だよ♪」
イケメンさんの正体は瞳の兄貴だった
びっくりして
すぐ頭を下げた
「君かぁ‼さっき電車乗ってたでしょ?カッコいいなと思って覚えてたよ」
そう言って瞳の兄貴のたかひでさんは、俺が着ていたマックダディのTシャツを触りだした
俺は黙っていた
「これちょうだい(笑)?」
俺は苦笑いした
「あっ、はい全然いいですよ (笑)汗びっしりなんで洗っていいすか?」
「嘘嘘(笑)冗談だよ‼ただ良いの着てんね~?瞳から色々聞いてるよ」
何を聞かされてるんだろう?
もちろん全部だろう
今までの行いを
全部だろう.....
「学校行ってないんでしょ今?何してたの?」
「あっ今日は水◯に行って、ハイスタのライブを見てきました」
たかひでさんが急に熱くなった
「ハイスタ!?見たの!?う~わっ‼やべぇ!!」
いっぱい質問攻めにあった
瞳との事は一切会話に出なかった
全部、ハイスタの話(笑)
「俺もみんなもよくライブ行くからさ、今度何か一緒に行こうぜ‼」
初対面は温かく受け入れられた
その後、たかひでさんはグラインドやスライド、憧れのキックフリップを見せてくれた
「うわぁ...すげぇ(驚)」
ビデオさながらだった
「いつもどのくらいやるんですか?」
どのくらいやったらこんなに上手くなれるのか知りたかった
「平日は終電まで水◯の常◯銀行前でやってるよ‼上手い人多いからさ」
たかひでさんは水◯で有名なスケーターたちと一緒にやっていた
このスポットは今でも有名だ
「今度来いよ‼連れてってやるよ‼」
「はい‼ありがとうございます‼」
たかひでさんが話を変え、少し違う雰囲気になった
「そういえばさ、学校で俺の地元のやつに目付けられてんだって?」
俺は少し落ちた様子で下向いて話をしていると、たかひでさんが怒り口調で言った
「高校入っとなめられたくねぇとか思って威張り出すんだよな本当、気に入らねぇ」
眼力が凄くてビビった
「呼び出してぶっ飛ばしといたからよ!もう気にしなくていいぞ?何かあったらぜってぇ言えよな?分かったか?」
瞳が言った意味深な発言はこれだったのか
俺はコクっとうなずいた
「妹宜しくな♪あいつ矢代くん?の事気に入ってるみたいだからよ!なんか色々飯食いとか連れてってあげてるみてぇで、ありがとうな♪」
いえいえ‼と恐縮しながら座ってその後も話をしていると、時計は真夜中になっていた
俺はたかひでさんと話をしている間、瞳から「何で返事ないの?」「どこにいるの?」「寝た?」とか内容のショートメールや着信が凄かったが
返すタイミングがなく、返信できないでいた
たかひでさんが帰るからと言って、シュンさんもみんなも帰ろうかとなり、駅を後にする
瞳に「おまえの兄貴に会ったわ」とショートメールを送り
新たな出会いを二つ迎えながら、今日もまた長い一日を終えた
家に付くと、ポストに手紙が届いていた
「大和田法律事務所」
忘れ去りたい過去に、また縛られようとしていた
二度目の謹慎生活中に、俺の中でまた新たな出会いが生まれた
一人で水◯に行き、いつも歩くテリトリーより奥に進んでみようと、新しい水◯探検をしていた
遠くの交差点で、たくさんの人混みを発見した
何かやってんのかな?そう思って近くまで行くと、ライブハウスがあった
本日のLIVE
「Hi-STANDARD」making the road tour~
見たかった
たまらなく
人混みは当日券や入待ちをしていたファンだった
俺も思わず人混みにまぎれ、チケットが買えるものだと思っていた
牛乳配達で出たばかりのmaking the roadを毎日聴いてる俺は、生のハイスタを見てみたかった
しばらくして、当日券が販売されるかは始まってからじゃないと分からないと説明を受ける
それでも見てみたくて入口で待っていると
周囲のどよめきの中から、難波さんが歩いてきた
うわぁ!って、俺の心に衝動が走った
周囲のエールに送られながらライブハウスに入って行く
すぐさま当日券待ちの順番並びをしようと、隣のセブンイレブンに行きお菓子と飲み物を買って待つことにした
夜が近づくと、チケットを持って半袖ハーパンにタオル姿で入場を待つ人にあふれていて、その熱気にテンションが更に高まった
見れるかどうかも分からないのに
整理番号順に入場整理が始まる
物販は入った人にしか買えず、外にいる俺はとても悔しい思いをした
ふと周囲に目をやると、二人の男が俺を見ていて、あっ!?って顔をしている
誰?俺の事見てんのかな?そう思って思わず会釈をした
二人の男は俺の所まで来た
「矢代くんだよね‼」
失礼ながら聞いた
「ごめん、誰?」
「あっ、俺たち同じ学年なんだけど(焦)矢代くんとは同じクラスじゃないしわかんないよね(焦)」
同じ高校の同級生だった
山下と木村というが
俺は全く知らない存在だった
「あっ、ごめん分かんなくて、しゃべんのも初めてだよね?」
「うん、ただ矢代くんがよく喧嘩してるとこ見て顔は知ってたからさ、ハイスタ見るの?」
恥ずかしい知られようだ
◯◯やってて有名だはカッコいい気がする
けど喧嘩見られて知られましたはカッコわりぃし違う気がする
「いや、チケットなくてさ、ライブあるの少し前に知って、当日券待ってんだ」
「当日券多分ないよ‼今日兄貴が言ってた」
木村の兄貴はライブハウスの関係者だった
「マジか、持ってんの?」
「俺たちは持ってるよ‼けど物販は買えないかな、入るの最後だから」
チケット持ってたらいいじゃん、チケットなきゃ物販買えないしと思っていた
「そうかぁ、見たら感想聞かせてくれよ‼学校で会ったらよ」
木村がびっくりするような事を言ってきた
「頼んで入れてあげるよ♪」
「はっ!?」
言葉に困った
木村と山下はゲストパスを持っていた
木村は枠が余ってないかと兄貴に電話し始めた
木村がグーと拳を握って俺に合図した
「大丈夫だって‼ただライブ始まってからじゃないと入れないからね」
「マジかよ、おまえすげぇな!てか何でそこまでしてくれんだよ?」
「コア好きなんだろ?だからだよ♪」
この2000年頃俺はメロコア、ハードコア、パンク、スカというジャンルに取りつかれていた
この木村との出会いがまた、高校生活を更に変えた
俺たちはライブが始まるまでセブンイレブンでずっとハイスタについて語り合いながら、今か今かと待ち焦がれていた
木村が入口で警備スタッフに話かけ、もう入っていいって‼の呼び声で山下と俺は後に続いた
防音ドアの向こうで、「TURNING BACK」
の曲と共に歓声が沸き上がっていた
重いドアを開けると、びっくりするようなモッシュの光景が広がっていた
人の熱に埋もれながら、夢中になって声を上げ
木村が「ダイブする?」と耳打ちしてきて、山下と木村に担ぎ上げられ、人の波に乗せられた
解放感と気持ちよさに溢れ、大好きだった
「Dear My Friends」を聴いた
初めてのハイスタは、鳥肌しかなかった
胸いっぱいで過ごしたあの時間を
俺は一生忘れられない
「Dear My Friends」
~もし俺が泥にまみれたら、君は手を差し伸べてくれるよね?
またいつか会えるんだから
「さようなら」は言わないよ
親愛なる友よ
今でも君は自由なんだろ?
親愛なる友よ
俺の声は届いてる?
親愛なる友よ
Dear My Friendsの一部に、そんな歌詞がある
これは遠く離れた友に歌った曲だ
俺はこのハイスタのDear My Friendsを
木村に伝えたい
木村は青春真っ只中の23歳に白血病で亡くなった
一緒に行ったライブでいっぱい撮った木村との写真を見ると、本当に「ありがとう」しか残らねぇ
俺が初めてダチと呼べたやつで
もしかすっと瞳より一緒に居たかもしんねぇ
ダチでおまえ以上にウマが合ったやつは、俺には居なかったかもしんねぇ
喧嘩してもすぐ仲直りできたのも、おまえだけだったかもしんねぇ
木村
ありがとうな
ダチと呼ばせてくれて
俺の事を
ダチと呼んでくれて
本当に
ありがとうな
一人で水◯に行き、いつも歩くテリトリーより奥に進んでみようと、新しい水◯探検をしていた
遠くの交差点で、たくさんの人混みを発見した
何かやってんのかな?そう思って近くまで行くと、ライブハウスがあった
本日のLIVE
「Hi-STANDARD」making the road tour~
見たかった
たまらなく
人混みは当日券や入待ちをしていたファンだった
俺も思わず人混みにまぎれ、チケットが買えるものだと思っていた
牛乳配達で出たばかりのmaking the roadを毎日聴いてる俺は、生のハイスタを見てみたかった
しばらくして、当日券が販売されるかは始まってからじゃないと分からないと説明を受ける
それでも見てみたくて入口で待っていると
周囲のどよめきの中から、難波さんが歩いてきた
うわぁ!って、俺の心に衝動が走った
周囲のエールに送られながらライブハウスに入って行く
すぐさま当日券待ちの順番並びをしようと、隣のセブンイレブンに行きお菓子と飲み物を買って待つことにした
夜が近づくと、チケットを持って半袖ハーパンにタオル姿で入場を待つ人にあふれていて、その熱気にテンションが更に高まった
見れるかどうかも分からないのに
整理番号順に入場整理が始まる
物販は入った人にしか買えず、外にいる俺はとても悔しい思いをした
ふと周囲に目をやると、二人の男が俺を見ていて、あっ!?って顔をしている
誰?俺の事見てんのかな?そう思って思わず会釈をした
二人の男は俺の所まで来た
「矢代くんだよね‼」
失礼ながら聞いた
「ごめん、誰?」
「あっ、俺たち同じ学年なんだけど(焦)矢代くんとは同じクラスじゃないしわかんないよね(焦)」
同じ高校の同級生だった
山下と木村というが
俺は全く知らない存在だった
「あっ、ごめん分かんなくて、しゃべんのも初めてだよね?」
「うん、ただ矢代くんがよく喧嘩してるとこ見て顔は知ってたからさ、ハイスタ見るの?」
恥ずかしい知られようだ
◯◯やってて有名だはカッコいい気がする
けど喧嘩見られて知られましたはカッコわりぃし違う気がする
「いや、チケットなくてさ、ライブあるの少し前に知って、当日券待ってんだ」
「当日券多分ないよ‼今日兄貴が言ってた」
木村の兄貴はライブハウスの関係者だった
「マジか、持ってんの?」
「俺たちは持ってるよ‼けど物販は買えないかな、入るの最後だから」
チケット持ってたらいいじゃん、チケットなきゃ物販買えないしと思っていた
「そうかぁ、見たら感想聞かせてくれよ‼学校で会ったらよ」
木村がびっくりするような事を言ってきた
「頼んで入れてあげるよ♪」
「はっ!?」
言葉に困った
木村と山下はゲストパスを持っていた
木村は枠が余ってないかと兄貴に電話し始めた
木村がグーと拳を握って俺に合図した
「大丈夫だって‼ただライブ始まってからじゃないと入れないからね」
「マジかよ、おまえすげぇな!てか何でそこまでしてくれんだよ?」
「コア好きなんだろ?だからだよ♪」
この2000年頃俺はメロコア、ハードコア、パンク、スカというジャンルに取りつかれていた
この木村との出会いがまた、高校生活を更に変えた
俺たちはライブが始まるまでセブンイレブンでずっとハイスタについて語り合いながら、今か今かと待ち焦がれていた
木村が入口で警備スタッフに話かけ、もう入っていいって‼の呼び声で山下と俺は後に続いた
防音ドアの向こうで、「TURNING BACK」
の曲と共に歓声が沸き上がっていた
重いドアを開けると、びっくりするようなモッシュの光景が広がっていた
人の熱に埋もれながら、夢中になって声を上げ
木村が「ダイブする?」と耳打ちしてきて、山下と木村に担ぎ上げられ、人の波に乗せられた
解放感と気持ちよさに溢れ、大好きだった
「Dear My Friends」を聴いた
初めてのハイスタは、鳥肌しかなかった
胸いっぱいで過ごしたあの時間を
俺は一生忘れられない
「Dear My Friends」
~もし俺が泥にまみれたら、君は手を差し伸べてくれるよね?
またいつか会えるんだから
「さようなら」は言わないよ
親愛なる友よ
今でも君は自由なんだろ?
親愛なる友よ
俺の声は届いてる?
親愛なる友よ
Dear My Friendsの一部に、そんな歌詞がある
これは遠く離れた友に歌った曲だ
俺はこのハイスタのDear My Friendsを
木村に伝えたい
木村は青春真っ只中の23歳に白血病で亡くなった
一緒に行ったライブでいっぱい撮った木村との写真を見ると、本当に「ありがとう」しか残らねぇ
俺が初めてダチと呼べたやつで
もしかすっと瞳より一緒に居たかもしんねぇ
ダチでおまえ以上にウマが合ったやつは、俺には居なかったかもしんねぇ
喧嘩してもすぐ仲直りできたのも、おまえだけだったかもしんねぇ
木村
ありがとうな
ダチと呼ばせてくれて
俺の事を
ダチと呼んでくれて
本当に
ありがとうな
電話で言われた通り
次の日の夕方俺は瞳をデートに誘った
これを「強制命令」という
ドレイは主に逆らったり機嫌を損ねてはいけない
虐殺される恐れがあるからだ
待ち合わせ時間より基本の5分前行動を起こした俺は
主にふさわしいコジャレた格好で主の選択した◯宮駅で主の到着を待っていた
電車がやってきて「主」が到着した
主の私服を初めて見た
「ザ・ギャル!!」という身のまとい
それを見た俺は
「雰囲気全然違うな」
「何それ?どういう意味??」
「いや、なんか、すげぇ良い」
「本当!!?嬉しい~‼」
主は大変機嫌を良くした
これを、「社交辞令」という
社会に出て今もなお、俺はこの技を何度も使っている
「でもさ、結城本当に服好きだよね?いつもカッコいい‼」
奴隷はアメをもらった
「へへー!!!!!!!」
と頭を下げながら
「てかさ、どこ行く?」
「結城んちに決まってんじゃん」
瞳が直行宣言をした
「いいけど、ケバブ食わね?」
主におもてなしの料理を差し出した
「うまっ!!何これ!!!」
すげぇ喜んでいた
「ハマってんだよこれ、ピリ辛にしてもらうともっと上手い‼」
「えー‼じゃあ次はピリ辛で食べてみよ♪」
俺たちはケバブを片手に帰路を歩き出した
バイト先のスーパーに寄り、またお菓子だけ買って帰ろう?って話ながら
惣菜の先輩にまた会った
「お疲れ矢代くん‼あれっ?こないだの女の子とまた一緒だね♪」
自分の気持ちに正直になれた
「はい!彼女です‼」
瞳が照れていた
「なんだ言ってよぉ!こないだみたく店長いなきゃ何でもサービス出来んのにさ~、惣菜買ってくんなら半値くらい押せるから遠慮しないで言ってね?矢代くん一人暮らしなんだろ?」
優しい先輩に深々と礼を言ってまたプリングルスを買って家に帰った
「暇でしょ?」
瞳が聞いてきた
「朝夜以外はな、内心バイトが待ち遠しい、金も入るし退屈もしねぇ(笑)」
「瞳明後日コンビニのバイト受けるんだ♪瞳もリッチになる」
「お小遣い欲しいもんな♪初めて稼いでもらう給料って嬉しいぜ?」
瞳がうんうんとうなずく
「欲しい物がある」
瞳が目を合わせて笑った
「こないだ見てたエゴの服?」
瞳がニヤリとする
「内緒~♪」
どうやら違うようだ
人は単純な物に気付かない
家で腕枕をしながらテレビを見て何度かキスを重ねた
二人で一度見たスケボーのビデオも繰り返し見ながら、お互い一緒に居ることに満足していた
これが一人暮らしの最大のメリットだと思う
誰にも邪魔されない
高校生は大概ワンドリンクでファミレスやらマックやらで時間を過ごすやつが多い
その中で俺はワンドリンクでいつまでも居ることに対して否定的だった
飯食うとこで食いもん頼まず、飲み終わったコップをいつまでも置いて居座っているやつに
否定的だった
だからよくコーヒー飲みたくて瞳とドトール行った時も必ずサンドイッチとか頼んだ
店員にドリンクだけ?みたいな嫌な顔されたくなくて
最終電車の時刻も近くなり家を後にして、瞳をホームまで送った
「家に着いたら連絡してね」
と心配な気持ちだけを伝えて
電車に手を振り家まで歩いた
次の日の夕方俺は瞳をデートに誘った
これを「強制命令」という
ドレイは主に逆らったり機嫌を損ねてはいけない
虐殺される恐れがあるからだ
待ち合わせ時間より基本の5分前行動を起こした俺は
主にふさわしいコジャレた格好で主の選択した◯宮駅で主の到着を待っていた
電車がやってきて「主」が到着した
主の私服を初めて見た
「ザ・ギャル!!」という身のまとい
それを見た俺は
「雰囲気全然違うな」
「何それ?どういう意味??」
「いや、なんか、すげぇ良い」
「本当!!?嬉しい~‼」
主は大変機嫌を良くした
これを、「社交辞令」という
社会に出て今もなお、俺はこの技を何度も使っている
「でもさ、結城本当に服好きだよね?いつもカッコいい‼」
奴隷はアメをもらった
「へへー!!!!!!!」
と頭を下げながら
「てかさ、どこ行く?」
「結城んちに決まってんじゃん」
瞳が直行宣言をした
「いいけど、ケバブ食わね?」
主におもてなしの料理を差し出した
「うまっ!!何これ!!!」
すげぇ喜んでいた
「ハマってんだよこれ、ピリ辛にしてもらうともっと上手い‼」
「えー‼じゃあ次はピリ辛で食べてみよ♪」
俺たちはケバブを片手に帰路を歩き出した
バイト先のスーパーに寄り、またお菓子だけ買って帰ろう?って話ながら
惣菜の先輩にまた会った
「お疲れ矢代くん‼あれっ?こないだの女の子とまた一緒だね♪」
自分の気持ちに正直になれた
「はい!彼女です‼」
瞳が照れていた
「なんだ言ってよぉ!こないだみたく店長いなきゃ何でもサービス出来んのにさ~、惣菜買ってくんなら半値くらい押せるから遠慮しないで言ってね?矢代くん一人暮らしなんだろ?」
優しい先輩に深々と礼を言ってまたプリングルスを買って家に帰った
「暇でしょ?」
瞳が聞いてきた
「朝夜以外はな、内心バイトが待ち遠しい、金も入るし退屈もしねぇ(笑)」
「瞳明後日コンビニのバイト受けるんだ♪瞳もリッチになる」
「お小遣い欲しいもんな♪初めて稼いでもらう給料って嬉しいぜ?」
瞳がうんうんとうなずく
「欲しい物がある」
瞳が目を合わせて笑った
「こないだ見てたエゴの服?」
瞳がニヤリとする
「内緒~♪」
どうやら違うようだ
人は単純な物に気付かない
家で腕枕をしながらテレビを見て何度かキスを重ねた
二人で一度見たスケボーのビデオも繰り返し見ながら、お互い一緒に居ることに満足していた
これが一人暮らしの最大のメリットだと思う
誰にも邪魔されない
高校生は大概ワンドリンクでファミレスやらマックやらで時間を過ごすやつが多い
その中で俺はワンドリンクでいつまでも居ることに対して否定的だった
飯食うとこで食いもん頼まず、飲み終わったコップをいつまでも置いて居座っているやつに
否定的だった
だからよくコーヒー飲みたくて瞳とドトール行った時も必ずサンドイッチとか頼んだ
店員にドリンクだけ?みたいな嫌な顔されたくなくて
最終電車の時刻も近くなり家を後にして、瞳をホームまで送った
「家に着いたら連絡してね」
と心配な気持ちだけを伝えて
電車に手を振り家まで歩いた
