うちの通所に通う利用者様のご家族で、お迎えの時にご家族に朝の体温を伺うと…
『あ、すみません、測り忘れました』
『忙しくて測ってないです』
と答えられる方が何人かおられます。
コロナ禍でのご家庭での介護負担、私たち介護職員では本当に計り知れない現実だと思います。
身体や生活介護、精神的フォロー。
朝晩問わず、介護から離れられない毎日だと察しています。
ただ…
私たち介護施設では、日々来所される全ての利用者様方を守らなくてはいけない。
他の通所や訪問を利用されている方、ご家族に学生や通勤されている方がいらっしゃると、どうしても過敏に反応してしまう。
ご家庭での体調の変化は小さな手がかり。
感染すれば命を落としてしまう利用者様がいるかも知れない。
クラスターとなれば施設は閉鎖となり、その間の自宅での生活が正常に営む事が出来ない方も大勢の出てしまう。
守らなくてはいけない。
…でも。
常時介護に追われ疲れ果て、朝の検温を忘れてしまう利用者様の家族もいる。
朝の検温を訪ねると不機嫌になられるご家族もいる。
負担に感じる方もいる。
…本当に難しい問題。